第1章 続けるものと、やめるものを決める
何かを続けようとするとき、私たちは「どうすれば続けられるか」を考えます。
もっと時間を作る。
もっと習慣を整える。
もっと意志を強くする。
そうやって、続けるための方法を探します。
でも、ときには逆の方向から考えてみてもいいのです。
「そもそも、何を続ける必要があるのだろう。」
人生には、やりたいことがたくさんあります。
仕事もしたい。
勉強もしたい。
運動もしたい。
ブログも書きたい。
新しいことにも挑戦したい。
家族との時間も大切にしたい。
友人との付き合いも続けたい。
趣味も楽しみたい。
一つひとつを見れば、どれも悪いものではありません。
むしろ、「これもやりたい」「あれも続けたい」と思えることは、とても自然なことです。
問題は、それらを全部同時に続けようとしたときです。
使える時間には限りがあります。
体力にも限りがあります。
集中できる時間にも限りがあります。
それなのに、「大切なものは全部続けなければ」と考えてしまう。
すると、一つひとつに使える力が少なくなっていきます。
どれも少しずつ進んでいるけれど、どれも思うように進まない。
その状態になると、「自分は継続が苦手なのかもしれない」と感じることがあります。
でも、本当は継続力の問題ではないのかもしれません。
続けるものが多すぎるだけかもしれません。
例えば、昔から続けている習慣があるとします。
毎朝の読書。
週末の運動。
SNSへの投稿。
資格の勉強。
副業の作業。
始めたときには、それぞれに意味がありました。
でも、時間が経てば、自分の環境も変わります。
仕事が変わることもあります。
興味が変わることもあります。
大切にしたいものが変わることもあります。
それなのに、「一度始めたから」という理由だけで、すべてを続けようとする必要はありません。
続けてきたことと、これからも続けることは、同じではないのです。
ここは、継続について考えるうえで、とても大切なところです。
私たちは「続けること」を良いことだと考えがちです。
だから、一度始めたものをやめると、「途中で投げ出した」と感じることがあります。
「せっかくここまで続けたのだから。」
「もう少し続ければ結果が出るかもしれない。」
「やめたら今までの努力が無駄になる。」
そんなふうに考えて、必要のなくなったものまで抱え続けてしまう。
でも、これまで続けた時間が無駄になるわけではありません。
そこで得た経験は残ります。
身につけた知識も残ります。
自分に合わなかった方法を知ることも、一つの経験です。
だから、「やめる=全部無駄になる」と考えなくていい。
むしろ、今まで続けてきたからこそ、「これはもう続けなくてもいい」と気づけることがあります。
その気づきも、継続してきたからこそ得られたものです。
SINGLESELFが大切にしている「引き算」という考え方も、ここにつながります。
何かを続けるために、さらに何かを足すのではありません。
続けたいものを残すために、続けなくてもいいものを減らす。
この視点が必要なのです。
例えば、三つのことを毎日続けていて、すべてが苦しくなっているとします。
そのとき、「もっと効率よく三つを続ける方法」を探すこともできます。
でも、二つに減らすという選択もあります。
一つをやめれば、その分だけ時間が生まれます。
一つを減らせば、残った二つに集中できます。
そして、その二つを無理なく続けられるようになるかもしれません。
継続とは、数を増やしていくことではありません。
自分にとって大切なものを、長く残していくことでもあります。
だからこそ、ときどき「続けるもの」を見直してみる。
今も本当に大切なのか。
今の自分に必要なのか。
続けることで、自分の人生が少し良くなっているのか。
逆に、続けることで時間や気力を奪われていないか。
そうやって考えてみる。
答えが「今も続けたい」なら、そのままでいい。
「少し減らしたい」なら、頻度を下げてもいい。
「もう必要ない」と思うなら、やめてもいい。
どれも間違いではありません。
大切なのは、惰性で続けるのではなく、自分で選び直すことです。
そして、選び直すことは、一度だけで終わりではありません。
今は大切でも、数か月後には必要なくなるかもしれません。
逆に、今はできなくても、生活が変わればまた始めたくなるかもしれません。
だから、「一度決めたら一生続ける」と考えなくていい。
その時々の自分に合わせて、残すものを変えていいのです。
