毎日更新の裏側で、擦り切れていた私へ。インプットの時間をあきらめない。毎日ブログを書きながら、リアルタイムで「自動販売機型メディア」を組み立てる現在進行形の実験室。

【第3回】続かないのは意志のせい?環境を整える「継続の技術」

【第3回】続かないのは意志のせい?環境を整える「継続の技術」

第1章 続けられる人は、意志が強いとは限らない

「続けるには、強い意志が必要だ。」

そう思っている人は、

多いかもしれません。

 

毎日ブログを書く。

毎日運動する。

毎日勉強する。

毎朝早く起きる。

 

こうしたことを続けられる人を見ると、

「自分より意志が強いんだ。」

と思ってしまう。

 

でも、

本当にそうでしょうか。

 

例えば、

毎朝運動している人がいるとします。

 

その人は、

毎朝5時に起きて、

眠いのを我慢しながら、

気合いで運動しているのでしょうか。

 

もちろん、

そういう日もあるかもしれません。

 

でも、

実際には、

前日の夜に運動着を用意している。

 

起きたらすぐ着替えられるようにしている。

 

運動する場所を決めている。

 

朝の予定に運動を組み込んでいる。

 

そうやって、

「運動するかどうか」を、

毎朝考えなくていい状態をつくっているのかもしれません。

 

これは、

ブログでも同じです。

 

「今日はブログを書くぞ。」

と毎日気合いを入れるより、

決まった曜日に、

決まった場所で、

パソコンを開く。

 

書くテーマも、

前もっていくつか用意しておく。

 

最初の10分だけ、

文章を書く。

 

そうすると、

「やるか、やらないか。」

を考える回数が減っていきます。

 

ここが、

とても大切です。

 

続けることを、意志の強さだけで解決しようとしない。

 

人間の意志には、

波があります。

 

元気な日もあれば、

疲れている日もある。

 

やる気がある日もあれば、

何もしたくない日もある。

 

仕事で嫌なことがあった日もあれば、

予定が多くて余裕がない日もある。

 

そんな毎日の中で、

いつでも同じ強さの意志を持つことは、

簡単ではありません。

 

だからこそ、

「意志を強くする。」

ことだけを考えるのではなく、

「意志が弱い日でもできる環境をつくる。」

という発想が必要になります。

 

例えば、

読書を続けたいなら、

本を本棚の奥にしまっておくより、

いつも座る場所の近くに置いておく。

 

勉強を続けたいなら、

机の上を毎回片付けてから始めるのではなく、

必要なものをすぐ使える状態にしておく。

 

運動をしたいなら、

運動着をしまい込むのではなく、

すぐ着られる場所に置いておく。

 

ブログを書きたいなら、

パソコンを開いて、

すぐ文章を書ける状態にしておく。

 

一つひとつは、

とても小さなことです。

 

でも、

続けるときには、

この「小さな面倒」が意外と大きな壁になります。

 

パソコンを開く。

 

ファイルを探す。

 

テーマを決める。

 

資料を探す。

 

机を片付ける。

 

こうした準備を毎回繰り返していると、

それだけで疲れてしまいます。

 

だから、

引き算してみる。

 

続けたいことそのものを減らすのではなく、

続けるまでに必要な手間を減らす。

 

これも、

SINGLESELFの「引き算」です。

 

私たちは、

何かを続けようとすると、

すぐに新しい方法を足そうとします。

 

新しいアプリを入れる。

 

便利な道具を買う。

 

細かい目標を設定する。

 

記録を始める。

 

習慣化の方法を調べる。

 

もちろん、

役立つものもあります。

 

でも、

気づけば、

続けるための準備ばかり増えている。

 

これでは、

本来やりたかったことが、

どんどん遠くなってしまいます。

 

だから、

最初に考えたいのは、

「何を足せば続けられるか。」

ではありません。

 

「何を減らせば、もっと簡単に始められるか。」

です。

 

例えば、

ブログを書くために、

毎回完璧な構成を考えているなら、

まずはタイトルだけ決める。

 

運動をするために、

毎回一時間確保しようとしているなら、

10分だけにする。

 

勉強を始める前に、

机を完璧に整えているなら、

必要なものだけ残しておく。

こうやって、

始めるまでの距離を短くする。

 

