毎日更新の裏側で、擦り切れていた私へ。インプットの時間をあきらめない。毎日ブログを書きながら、リアルタイムで「自動販売機型メディア」を組み立てる現在進行形の実験室。

【第4回】迷ったら「何を大切にしたいか」に戻る。自分軸で決める技術

【第4回】迷ったら「何を大切にしたいか」に戻る。自分軸で決める技術

第1章 迷ったら、他人の答えではなく自分の基準に戻る

何かを決めようとして迷ったとき、

私たちはつい、

他人の意見を探します。

「あの人なら、どうするだろう。」

「普通は、どうするんだろう。」

「みんなは、どっちを選んでいるんだろう。」

「成功している人は、どうしているんだろう。」

そんなふうに、

自分の外側に答えを探しにいきます。

もちろん、

他人の意見を参考にすることは悪いことではありません。

経験のある人の話を聞く。

本を読む。

専門家の意見を調べる。

SNSで他の人の体験を見る。

Googleで情報を集める。

AIに質問する。

こうした情報は、

自分では気づかなかったことを教えてくれます。

だから、

情報そのものが悪いわけではありません。

問題なのは、

「参考にすること」と「自分の代わりに決めてもらうこと」が、いつの間にか入れ替わってしまうことです。

例えば、

転職しようか迷っているとします。

今の仕事に不満はある。

でも、

転職したら給料が下がるかもしれない。

人間関係も変わる。

新しい仕事を覚える必要もある。

だから、

なかなか決められない。

そこで、

転職した人の体験談を読む。

成功した人の話を見る。

転職エージェントの記事を見る。

SNSで意見を探す。

YouTubeで解説を見る。

AIにも相談する。

それでも、

「本当に転職していいのかな。」

と迷う。

そして、

また別の情報を探す。

すると、

今度は、

「転職しないほうがいい。」

という意見が見つかる。

さらに調べると、

「若いうちは転職したほうがいい。」

という意見も出てくる。

また調べる。

また違う意見が出てくる。

こうして、

情報は増えていくのに、

自分の答えは見つからない。

なぜでしょうか。

それは、

最後に決める基準まで、他人の中に探しているからです。

他人の意見には、

その人の人生があります。

その人の年齢があります。

その人の家族があります。

その人の収入があります。

その人の価値観があります。

その人が置かれている環境があります。

だから、

その人にとって正しい選択が、

自分にとっても正しいとは限りません。

例えば、

「収入を上げたい。」

という気持ちがあったとしても、

本当に欲しいものは、

お金そのものではないかもしれません。

家族と過ごす時間が欲しい。

自由な時間が欲しい。

将来への不安を減らしたい。

好きな仕事をしたい。

会社に依存しない力をつけたい。

そう考えると、

「収入を上げること」が、

最終的な目的ではなかったことに気づくことがあります。

だから、

迷ったときに必要なのは、

さらに他人の答えを集めることではありません。

一度、

自分のところに戻ってくることです。

「自分は、何を大切にしたいんだろう。」

この問いです。

仕事を選ぶときも。

住む場所を選ぶときも。

お金の使い方を決めるときも。

人間関係について考えるときも。

時間の使い方を決めるときも。

「みんなはどうしているか。」

ではなく、

「自分は何を大切にしたいか。」

に戻ってみる。

すると、

選択肢の見え方が変わります。

例えば、

「もっと稼ぎたい。」

だけで考えていると、

副業をする。

転職する。

残業を増やす。

投資をする。

資格を取る。

起業する。

いくらでも選択肢が出てきます。

でも、

「家族との時間を守りながら、収入を少し増やしたい。」

と考えたら、

選択肢は変わってきます。

「毎日長時間働く副業は選ばない。」

「家族との時間を削る働き方は選ばない。」

「初期費用が大きすぎるものは選ばない。」

そんなふうに、

自分にとって必要のない選択肢を減らせるからです。

これは、

SINGLESELFが大切にしている、

「引き算」にもつながっています。

迷ったとき、

私たちは選択肢を増やそうとします。

もっと調べる。

もっと比較する。

もっと意見を聞く。

もっと情報を集める。

でも、