人生の時間は有限です。
だからこそ、何を続けるかだけではなく、何を続けないかも決めておく。
それによって、本当に残したいものに使える時間が生まれます。
続けるために、全部を抱えなくていい。
一つ減らしてもいい。
一つ手放してもいい。
そうして空いた場所に、本当に大切なものを残していけばいいのです。
継続にも、引き算が必要です。
そして、自分にとって何を残すのかを決めることは、自分の人生を何に使うのかを決めることでもあります。
第2章 続けるか迷ったら、自分に問いかける
「これは、このまま続けたほうがいいのだろうか。」
何かを続けていると、そんなふうに迷うことがあります。
始めたときは楽しかったのに、最近は少し苦しくなってきた。
でも、ここでやめたら今までの努力が無駄になるような気もする。
そんなとき、すぐに「続ける」か「やめる」かを決めなくても大丈夫です。
まずは、自分にいくつか問いかけてみる。
「今も、これを続けたいと思っているだろうか。」
とてもシンプルな質問ですが、意外と大切です。
「始めたから続けている。」
「周りもやっているから続けている。」
「途中でやめるのが嫌だから続けている。」
そんな理由になっていないでしょうか。
本当はもう必要なくなっているのに、「続けることは良いこと」という考えだけで抱えていることもあります。
だから、まずは「今の自分が本当に続けたいのか」を見てみる。
もちろん、「好きだから続ける」だけが理由でなくてもいいのです。
仕事につながる。
将来のためになる。
少しずつ成長を感じる。
大切な人との時間を守るために必要。
そういう理由でも構いません。
大切なのは、今の自分にとって続ける意味があるかどうかです。
次に考えてみたいのが、「これを続けることで、何が残っているか」です。
時間を使っている。
お金を使っている。
体力を使っている。
それでも、その先に知識や経験が残っているなら、続ける意味があるかもしれません。
ブログを書くことで文章力が身につく。
運動することで体を動かす習慣が身につく。
勉強することで新しい知識が増える。
こうしたものは、すぐに結果が出なくても、自分の中に残っていきます。
一方で、続けているのに、ただ時間だけが消えているものもあります。
何となくSNSを見続ける。
必要以上に情報を集め続ける。
惰性で参加している集まりに毎回顔を出す。
こうしたものは、「続けている」というより、ただ手放せなくなっているだけかもしれません。
だから、もう一つ問いかけてみる。
「これを続けることで、自分には何が残っているだろう。」
この質問をすると、続ける価値のあるものと、惰性で抱えているものが少し見えやすくなります。
そして、もう一つ大切なのが、「続けることで何を失っているか」です。
何かを続けるということは、その時間を別のことには使えないということでもあります。
ブログを書く時間があれば、休む時間は減るかもしれません。
副業を続ければ、家族と過ごす時間が減るかもしれません。
付き合いを続ければ、自分一人で過ごす時間が減るかもしれません。
だから、「これは良いことだから続ける」とだけ考えない。
「これを続けることで、自分は何を減らしているだろう。」
そこまで考えてみることが大切です。
何かを選ぶということは、同時に何かを選ばないということでもあります。
だからこそ、続けるものを決めるときには、その裏側にあるものも見ておく。
例えば、毎日SNSに投稿することが自分にとって大切だとします。
でも、そのために睡眠時間を削っているなら、少し考える必要があります。
投稿頻度を下げる。
週に数回にする。
内容を簡単にする。
そんな選択もできます。
「続ける」か「完全にやめる」かの二択ではありません。
続け方を変えることも、取捨選択の一つです。
これは、SINGLESELFの「引き算」という考え方にもつながります。
何かをやめることだけが、引き算ではありません。
頻度を減らす。
量を減らす。
関わる時間を減らす。
そうやって、自分にとってちょうどいいところまで軽くすることもできます。
例えば、毎日一時間勉強することが負担なら、週三回にする。
毎週参加している集まりが重いなら、月に一度にする。
完全に手放さなくても、少し薄くするだけで余白が生まれることがあります。
そして、その余白ができることで、本当に続けたいものに力を使えるようになります。
ここで、もう一つ問いかけてみてください。