すると、

「やらなければ。」

と自分を説得する必要が、

少しずつ減っていきます。

 

ここで、

一つ考えてみてください。

 

あなたが続けたいことを、

始めるまでに、

いくつの手順がありますか。

 

そして、

その中に、

本当に必要なものは、

どれくらいあるでしょうか。

 

もしかすると、

続かない原因は、

あなたの意志ではなく、

始めるまでの環境にあるかもしれません。

 

やる気がないからできない。

 

意志が弱いから続かない。

 

自分は三日坊主だから仕方ない。

 

そう決めつける前に、

一度、

環境を見直してみる。

 

「もっと簡単に始められないか。」

「面倒な準備を減らせないか。」

「迷わず始められる場所をつくれないか。」

 

そう考えてみるだけでも、

続けることは変わってきます。

 

続けるために必要なのは、

いつでも頑張れる自分をつくることではありません。

 

頑張れない日でも、

自然に一歩を踏み出せる環境をつくることです。

 

意志を鍛える前に、

環境を整える。

 

自分を責める前に、

続けにくくしているものを減らす。

 

それだけでも、

継続は少し軽くなります。

 

そして、

この「環境を整える」という考え方は、

何か特別な仕組みをつくることではありません。

 

自分が続けたいことを、

少しだけやりやすくする。

 

その小さな工夫から、

始めればいいのです。

第2章 「いつ・どこで・何をするか」を決めておく

続けたいことがあるなら、

「やる気が出たらやる。」

という状態から、

少しだけ離れてみてください。

 

やる気は、

毎日同じようには出てきません。

 

朝はやる気があったのに、

仕事が終わるころには、

もう何もしたくない。

 

休日になったらやろうと思っていたのに、

気づいたら一日が終わっている。

 

そんなことは、

珍しくありません。

 

だから、

続けたいことを、

「気分」に任せすぎないことが大切です。

 

そこで役立つのが、

「いつ・どこで・何をするか」を決めておくことです。

 

例えば、

ブログを書くなら、

「時間があるときに書く。」

ではなく、

「土曜日の朝、机に座って30分書く。」

と決める。

 

読書なら、

「暇なときに読む。」

ではなく、

「寝る前に10ページ読む。」

 

運動なら、

「できる日に運動する。」

ではなく、

「火曜日と土曜日の夕方に20分歩く。」

 

勉強なら、

「時間ができたら勉強する。」

ではなく、

「夕食後に15分だけやる。」

 

こうすると、

「いつやろう。」

と考える必要がなくなります。

 

実は、

この「いつやるかを決める」というだけでも、

かなりの負担を減らすことができます。

 

私たちは、

一日の中で、

たくさんのことを決めています。

 

何時に起きるか。

 

何を食べるか。

 

どの仕事から始めるか。

 

いつ返信するか。

 

何を買うか。

 

どこへ行くか。

 

一つひとつは小さな選択でも、

積み重なると、

それなりに疲れます。

 

その中に、

「今日はブログを書くかどうか。」

「今日は運動するかどうか。」

まで毎回入れてしまうと、

始める前から疲れてしまいます。

 

だから、

一部を決めておく。

 

これは、

自分を縛るためではありません。

 

毎回迷わなくていいようにするためです。

 

そして、

「時間」だけではなく、

「場所」も決めておくと、

さらに始めやすくなります。

 

ブログを書く場所を決める。

 

勉強する机を決める。

 

本を読む椅子を決める。

 

運動するコースを決める。

 

すると、

その場所に行くだけで、

「これをやる時間だ。」

と切り替えやすくなります。

 

もちろん、

毎回同じ場所でなければいけないわけではありません。

 

自宅でもいい。

 

カフェでもいい。

 

図書館でもいい。

 

大切なのは、

自分にとって、

「ここに来たら、これをする。」

という場所をつくることです。

 

さらに、

もう一つ意識したいのが、

「きっかけ」を決めることです。

 

例えば、

朝、コーヒーを入れたら、

ブログを10分書く。

 

歯を磨いたら、

本を読む。

 

仕事が終わったら、

運動着に着替える。

 