自分が何を大切にしたいのかが分かっていれば、

逆に、

選択肢を減らすことができます。

「これは自分には必要ない。」

「これは今の自分には合わない。」

「これは大切なものを削ってしまう。」

そうやって、

一つずつ外していく。

すると、

最後に残ったものが、

今の自分にとって大切な選択肢になります。

もちろん、

その選択が必ず正解になるわけではありません。

前回まで話してきたように、

人生には、

選ぶ前から分かる正解ばかりではありません。

だからこそ、

「絶対に正しい選択」を探す必要はありません。

「今の自分は、何を大切にして、この選択をするのか。」

そこまで考えられたら、

一度決めてみればいい。

あとから違うと思ったら、

変えてもいい。

やり直してもいい。

方向を修正してもいい。

大切なのは、

他人の答えを借りて生きることではありません。

他人の意見を参考にしながら、

最後の基準だけは、

自分の手元に残しておくことです。

それが、

自分の人生を自分で選ぶということなのだと思います。

そして、

この「自分の基準」は、

特別な才能ではありません。

誰かより強い意志を持つことでもありません。

「自分は何を大切にしたいのか。」

という問いを、

何度も自分に返してあげることです。

迷ったとき、

他人の答えを探す前に、

一度立ち止まる。

そして、

自分に聞いてみる。

「自分は、何を大切にしたいんだろう。」

その答えが、

いつでも同じである必要もありません。

20代の自分と、

40代の自分では、

大切にしたいものが変わるかもしれません。

仕事を優先したい時期もあれば、

家族を優先したい時期もある。

挑戦したい時期もあれば、

守りたい時期もある。

それでいいのです。

自分軸というのは、

一度決めたルールを、

一生変えないことではありません。

そのときの自分が大切にしたいものを、自分で知っておくことです。

だから、

迷ったときは、

外に答えを探しにいく前に、

一度、

自分の内側に戻ってみる。

「みんなはどうしているか。」

ではなく、

「自分はどうしたいのか。」

「何が正解なのか。」

ではなく、

「何を大切にしたいのか。」

この違いだけでも、

人生の選択は、

少しずつ変わっていきます。

迷わない人は、

答えをたくさん知っている人ではありません。

迷ったときに、自分の基準へ戻ってこられる人です。

第2章 「欲しいもの」と「大切にしたいもの」は違う

迷ったとき、

「自分は何を大切にしたいんだろう。」

と考える。

そう言われても、

すぐに答えられないことがあります。

「お金は欲しい。」

「自由になりたい。」

「成功したい。」

「楽しく生きたい。」

もちろん、

どれも大切なことです。

でも、

ここでもう一歩だけ考えてみてください。

「自分が欲しいもの」と、「自分が大切にしたいもの」は、本当に同じでしょうか。

例えば、

「もっとお金が欲しい。」

と思っているとします。

では、

なぜお金が欲しいのでしょうか。

高級なものを買いたいからかもしれない。

将来の不安を減らしたいからかもしれない。

会社を辞めても生活できるようにしたいからかもしれない。

家族との時間を増やしたいからかもしれない。

同じ「お金が欲しい」という言葉でも、

その奥にある理由は、

人によって違います。

そして、

その理由が分かると、

選択肢も変わってきます。

例えば、

「お金を増やすこと」が目的だと思っていたけれど、

本当は、

「会社に縛られない自由」が欲しかった。

そうだとしたら、

単純に収入を増やすことだけが、

答えではないかもしれません。

働く時間を減らす。

固定費を下げる。

自分で収入を生み出せるものを育てる。

会社以外の選択肢を少しずつ増やす。

そんな方法もあります。

つまり、

目の前の「欲しいもの」だけを見るのではなく、その先にある「何を大切にしたいのか」を見る。

これが、

迷ったときには大切になります。

仕事でも同じです。

「年収の高い会社に行きたい。」

という目標があったとしても、

その理由が、

「将来の不安を減らしたい。」

のであれば、

年収だけを基準にする必要はありません。

安定した働き方を選ぶ。

支出を減らす。

貯蓄を増やす。

別の収入源を少しずつ育てる。

いくつかの方法があります。