「もし今日初めてこれを知ったとしても、自分は始めたいだろうか。」
これは、惰性で続けているものを見つけるための質問です。
昔の自分が始めた理由と、今の自分が始める理由は違うかもしれません。
以前は必要だった。
以前は楽しかった。
以前は時間があった。
でも、今は違う。
それなら、今の自分に合わせて選び直していいのです。
過去の自分が選んだものを、現在の自分が必ず引き継がなければならないわけではありません。
人は変わります。
生活も変わります。
大切にしたいものも変わります。
だから、続けるものも変わっていい。
そして、やめることに迷ったときは、「今までの努力が無駄になる」と考えすぎないことです。
その時間に得たものまで消えるわけではありません。
経験は残ります。
知識も残ります。
「これは自分には合わなかった」と分かったことも、これからの選択に役立ちます。
だから、やめることは過去を否定することではありません。
これまでの経験を持ったまま、これからの時間を選び直すことです。
続けるか迷ったときは、無理に答えを急がなくてもいい。
少し頻度を下げてみる。
一度休んでみる。
別のことに時間を使ってみる。
そうすると、離れてみて初めて「やっぱり続けたい」と気づくこともあります。
逆に、離れてみたことで「なくても困らない」と分かることもあります。
その感覚も、自分にとって大切な判断材料です。
だから、継続を考えるときには、「続けることが正しいか」だけを考えない。
「今の自分にとって、何を残したいのか。」
そこから考えてみる。
残したいものが見えてくれば、自然と減らすものも見えてきます。
続けるものを選ぶということは、人生の中に残したいものを選ぶことです。
そして、選ばなかったものがあるからこそ、残したものを大切にできます。
全部を続けなくていい。
全部を抱えなくていい。
今の自分に必要なものを残し、それ以外は少しずつ軽くしていく。
継続とは、すべてを守り続けることではありません。
自分にとって大切なものを、長く残していくことです。
第3章 やめることも、継続の一部にする
「続ける」と聞くと、私たちは何となく前向きなイメージを持ちます。
途中でやめない。
最後までやり切る。
一度決めたことを守る。
もちろん、こうした姿勢が必要な場面もあります。
でも、人生のすべてに「最後まで続けること」が必要なのでしょうか。
例えば、始めてみたけれど、自分には合わなかった仕事があります。
何か月か続けてみたけれど、思っていたものと違った趣味もあるかもしれません。
頑張って勉強してみたけれど、今の自分には必要ないと気づくこともあります。
そんなとき、「一度始めたのだから、最後まで続けなければ」と考えてしまうと、必要以上に時間を使うことになります。
そして、やめることができないまま、本当に大切なものに使える時間まで少なくなってしまいます。
だからこそ、継続について考えるときには、「何を続けるか」と同じくらい、「何をやめるか」も大切です。
やめることは、必ずしも失敗ではありません。
むしろ、自分に合わないものを手放すことで、残したいものに集中できるようになります。
例えば、毎日SNSを更新していたとします。
最初は楽しかった。
反応もあった。
新しい人とつながることもできた。
でも、しばらく続けてみると、投稿することばかりが気になってしまう。
何を投稿するか考える時間が増える。
反応を確認する時間も増える。
他の人の投稿と比べる時間まで増えていく。
それによって、本当にやりたかったブログを書く時間がなくなっている。
そんな状態なら、SNSを毎日続けることにこだわる必要はありません。
投稿頻度を減らしてもいい。
一度休んでもいい。
別の方法に切り替えてもいい。
そうすることで、ブログに使える時間が戻ってくるかもしれません。
一つをやめることで、別の一つを続けられることがあります。
これは、継続の矛盾しているようで、とても大切なところです。
全部を続けようとすると、どれも中途半端になってしまうことがあります。
だから、何かを残したいなら、何かを手放す必要がある。
時間も、体力も、集中力も無限ではありません。
自分が持っているものには限りがあります。
だからこそ、「続けるものを増やす」のではなく、「続けたいものを守るために減らす」という考え方が必要になります。
SINGLESELFの「引き算」は、ここでも大きな意味を持ちます。