夕食を食べたら、

15分だけ勉強する。

 

こうして、

すでに毎日やっている行動と、

新しく続けたい行動を、

つなげていきます。

 

すると、

「よし、今から頑張ろう。」

と気合いを入れなくても、

自然に次の行動へ移りやすくなります。

 

これも、

意志を強くする方法ではありません。

 

意志を使う場面を、

減らしているだけです。

 

SINGLESELFの考え方で言えば、

ここにも「引き算」があります。

 

続けるために、

自分をもっと頑張らせるのではない。

 

もっと管理するのでもない。

 

もっと複雑な仕組みをつくるのでもない。

 

迷う回数を減らす。

 

準備する回数を減らす。

 

始めるまでの手順を減らす。

 

そうすると、

本当にやりたいことに、

そのまま入っていけるようになります。

 

例えば、

ブログを書くために、

「今日は何を書こう。」

と悩む時間が長いなら、

前日にタイトルだけ決めておく。

パソコンを開いてから、

「どのファイルだっけ。」

と探しているなら、

作業するフォルダを一つにまとめる。

 

運動を始めるたびに、

「今日は何をしよう。」

と考えるなら、

基本のメニューを一つ決めておく。

 

こうした小さな準備は、

「準備を増やす」ように見えるかもしれません。

 

でも、

毎回迷う時間を減らすための準備なら、

結果的には、

続けるための負担を減らしてくれます。

 

大切なのは、

仕組みを複雑にしないことです。

 

「毎朝5時に起きて、

30分走って、

帰ってきたら読書して、

そのあとブログを書く。」

 

最初から、

そんな完璧な生活をつくらなくてもいい。

 

まずは、

一つだけでいい。

 

「土曜日の朝はブログを書く。」

それだけでもいいのです。

 

そして、

実際にやってみる。

 

続けやすければ、

そのままにする。

 

難しければ、

時間を変える。

 

場所を変える。

 

量を減らす。

 

曜日を変える。

 

環境は、

一度決めたら、

ずっと守るものではありません。

 

自分が続けやすいように、

何度でも調整していいものです。

 

ここでも、

「自分が環境に合わせる。」

必要はありません。

 

「自分に環境を合わせていく。」

という考え方でいいのです。

 

仕事が忙しくなったら、

時間を短くする。

 

朝が苦手なら、

夜に変える。

 

家では集中できないなら、

外でやる。

 

一人では続かないなら、

誰かと一緒にやる。

 

スマートフォンを触ってしまうなら、

作業中だけ別の場所に置く。

 

続けたいことの邪魔になるものがあるなら、

それを遠ざける。

 

こうして、

「続けるための環境」を、

少しずつ自分に合わせていきます。

 

そして、

もう一つ大切なのは、

環境を整えたからといって、

毎回完璧にできなくてもいい、

ということです。

 

土曜日にブログを書くと決めても、

書けない週はある。

 

寝る前に本を読むと決めても、

疲れて寝てしまう日もある。

 

それで、

仕組みが失敗したわけではありません。

 

環境は、

自分を監視するためのものではなく、

自分を助けるためのものです。

 

できなかった日は、

また次のタイミングに戻ればいい。

 

だから、

「続けられる環境」とは、

自分を厳しく管理する環境ではありません。

 

少ない意志でも、

自然に始められる環境です。

 

頑張れる自分を前提にしない。

 

やる気がある自分を前提にしない。

 

毎日元気な自分を前提にしない。

 

疲れている日でも、

少しだけ動ける。

 

迷っている日でも、

始められる。

 

そんな環境を、

少しずつつくっていく。

 

続けることは、

自分との戦いではありません。

 

自分が続けやすい場所を、

自分でつくっていくことでもあります。

 

だから、

今日から何か一つだけ、

決めてみてください。

 

「いつやるか。」

「どこでやるか。」

「何をきっかけに始めるか。」

 

この三つを決めるだけでもいい。

 

意志を強くする前に、

迷わなくていい環境をつくる。

 

その小さな引き算が、

明日の継続を、

少しだけ楽にしてくれます。

第3章 続けたいことより、邪魔するものを減らす

続けたいことがあると、

私たちはつい、

「どうすればもっとやる気が出るだろう。」

と考えます。

 