逆に、

「好きな仕事をしたい。」

という気持ちが強いなら、

多少の収入より、

仕事内容や働く環境を優先することもあるでしょう。

どちらが正しいという話ではありません。

何を大切にしたいかによって、同じ選択肢の意味が変わる。

ここが、

自分の基準を持つということです。

世間では、

「年収が高いほうがいい。」

「大きな会社のほうが安心。」

「若いうちは挑戦したほうがいい。」

「結婚したほうが幸せ。」

「家を持ったほうがいい。」

そんな言葉を、

たくさん聞くことがあります。

でも、

それらはあくまで、

誰かにとっての価値観です。

自分にとって、

同じものが大切とは限りません。

例えば、

大きな家に住むことより、

小さな家でも、

好きな場所で暮らすことを大切にする人がいる。

高い収入より、

毎日定時に帰って、

家族と食事をすることを大切にする人もいる。

たくさんの人と付き合うことより、

少人数の関係を丁寧に育てたい人もいる。

会社で出世することより、

自分の仕事を少しずつ育てることに、

面白さを感じる人もいる。

それぞれでいいのです。

大切なのは、

「世間的にはどうか。」

ではなく、

「自分にとって、それは本当に大切なのか。」

と一度考えてみることです。

これは、

「自分勝手に生きる」

という意味ではありません。

家族のことを考える。

仕事の責任を果たす。

周りの人への配慮をする。

そうしたことも含めたうえで、

自分は何を大切にするのかを決める。

それが、

自分軸なのだと思います。

そして、

自分軸は、

最初から完璧に決まっている必要はありません。

むしろ、

実際に生活してみないと、

分からないことも多いものです。

仕事をしてみて、

「やっぱり時間が大切だった。」

と気づくこともある。

人間関係の中で、

「たくさんの知り合いより、安心できる関係のほうが大切だ。」

と気づくこともある。

何かを買ってみて、

「思っていたほど必要ではなかった。」

と気づくこともある。

挑戦してみて、

「自分は結果より、自由に作れることが好きだった。」

と気づくこともある。

だから、

最初から自分の価値観を、

完璧に言葉にできなくてもいい。

一つひとつの経験を通して、

「自分は何を大切にしたいのか。」

を少しずつ知っていけばいいのです。

ここでも、

SINGLESELFの「引き算」が役に立ちます。

自分にとって大切なものが分かれば、

必要のないものを減らせるからです。

もっと稼がなければ。

もっと成功しなければ。

もっと人脈を増やさなければ。

もっと知らなければ。

もっと良いものを持たなければ。

そんな「もっと」を、

一つずつ疑ってみる。

「それは、本当に自分が欲しいものだろうか。」

「誰かと比べて、欲しくなっているだけではないだろうか。」

「それを手に入れるために、大切なものを失わないだろうか。」

そう考えてみる。

すると、

今まで必要だと思っていたものが、

実は必要ではなかったと気づくことがあります。

そして、

必要のないものを減らすと、

本当に大切なものが、

少しずつ見えてきます。

自分軸というのは、

「自分の好きなものを全部優先すること」ではありません。

限られた時間やお金やエネルギーを、何に使うのかを自分で決めることです。

だから、

迷ったときに、

他人の意見を参考にするのはいい。

世間の常識を知るのもいい。

成功している人の考えを学ぶのもいい。

ただ、

最後にこう問いかけてみる。

「それは、自分が本当に大切にしたいものだろうか。」

この問いを持っているだけで、

周りの価値観に、

必要以上に振り回されにくくなります。

そして、

自分にとって大切なものが分かってくると、

「何を選ぶか」だけではなく、

「何を選ばなくていいか」も、

少しずつ見えてきます。

迷ったときに必要なのは、

答えを増やすことではありません。

自分にとって大切なものを、見失わないことです。

第3章 自分軸は、いつも同じでなくていい

「自分軸を持つ。」

という言葉を聞くと、

何か一つ、

揺るがない信念を持っていることを、

イメージするかもしれません。

「自分はこう生きる。」

「絶対にこうする。」

「誰に何を言われても変えない。」

そんな強い意志を持つことが、

自分軸なのだと思ってしまう。

でも、