何かを足せば、人生が良くなるとは限りません。
新しい習慣を増やす。
新しい勉強を始める。
新しい仕事を増やす。
新しい人間関係を広げる。
そうやって増やしていけば、最初は充実しているように感じるかもしれません。
でも、増やしたものには、それぞれ時間が必要です。
一つ増やすたびに、どこかから時間を持ってこなければなりません。
だから、増やす前に一度考えてみる。
「これを続けるために、何を減らせるだろう。」
この問いを持っているだけでも、選択の仕方は変わります。
例えば、新しい勉強を始めたいなら、今やっている勉強の中から一つ減らせないか考える。
副業を始めたいなら、必要以上に見ているSNSの時間を減らす。
ブログを続けたいなら、ブログとは関係のない情報収集を減らす。
運動を続けたいなら、予定を詰め込みすぎない。
こうして考えると、「何かを始める」ということは、「何かをやめる」ということとセットになっていることが分かります。
だから、やめることを悪いことにしなくていい。
むしろ、大切なものを続けるために、必要のないものを手放す。
それも一つの継続です。
ただし、ここで注意したいことがあります。
「やめる」と「逃げる」は、いつも同じではありません。
少し苦しくなったから、すぐにやめる。
結果が出る前に、毎回やめる。
これでは、何も積み上がらなくなってしまうかもしれません。
だからこそ、前の章で考えたように、「今の自分にとって続ける意味があるか」を考えることが大切です。
やめたい理由が、ただ一時的に疲れているからなのか。
それとも、長く考えたうえで「もう必要ない」と感じているのか。
そこを分けて考えてみる。
疲れているだけなら、まず休んでみる。
やり方が合わないなら、やり方を変えてみる。
それでも必要ないと思うなら、やめてもいい。
この順番を持っておくと、「やめる」という判断にも少し余裕が生まれます。
そして、やめるときに忘れてはいけないのが、「ここまで続けた時間は無駄ではない」ということです。
例えば、半年間ブログを書いて、その後やめたとします。
ブログをやめたからといって、半年間の経験が消えるわけではありません。
文章を書く力。
情報を整理する力。
読者について考えた経験。
記事を公開した経験。
それらは、別の場所でも使えるかもしれません。
運動をやめたとしても、体を動かす習慣を知ったことは残ります。
勉強をやめたとしても、そこで覚えた知識が消えるわけではありません。
人との付き合いを減らしたとしても、そこで得た経験までなくなるわけではありません。
だから、やめることは過去を捨てることではないのです。
過去から得たものを持ったまま、これから使う時間を選び直すことです。
これは、SINGLESELFが考える「資産」にもつながっています。
すべての経験が、そのまま成果になるわけではありません。
でも、経験したこと。
試したこと。
失敗したこと。
やめたこと。
それらは、次の選択をするときの判断材料になります。
「これは自分には合わなかった。」
そう分かることも、一つの収穫です。
だから、「やめた=失敗」と考えなくていい。
その経験を次にどう使うかを考えればいいのです。
そして、ときには「続けない」と決めることで、初めて見えてくるものがあります。
時間に余裕ができる。
気持ちに余裕ができる。
別のことに集中できる。
そこで初めて、「自分が本当にやりたかったのはこれだった」と気づくこともあります。
何かを手放したことで、自分の本音が見えてくることもあるのです。
だから、継続を考えるときは、「何を長く続けるか」だけを考えなくていい。
「何を手放せば、本当に残したいものを続けられるか。」
そこまで考えてみる。
そうすると、継続は「我慢して続けること」ではなくなります。
自分にとって必要なものを残し、必要のなくなったものを手放していく。
その繰り返しになります。
人生は、ずっと同じものを持ち続けることではありません。
必要になれば、何かを始める。
必要がなくなれば、何かをやめる。
そして、また必要になれば、もう一度始めてもいい。
そのくらい柔軟でいいのです。
続けることにこだわりすぎない。
それが、長く続けるための一つの方法なのかもしれません。
何でも続けようとすると、続けたいものまで苦しくなります。
だから、時々見直してみる。
これは今も必要だろうか。
これは今も続けたいだろうか。
これをやめたら、何が残るだろうか。