新しい方法を探す。

 

便利なアプリを入れる。

 

目標を細かくする。

 

記録をつける。

 

モチベーションが上がる動画を見る。

 

もちろん、

こうした方法が役立つこともあります。

 

でも、

それより先に考えてほしいことがあります。

 

「続けたいことを邪魔しているものは何だろう。」

ということです。

 

例えば、

ブログを書きたいのに、

パソコンを開くと、

すぐSNSを見てしまう。

 

勉強したいのに、

スマートフォンに通知が来る。

 

本を読みたいのに、

テレビをつけてしまう。

 

運動したいのに、

仕事から帰ると、

そのままソファに座ってしまう。

 

こうした場合、

「もっと意志を強くしよう。」

と考えることもできます。

 

でも、

本当に必要なのは、

意志を鍛えることなのでしょうか。

 

もしかすると、

邪魔になるものを、

少し遠ざけるだけでいいのかもしれません。

 

スマートフォンを別の部屋に置く。

 

SNSの通知を切る。

 

ブログを書くときは、

ブラウザのタブを一つだけにする。

 

本をテレビの横に置く。

 

運動着を、

帰宅したときにすぐ着られる場所に置く。

 

どれも、

特別な努力ではありません。

 

ただ、

「やらないように頑張る。」

のではなく、

「やりにくくしておく。」

というだけです。

 

これは、

続けるための環境を考えるうえで、

とても重要なことです。

 

人は、

目の前にあるものに、

つい引っ張られます。

 

スマートフォンが机の上にあれば、

何となく触ってしまう。

 

お菓子が目の前にあれば、

何となく食べてしまう。

 

テレビのリモコンが手元にあれば、

何となくつけてしまう。

 

だから、

「触らないようにする。」

と自分に言い聞かせるより、

最初から少し距離を置いておく。

 

それだけでも、

使う意志の量は減ります。

 

逆に、

続けたいことは、

少し近くに置いておく。

 

読みたい本を、

いつも座る場所に置く。

 

ブログを書くためのノートを、

机の上に出しておく。

 

運動靴を、

玄関からすぐ取れる場所に置く。

 

やりたいことへの距離を短くして、

やりたくないことへの距離を長くする。

 

この小さな違いが、

毎日の行動を変えていきます。

 

そして、

ここにもSINGLESELFの「引き算」があります。

 

何かを続けようとすると、

「もっと頑張らなければ。」

と考えてしまう。

 

でも、

本当に必要なのは、

何かを追加することではないかもしれません。

 

通知を一つ減らす。

 

アプリを一つ減らす。

 

予定を一つ減らす。

 

誘惑を一つ減らす。

 

準備を一つ減らす。

 

迷うことを一つ減らす。

 

そうやって、

続けたいことの前にある、

小さな障害を取り除いていく。

 

すると、

自分が頑張らなくても、

自然と続けやすい状態ができてきます。

 

例えば、

毎日ブログを書きたいとします。

 

仕事から帰って、

夕食を食べて、

お風呂に入って、

スマートフォンを見て、

SNSを見て、

動画を見て、

そこからブログを書く。

 

これでは、

ブログを書くころには、

かなりのエネルギーを使っています。

 

そこで、

少し変えてみる。

 

帰宅したら、

スマートフォンを別の部屋に置く。

 

夕食後に、

そのまま机に座る。

 

パソコンを開く。

 

前日に決めておいたタイトルを見る。

 

そして、

10分だけ書く。

 

たったこれだけでも、

「ブログを書くまでの流れ」が変わります。

 

大切なのは、

自分を無理やり動かすことではありません。

 

動きやすい方向に、

環境を少し傾けておくことです。

 

これは、

仕事でも同じです。

 

集中したいのに、

机の上に関係のないものがたくさんある。

 

メールの通知が何度も来る。

 

スマートフォンが目に入る。

 

やることが多すぎて、

何から始めるか分からない。

 

こうした状態では、

集中できない自分を責めるより、

まず環境を整理したほうがいい。

 

机の上から、

今使わないものを片付ける。

 

通知を切る。

 

今日やることを一つに絞る。

 

必要のないタブを閉じる。

 