本当にそうでしょうか。

私は、

自分軸というのは、

何があっても考えを変えないことではない。

と思っています。

むしろ、

そのときの自分にとって、

何が大切なのかを考え、

必要なら、

その基準そのものを見直せること。

それも、

自分軸の一つだと思うのです。

例えば、

20代のころは、

仕事を最優先したいと思っていた。

多少忙しくてもいい。

多少休みが少なくてもいい。

その代わり、

できるだけ経験を積みたい。

そんな時期があってもいい。

でも、

30代になって、

家族ができた。

すると、

仕事だけではなく、

家族と過ごす時間を大切にしたいと思うようになる。

さらに、

40代になれば、

健康や生活の安定を、

もっと大切にしたくなるかもしれません。

それは、

「昔の自分が間違っていた。」

ということではありません。

そのときの自分にとって、

大切なものが変わっただけです。

人生が変われば、

優先順位も変わります。

だから、

昔決めた自分のルールに、

今の自分を無理やり合わせなくてもいい。

自分軸とは、過去の自分との約束を守り続けることではありません。

今の自分が何を大切にしたいのかを、自分で確認できることです。

ここを勘違いすると、

「自分軸を持たなければ。」

と、

また新しいルールを増やしてしまいます。

「絶対に人の意見に流されない。」

「絶対に自分を曲げない。」

「自分の信念を貫く。」

でも、

これでは、

別の意味で苦しくなります。

人の意見を聞いて、

「確かにそうかもしれない。」

と思ったら、

考えを変えてもいい。

以前は必要だと思っていたものが、

「今はいらない。」

と思ったら、

手放してもいい。

昔は挑戦したかったことを、

「今はやらなくていい。」

と決めてもいい。

逆に、

一度諦めたことを、

「やっぱりやってみたい。」

と思って、

もう一度始めてもいい。

大切なのは、

変わらないことではありません。

「なぜ、今、自分はそう決めるのか。」

を、

自分で分かっていることです。

例えば、

転職について考えているとします。

周りからは、

「今の会社にいたほうが安定している。」

と言われるかもしれません。

別の人からは、

「もっと条件の良い会社に行ったほうがいい。」

と言われるかもしれない。

さらに、

「今は転職する時代だ。」

という情報もあれば、

「一つの会社で長く働くほうがいい。」

という意見もある。

どれを見ても、

もっともらしく聞こえます。

だから、

迷ってしまう。

でも、

ここで、

「自分は何を大切にしたいのか。」

に戻ってみる。

今は、

収入を増やしたいのか。

時間を増やしたいのか。

経験を積みたいのか。

家族との時間を守りたいのか。

将来の選択肢を増やしたいのか。

そこが見えてくれば、

すべての意見を、

同じ重さで受け取る必要がなくなります。

「この人はこう言っている。」

ではなく、

「自分にとっては、ここが大切だ。」

と判断できるからです。

そして、

自分が大切にしたいものが決まると、

すべてを手に入れようとしなくてもよくなります。

収入も欲しい。

時間も欲しい。

自由も欲しい。

安定も欲しい。

挑戦もしたい。

家族との時間も欲しい。

もちろん、

全部を求めてもいい。

でも、

現実には、

すべてを同じだけ手に入れることは難しい。

時間には限りがあります。

体力にも限りがあります。

お金にも限りがあります。

だから、

どこかでは、

「今はこれを優先する。」

と決めなければいけません。

そのときに必要なのが、

自分の基準です。

「今の自分は、

何を守りたいのか。」

「何を手放してでも、

何を残したいのか。」

そう考えると、

迷い方が変わってきます。

「どっちが正解なんだろう。」

ではなく、

「今の自分は、

どちらを大切にしたいんだろう。」

になるからです。

この違いは、

小さく見えて、

実は大きな違いです。

正解を探すと、

答えは外側にあります。

でも、

大切にしたいものを考えると、

答えは自分の中にあります。

もちろん、

自分の中だけで考えればいい、

ということではありません。

必要な情報は集める。

経験者の話も聞く。

専門家の意見も参考にする。

そのうえで、

最後は自分で決める。