そんな問いを持って、自分の時間を整理してみる。
そして、残したいものが見つかったら、それを大切にする。
そのために、必要のないものは手放していい。
やめることは、継続の反対ではありません。
本当に続けたいものを守るための、継続の一部です。
第4章 残したものに、時間を使う
何かをやめると、時間が生まれます。
毎日見ていたSNSを減らす。
必要以上の情報収集をやめる。
惰性で参加していた予定を減らす。
すると、それまで使っていた時間が少しずつ戻ってきます。
でも、ここで大切なのは、その時間をどう使うかです。
せっかく生まれた時間を、また別のことですべて埋めてしまったら、引き算をした意味がなくなってしまいます。
だから、何かを減らしたあとには、「残したものに時間を使う」という意識が必要になります。
例えば、SNSを見る時間を一日30分減らしたとします。
その30分を、また別の動画を見る時間に使うこともできます。
それが本当に自分にとって必要なら、それでもいい。
でも、もし「もっと自分のために使いたい」と思うなら、その30分を別の場所に移してみる。
本を読む。
ブログを書く。
運動する。
家族と話す。
何もせずに休む。
何を選んでもいいのです。
大切なのは、自分で選んだ時間として使うことです。
時間がないと思っているとき、私たちは「もっと時間を増やさなければ」と考えます。
朝早く起きる。
睡眠時間を削る。
予定を効率化する。
一日の中に新しい時間を作る。
もちろん、それでうまくいくこともあります。
でも、時間を増やす前に、「今ある時間を何に使っているのか」を見直すこともできます。
一日に24時間あることは変えられません。
だからこそ、使っている時間の中から、必要のないものを少し減らす。
それだけでも、時間の使い方は変わります。
例えば、毎日30分SNSを見ているなら、一週間で3時間半になります。
そのすべてをやめる必要はありません。
15分に減らすだけでもいい。
それだけで、一週間に1時間以上の余白が生まれます。
その時間を何に使うかは、自分で決めればいい。
小さな時間でも、積み重なれば大きな違いになります。
そして、ここで重要なのは、「空いた時間を必ず生産的に使わなければ」と考えないことです。
時間ができたら、勉強しなければ。
ブログを書かなければ。
運動しなければ。
そんなふうに考えてしまうと、せっかく作った余白まで新しい義務になってしまいます。
休むために時間を使ってもいい。
何もしないために時間を使ってもいい。
好きなことを楽しむために使ってもいい。
余白は、何かを生み出すためだけにあるものではありません。
自分の人生を、自分のために使うためにもあります。
だから、続けるものを選ぶときには、「何を続けるか」だけではなく、「それにどれくらい時間を使いたいか」まで考えてみるといいでしょう。
ブログを毎日更新する必要がないなら、週に三回にする。
運動を毎日する必要がないなら、週に二回にする。
勉強も、一日一時間ではなく、30分にする。
そうすると、続けたいものを残しながら、生活に余白をつくることができます。
これは、継続を弱くすることではありません。
むしろ、長く続けるために、使う時間を適切にすることです。
何か一つに時間を使いすぎれば、それ以外のものが苦しくなります。
仕事だけ。
副業だけ。
勉強だけ。
SNSだけ。
どれか一つに偏りすぎると、生活全体のバランスが崩れてしまうことがあります。
だから、自分にとって大切なものをいくつか残し、それぞれに無理のない時間を配分する。
それでいいのです。
そして、ときには「今はこれに時間を使わない」と決めることも必要です。
今月はブログに集中する。
今週は家族との時間を優先する。
今は勉強より休息を選ぶ。
そうやって、その時々で優先順位を変えてもいい。
人生は、毎日同じことを同じ割合で続ける必要はありません。
忙しい時期もあれば、余裕のある時期もあります。
だから、時間の使い方も変わっていい。
SINGLESELFが大切にしている「引き算」は、単純に何かを減らして終わりではありません。
減らしたことで生まれた余白を、自分にとって大切なものに戻していく。
そこまで含めて、引き算です。
情報を減らしたなら、自分で考える時間を増やす。
人間関係を減らしたなら、大切な人との時間を増やす。
予定を減らしたなら、一人で過ごす時間を増やす。
仕事を減らしたなら、自分が本当にやりたいことに使う。