それだけでも、

頭の中のノイズは減っていきます。

 

私たちは、

「集中力を高める方法」

を探しがちです。

 

でも、

集中力を高める前に、

集中を邪魔するものを減らす。

 

これも、

引き算の考え方です。

 

そして、

環境を整えるときには、

「完璧な環境」をつくろうとしないことも大切です。

 

机を完璧に片付ける。

 

部屋を完璧に整える。

 

最高の椅子を買う。

 

最高のパソコンを用意する。

 

最高の時間帯を探す。

 

そうやって、

環境づくりそのものに時間を使い始めると、

今度は、

「準備すること」が目的になってしまいます。

 

これでは、

以前の「準備中毒」と同じです。

 

環境は、

完成させるものではありません。

 

続けたいことが、

少しやりやすくなれば十分です。

 

机の上に、

パソコンが置いてある。

 

必要なファイルが、

すぐ開ける。

 

スマートフォンが、

少し遠くにある。

 

それだけでもいい。

 

環境を整える目的は、

理想的な生活をつくることではありません。

 

今日の一歩を、

少し軽くすることです。

 

だから、

一度に全部変える必要もありません。

 

まず、

一番邪魔になっているものを一つ見つける。

 

スマートフォンかもしれない。

 

SNSかもしれない。

 

テレビかもしれない。

 

予定の多さかもしれない。

 

「何をやるか分からないこと」

かもしれません。

 

それを、

一つだけ減らしてみる。

 

すると、

思ったより簡単に、

続けたいことに戻れるかもしれません。

 

そして、

もう一つ覚えておきたいことがあります。

 

環境を整えても、

できない日はあります。

 

疲れている日もある。

 

気分が乗らない日もある。

 

予定が崩れる日もある。

 

それは、

環境づくりが失敗したということではありません。

 

環境は、

自分を完璧に動かすための装置ではないからです。

 

あくまで、

自分が動きやすくなるように、

少し助けてくれるものです。

 

だから、

できなかった日は、

また整え直せばいい。

 

邪魔なものが増えたら、

また一つ減らす。

 

やり方が合わなくなったら、

また変える。

 

生活が変わったら、

環境も変える。

 

そのくらい柔軟でいいのです。

 

続けるために必要なのは、

自分をもっと強くすることではありません。

 

自分が頑張らなくても、

少し動きやすい状態をつくることです。

 

そして、

そのために最初にやることは、

何かを足すことではありません。

 

今の生活を見渡してみる。

 

続けたいことを邪魔しているものを、

一つ見つける。

 

そして、

一つだけ減らしてみる。

 

通知を一つ減らす。

 

誘惑を一つ遠ざける。

 

準備を一つ減らす。

 

迷いを一つ減らす。

 

それだけでいい。

 

続けるための環境は、

大きな仕組みから生まれるのではありません。

 

毎日の小さな「引き算」から、

少しずつできていきます。

第4章 「始める」までを小さくする

環境を整えても、

どうしてもやる気が出ない日があります。

 

疲れている。

 

眠い。

 

仕事で消耗している。

 

何となく気分が乗らない。

 

そんな日は、

誰にでもあります。

 

だからといって、

「今日はやる気がないから、

何もできない。」

と決めなくてもいいのです。

 

大切なのは、

やる気が出るまで待つことではありません。

 

「始める」という行動そのものを、

できるだけ小さくすることです。

 

例えば、

ブログを書くとします。

 

「今日は記事を一本完成させよう。」

と思うと、

少し重く感じるかもしれません。

 

構成を考える。

 

文章を書く。

 

読み直す。

 

タイトルをつける。

 

公開する。

 

これを全部やろうとすると、

始める前から疲れてしまいます。

 

そこで、

「今日は10分だけ。」

にしてみる。

 

あるいは、

「タイトルだけ決める。」

でもいい。

 

「最初の3行だけ書く。」

でもいい。

 

それなら、

少しだけ始めやすくなります。

 

運動も同じです。

 

「毎日30分走る。」

と決めると、

疲れている日は、

それだけで嫌になってしまう。

 

でも、

「靴を履いて外に出る。」

だけなら、

できるかもしれません。

 

外に出たら、

5分だけ歩く。

 

それでもいい。

 

勉強なら、

「今日は2時間勉強する。」

ではなく、

「教科書を開く。」

から始める。

 

1ページ読む。

 

問題を一問だけ解く。

 

それでも十分です。

 

大切なのは、

最初から大きな成果を出すことではありません。

 

行動を始めるまでのハードルを、

できるだけ低くすることです。

 

人は、

始める前が一番重く感じることがあります。

 

「やらなければ。」

と思っている時間が、

一番疲れる。

 

でも、

一度始めてしまえば、

意外とそのまま続けられることもあります。

 

だから、

最初から長時間やることを目標にしなくてもいい。

 

「始める。」

だけを目標にする。

 

そして、

始めたあとに、

続けられそうなら続ける。

 

難しければ、

そこで終わってもいい。

 

例えば、

ブログを3行書いた。

 

今日はそれで終わり。

 

本を2ページ読んだ。

 

今日はそれで終わり。

 

5分歩いた。

 

今日はそれで終わり。

 

それでも、

「何もしていない。」

とは違います。

 

一度でも行動したことで、

次に戻ってくる場所ができます。

 

これも、

第2回で話した、

「戻ってこられる」ということにつながります。

 

継続を、

毎日一定量やることだと考えると、

できなかった日は失敗になります。

 

でも、

「少しでも戻ってくる。」

と考えれば、

小さな行動にも意味が生まれます。

 

10分しかできなかった。

 

1ページしか読めなかった。

 

一本しか記事を書けなかった。

 

それでもいい。

 

むしろ、

忙しい生活の中で、

その10分を残せたこと自体が、

大切なのかもしれません。

 

そして、

ここにもSINGLESELFの「引き算」があります。

 

私たちは、

続けるために、

「もっとやる。」

という方向へ考えがちです。

 

もっと時間を増やす。

 

もっと勉強する。

 

もっと努力する。

 

もっと記録する。

 

もっと効率化する。

 

でも、

続けるために必要なのは、

「もっと」ではないかもしれません。

 

「これだけでいい。」

という最低ラインを、

決めておくことです。

 

例えば、

ブログなら、

タイトルだけでもいい。

 

運動なら、

5分だけでもいい。

 

読書なら、

1ページだけでもいい。

 

勉強なら、

問題を一問だけでもいい。

 

「これなら、

どんなに忙しい日でもできる。」

という大きさを、

一つ持っておく。

 

これが、

継続を支えてくれます。

 

もちろん、

毎回それだけでいい、

という意味ではありません。

 

余裕がある日は、

たくさんやればいい。

 

調子がいい日は、

先まで進めばいい。

 

でも、

疲れている日は、

最低ラインまで下げる。

 

それでいいのです。

 

この考え方なら、

「今日は時間がないから、

全部できない。」

という理由で、

最初からゼロにする必要がなくなります。

 

100できないなら、

10だけやる。

 

10も難しいなら、

1だけやる。

 

1も無理なら、

今日は休む。

 

そして、

また戻ればいい。

 

継続には、

この柔らかさが必要です。

 

そして、

「始める」までを小さくすることは、

自分を甘やかすことでもありません。

 

むしろ、

自分の現実を、

正しく見ているということです。

 

毎日2時間使える人と、

毎日15分しか使えない人では、

同じ方法を使う必要はありません。

 

仕事や家庭の状況も違う。

 

体力も違う。

 

使える時間も違う。

 

だから、

自分の生活に合わせて、

「これならできる。」

という大きさを決めればいい。

 

他人のペースを、

自分の基準にしなくていいのです。

 

そして、

始めるハードルを下げるためには、

「終わらせること」も、

少し軽く考えてみてください。

 

途中でやめてもいい。

 

今日はここまででもいい。

 

完成しなくてもいい。

 

続きは、

次に戻ってきたときにやればいい。

 

ブログを一日で完成させる必要はありません。

 

今日は構成。

 

次は本文。

 

その次に見直し。

 

そうやって、

小さく分けてもいい。

 

一つの大きな仕事を、

いくつもの小さな行動に変える。

 

すると、

「こんなに大きなことを、

やらなければいけない。」

という感覚が、

少しずつ消えていきます。

 