そうやって、空いた場所に「自分にとって大切なもの」を置いていく。
引き算の目的は、空っぽになることではありません。
本当に必要なものを残すことです。
だから、何かをやめるときに、「何を失うか」だけを考えなくてもいい。
「何が戻ってくるか」を考えてみる。
時間が戻ってくる。
集中力が戻ってくる。
気持ちの余裕が戻ってくる。
そして、自分の人生を自分で選んでいる感覚も、少しずつ戻ってくるかもしれません。
これは、継続にもつながっています。
続けたいものを続けるには、それに使う時間が必要です。
だから、続けたいものが見つかったら、それを続けられるだけの余白を残しておく。
何でも続けようとしない。
何でも抱え込まない。
何でも予定に入れない。
そうすることで、本当に残したいものを守ることができます。
例えば、ブログを続けたいと思っているなら、「ブログを書く時間を作る」だけではなく、「ブログを書く時間を奪っているものを減らす」ことも考えてみる。
SNSを見る時間を減らす。
必要以上の情報収集を減らす。
完璧に記事を書こうとすることを減らす。
そうすると、ブログを書くための余白が自然に生まれてきます。
これが、SINGLESELFらしい継続の考え方です。
頑張る量を増やすのではなく、邪魔しているものを減らす。
続けたいものを守るために、周りのものを少しずつ軽くしていく。
そう考えると、「やめる」という選択にも違う意味が見えてきます。
何かをやめることは、人生を小さくすることではありません。
むしろ、自分にとって大切なものに使える時間を増やすことがあります。
全部を続けなくていい。
全部を大切にしなくていい。
全部に時間を使わなくていい。
限られた時間だからこそ、自分で使い道を選んでいいのです。
そして、その選択は何度でも変えていい。
今はブログに時間を使う。
来月は家族との時間を増やす。
今週は仕事を優先する。
来週は少し休む。
そのときの自分に必要なものを選び直していけばいい。
継続とは、同じものに同じ時間を使い続けることではありません。
自分にとって大切なものを、その時々に合わせて守り続けることです。
だからこそ、何を続けるかを考えるときには、何を減らすかも一緒に考えてみてください。
一つ減らす。
すると、少し時間が生まれる。
その時間を、自分が残したいものに使う。
それを繰り返していく。
そうすれば、毎日を埋め尽くさなくても、自分にとって大切なものは少しずつ育っていきます。
続けるために必要なのは、もっと多くのことを抱えることではありません。
残したいものに、ちゃんと時間を渡せる人生をつくることです。
第5章 続けるものを、自分で選び続ける
ここまで、「何を続けるか」について考えてきました。
毎日続けなくてもいい。
休んでもいい。
途中でやり方を変えてもいい。
そして、ときには、やめてもいい。
こう考えると、「継続」という言葉のイメージが少し変わってきます。
継続とは、一度決めたことを何があっても守り続けることではありません。
今の自分にとって大切なものを、何度でも選び直していくことです。
人生では、環境が変わります。
仕事が変わる。
住む場所が変わる。
家族との関係が変わる。
自分の興味も変わります。
体力も変わります。
大切にしたいものも変わります。
だから、昔の自分に合っていた続け方が、今の自分にも合うとは限りません。
以前は毎日できたことが、今は週に一度しかできないかもしれない。
それでもいいのです。
ペースが変わったからといって、続ける価値までなくなったわけではありません。
むしろ、今の生活に合わせて続け方を変えることは、継続を大切にしているからこそできることです。
そして、ときには「これはもう続けなくていい」と決めることも必要です。
昔は大切だった。
でも、今は違う。
それなら、手放してもいい。
その時間を、今の自分が大切にしたいものに使えばいいのです。
やめることは、過去を否定することではありません。
これまでの経験を持ったまま、これからの時間を選び直すことです。
ここに、SINGLESELFの「引き算」という考え方があります。
何かを増やして人生を良くしようとすると、終わりがありません。
もっと勉強する。
もっと働く。
もっと稼ぐ。
もっと人脈を増やす。
もっと習慣を増やす。
もちろん、必要なものを増やすこともあります。
でも、増やすほど、管理するものも増えていきます。
時間も必要になります。
体力も必要になります。