続けるために、

自分を追い込む必要はありません。

 

「やらなければ。」

と大きな力を使うより、

「これだけやろう。」

と小さく始める。

 

そのほうが、

長く続けられることがあります。

 

だから、

もし今日、

何かを続けたいと思っているなら、

自分にこう聞いてみてください。

 

「今の自分なら、

どこまで小さくできるだろう。」

 

一時間を、

10分にする。

 

30分を、

5分にする。

 

10ページを、

1ページにする。

 

一本の記事を、

3行にする。

 

そうやって、

行動を小さくする。

 

そして、

始める。

 

できたら、

もう少しやる。

 

できなければ、

そこで終わる。

 

それでも、

また次に戻ってくればいい。

 

続けるために必要なのは、

大きな一歩ではありません。

 

毎回、

完璧にやることでもありません。

 

「これならできる。」

と思える小ささまで、

行動を引き算することです。

 

環境を整える。

 

邪魔するものを減らす。

 

始めるまでの手順を減らす。

 

そして、

一回の行動を小さくする。

 

そうすると、

「続けなければ。」

という重さが、

少しずつ軽くなっていきます。

 

続けるとは、

毎日たくさんやることではありません。

 

今日の自分にできる大きさで、

もう一度始めること。

 

その小さな繰り返しが、

やがて大きな積み重ねになっていくのです。

第5章 意志を強くするより、続けやすい自分をつくる

ここまで、

「意志よりも環境を整える。」

という話をしてきました。

 

続けられないとき、

私たちはつい、

自分の意志の弱さを疑います。

 

「自分は三日坊主だから。」

「もっと頑張らないと。」

「もっと自制心を持たないと。」

 

でも、

ここまで見てきたように、

必ずしも、

自分を強くする必要はありません。

 

むしろ、

自分が頑張らなくても続けられる状態をつくる。

 

そのほうが、

長く続けやすくなります。

 

やる時間を決める。

 

やる場所を決める。

 

きっかけを決める。

 

邪魔するものを減らす。

 

始めるまでの手順を減らす。

 

一回の行動を小さくする。

 

一つひとつは、

とても小さな工夫です。

 

でも、

継続というのは、

こうした小さな工夫の積み重ねなのかもしれません。

 

例えば、

ブログを続けたいとします。

 

「毎日、一時間書く。」

という目標を立てる。

 

最初のうちは、

頑張れるかもしれません。

 

でも、

仕事が忙しくなったら、

一時間が重くなる。

 

疲れている日は、

パソコンを開くことさえ、

面倒になる。

 

そこで、

考え方を変えてみる。

「土曜日の朝に、

30分だけ書く。」

さらに、

前日にタイトルを決めておく。

 

机には、

パソコンだけを置いておく。

 

スマートフォンは、

別の部屋に置く。

 

そして、

まず10分だけ書く。

 

これだけでも、

最初の状態とは、

かなり違います。

 

意志が強くなったわけではありません。

 

環境が変わっただけです。

 

だから、

もし今、

何かを続けられずに悩んでいるなら、

自分を責める前に、

環境を見てみてください。

 

「始めるまでに、

何が邪魔をしているだろう。」

と考えてみる。

 

スマートフォンかもしれない。

 

予定の多さかもしれない。

 

完璧主義かもしれない。

 

準備の多さかもしれない。

 

「やるなら、

ちゃんとやらなければ。」

という思い込みかもしれません。

 

見つけたら、

一つだけ減らしてみる。

 

通知を切る。

 

予定を一つ減らす。

 

準備を一つ減らす。

 

作業時間を短くする。

 

目標を小さくする。

 

それだけでもいい。

 

SINGLESELFが大切にしている、

「引き算」という考え方は、

ここでも使えます。

 

続けるために、

新しいものを足し続けるのではありません。

 

新しい習慣を増やす。

 

新しいアプリを入れる。

 

新しい方法を探す。

 

新しいルールをつくる。

 

そうする前に、

今ある余計なものを、

一つ減らしてみる。

 

続けることを邪魔しているものを、

一つ減らす。

 

それだけで、

少し楽になることがあります。

 

そして、

もう一つ大切なのが、

「最低ライン」を持っておくことです。

 

今日は忙しい。

 

今日は疲れている。

 

今日は時間がない。

 

そんな日でも、

できる小ささを決めておく。

 

ブログなら、

タイトルだけ。

 

勉強なら、

1ページだけ。

 

読書なら、

1ページだけ。

 

運動なら、

5分だけ。

 

これを、

「こんな少しでは意味がない。」

と思わなくていい。

 

もちろん、

毎回それだけで終わらせる必要もありません。

 

余裕がある日は、

もっとやればいい。

 

でも、

余裕がない日には、

小さくする。

 

この柔軟さが、

継続を支えてくれます。

 

そして、

もしできない日があっても、

自分を責めない。

 

休んだら、

また戻る。

 

一週間空いたら、

次の週に戻る。

 

一か月空いたなら、

また始める。

 

続けるとは、

一度も止まらないことではありません。

 

止まっても、

また戻ってこられることです。

 

だから、

継続を一本の線として、

考えなくてもいい。

 

毎日つながっていなくてもいい。

 

途中に、

休みがあってもいい。

 

ペースが変わってもいい。

 

やり方が変わってもいい。

 

それでも、

大切なものを、

また自分の生活に戻していけばいい。

 

その積み重ねが、

時間になっていきます。

 

そして、

その時間は、

少しずつ自分の資産になっていきます。

 

書いた記事が残る。

 

身につけた知識が残る。

 

経験が残る。

 

失敗から学んだことが残る。

 

「自分はこうすれば続けられる。」

という理解も残る。

 

これは、

一度身につけば、

別のことにも使える力になります。

 

だから、

続けることは、

一つの習慣を維持するだけではありません。

 

自分に合う続け方を、

少しずつ見つけていくことでもあります。

 

最初は、

毎日やろうとしていた。

 

でも、

週に三回のほうが合っていた。

 

朝より、

夜のほうが続けやすかった。

 

一時間より、

15分のほうが始めやすかった。

 

一人より、

誰かと一緒のほうが続けやすかった。

 

そうやって、

自分のことが少しずつ分かってくる。

 

これは、

意志が弱い人にはできないことではありません。

 

むしろ、

自分の現実を見ながら、

続け方を調整しているからこそ、

できることです。

 

だから、

「自分は続かない人間だ。」

と決めつけなくていい。

 

まだ、

自分に合う環境を見つけていないだけかもしれません。

 

まだ、

始めるまでのハードルが、

高すぎるだけかもしれません。

 

まだ、

余計なものを、

抱えすぎているだけかもしれません。

 

もしそうなら、

自分を変える前に、

環境を変えてみる。

 

もっと頑張る前に、

一つ減らしてみる。

 

大きく始める前に、

小さくしてみる。

 

そして、

できない日は、

休む。

 

またできる日に、

戻ってくる。

 

それでいいのです。

 

続けるために、

強い人になる必要はありません。

 

毎日頑張れる人になる必要もありません。

 

完璧な習慣を、

つくる必要もありません。

 

自分が続けやすい環境を、

少しずつつくっていけばいい。

 

意志が弱い日でも、

始められる。

 

疲れている日でも、

小さくできる。

 

休んでも、

また戻れる。

 

そんな状態をつくっておけば、

継続はもっと自然なものになります。

 

そして、

そのために必要なのは、

何かを足すことより、

何かを減らすことかもしれません。

 

邪魔するものを減らす。

 

迷うことを減らす。

 

準備を減らす。

 

一回の量を減らす。

 

「毎日やらなければ」という思い込みを減らす。

 

「完璧にやらなければ」というプレッシャーを減らす。

 

そうやって、

余計なものを一つずつ手放していく。

 

すると、

最後に残るのは、

自分が本当に続けたいものです。

 

それを、

小さく続ける。

 

休んでもいい。

 

変えてもいい。

 

戻ってもいい。

 

その繰り返しでいいのです。

 

続けるために必要なのは、

強い意志ではありません。

 

続けやすい環境と、

また戻ってこられる余白です。

 

今日から、

何か一つだけ、

減らしてみてください。

 

続けたいことを邪魔しているものを、

一つだけ。

 

それだけでも、

明日の一歩は、

少し軽くなるかもしれません。

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