集中力も必要になります。
だから、ときには逆方向から考える。
「何を増やせばいいか」ではなく、「何を減らせばいいか」。
この問いを持つだけで、毎日の見え方が少し変わります。
続けたいものがあるなら、それを邪魔しているものを減らす。
やりたいことがあるなら、必要のない予定を減らす。
集中したいなら、余計な情報を減らす。
休みたいなら、無理な付き合いを減らす。
そうやって余白をつくる。
その余白に、自分が残したいものを置いていく。
これが、SINGLESELFの考える「継続の引き算」です。
すべてを続けなくていい。
すべてを抱えなくていい。
すべてのチャンスを追いかけなくていい。
今の自分に必要なものを残し、それ以外は少しずつ手放していく。
そうすれば、自分が本当に続けたいものに、時間と気持ちを使えるようになります。
そして、続けるものを選ぶときには、「一生続ける」と考えなくてもいい。
今月は続ける。
今年は続ける。
今の自分に必要だから続ける。
それくらいでも十分です。
未来の自分がどう考えるかは、未来の自分に任せればいい。
今の自分は、今の自分に必要なものを選ぶ。
そして、未来の自分が違うと思ったら、また選び直せばいい。
継続に、永遠の約束はいりません。
必要なのは、その時々の自分が「これを残したい」と思えるものを選ぶことです。
だから、途中で迷ってもいい。
少し休んでもいい。
やり方を変えてもいい。
ときには、やめてもいい。
それでも、本当に大切だと思うものなら、また戻ってくればいいのです。
そして、戻ってきたときには、以前と同じやり方をする必要もありません。
今の自分に合う形に変えていい。
一時間だったものを30分にする。
毎日だったものを週に三回にする。
一人でやっていたものを誰かと一緒にやる。
そんな小さな変更でも、継続はまた動き始めます。
だから、「昔の自分と同じようにできない」と悩まなくていい。
今の自分が続けられる形をつくればいいのです。
そして、そのためには、何度でも自分に問いかけることです。
これは今も必要だろうか。
これは今も続けたいだろうか。
これを続けることで、何が残るだろうか。
これを続けることで、何を失っているだろうか。
もしこれをやめたら、何ができるようになるだろうか。
そんな問いを持って、自分の時間を見直していく。
すると、「続けなければ」という義務ではなく、「続けたい」という意思で選べるようになります。
それは、とても大きな違いです。
義務で続けているものは、苦しくなったときに自分を責める材料になります。
でも、自分で選んで続けているものなら、必要に応じてやり方を変えることができます。
休むこともできます。
減らすこともできます。
やめることもできます。
そして、本当に必要なら、また戻ることもできます。
自分で選んでいるからこそ、続け方にも自由があります。
これが、今回の「継続の取捨選択」で伝えたいことです。
続けることだけが正解ではありません。
やめることだけが正解でもありません。
大切なのは、自分の人生の中で、何を残したいのかを考えることです。
そのために、何かを減らす。
必要のないものを手放す。
時間を取り戻す。
そして、残したものに時間を使う。
その繰り返しで、自分の人生は少しずつ整理されていきます。
最初から完璧に決めなくてもいい。
今日一つ減らしてもいい。
一つだけ続けるものを決めてもいい。
それだけでも十分です。
そして、また迷ったら、もう一度選び直せばいい。
人生は、一度決めたことを最後まで守るためだけにあるのではありません。
自分にとって大切なものを、その時々で選び直しながら生きていくものです。
続けるものが変わってもいい。
やめるものがあってもいい。
休む時期があってもいい。
それでも、自分が大切にしたいものを見失わなければいいのです。
全部を続けなくていい。
全部を持っていなくていい。
全部を頑張らなくていい。
残したいものを、自分で選ぶ。
そして、それを続けるために、必要のないものを一つずつ減らしていく。
それが、SINGLESELFの考える「継続」です。
続けるとは、何もやめないことではありません。
本当に続けたいものを、何度でも自分で選び直すことです。
コメント Comments
コメント一覧
コメントはありません。
トラックバックURL
http://akusokuzan116.com/continue-what-matters/trackback/