その順番でいいのです。

そして、

決めたあとに、

「やっぱり違った。」

と思ったら、

また考え直せばいい。

そのときには、

また新しい自分の基準が見えてくるかもしれません。

こう考えると、

自分軸というのは、

一度完成させるものではないのだと思います。

仕事を経験する。

人と出会う。

失敗する。

挑戦する。

生活が変わる。

そうした経験の中で、

少しずつ、

「自分は何を大切にしたいのか。」

が分かってくる。

だから、

最初から、

完璧な自分軸を作らなくてもいい。

迷ったら、

一度立ち止まる。

そして、

今の自分に問いかける。

「今の自分にとって、本当に大切なものは何だろう。」

その答えが、

昨日と違っていてもいい。

去年と違っていてもいい。

誰かの答えと違っていてもいい。

それでも、

自分で考えて、

自分で選んだのなら、

それは、

今の自分にとっての基準になります。

SINGLESELFが考える「自分軸」は、

誰にも左右されない強さではありません。

周りの意見を聞きながらも、

最後には、

自分の人生に必要なものを、

自分で選び取る力です。

だからこそ、

迷ったときに必要なのは、

もっと強くなることではありません。

もっと情報を集めることでもありません。

一度、余計なものを脇に置いて、自分にとって大切なものを確認することです。

そのために、

ときには、

選択肢を減らしてもいい。

人の意見を減らしてもいい。

情報を減らしてもいい。

「普通はこうする。」

という思い込みを減らしてもいい。

そうやって、

余計なものを一つずつ引いていく。

すると、

最後に残るものがあります。

それが、

今の自分が大切にしたいものです。

そして、

その「大切なもの」が見えてきたとき、

迷いは、

完全になくならなくても、

少しだけ小さくなるのです。

第4章 「何を選ぶか」より、「何を手放すか」を考える

迷ったとき、

私たちは、

「どれを選べばいいだろう。」

と考えます。

Aにするか。

Bにするか。

Cにするか。

できるだけ良いものを選ぼうとします。

だから、

それぞれのメリットを調べる。

デメリットを比較する。

口コミを見る。

専門家の意見を聞く。

成功した人のやり方を調べる。

そして、

また迷う。

そんなときは、

少しだけ考え方を変えてみてください。

「何を選ぶか」ではなく、「何を手放せるか」。

を考えてみるのです。

例えば、

仕事について迷っているとします。

今の会社を続ける。

転職する。

副業を始める。

独立する。

どれも魅力的に見える。

だから、

「どれが一番いいんだろう。」

と考えてしまいます。

でも、

ここで、

「自分は何を大切にしたいのか。」

に戻ってみる。

もし、

「家族との時間を大切にしたい。」

と思っているなら、

まず、

家族との時間を大きく削る選択肢を外してみる。

もし、

「自分で使える時間を増やしたい。」

のであれば、

毎日長時間拘束される働き方を、

今は選ばない。

もし、

「将来の選択肢を増やしたい。」

のであれば、

今の生活を壊さない範囲で、

小さく経験を積めるものを残す。

そうすると、

最初はたくさんあった選択肢が、

少しずつ減っていきます。

そして、

選択肢が減ると、

不思議なことに、

迷いも少なくなります。

これは、

「可能性を狭める。」

ということではありません。

自分にとって必要のない可能性を、追いかけなくてよくすることです。

人生には、

たくさんの選択肢があります。

SNSを見れば、

いろいろな生き方が流れてくる。

YouTubeを見れば、

いろいろな稼ぎ方が紹介されている。

本を読めば、

新しい考え方を知る。

AIに聞けば、

さらに別の方法が出てくる。

情報を集めるほど、

「これもできる。」

「あれもできる。」

という可能性が増えていきます。

でも、

可能性が増えることと、

人生が楽になることは、

同じではありません。

むしろ、

選択肢が増えすぎることで、

「どれを選べばいいんだろう。」

と迷ってしまうことがあります。

だから、

自分軸を持つということは、

選択肢をたくさん持つことではありません。

自分に必要な選択肢だけを残していくことでもあります。

例えば、

「もっと収入を増やしたい。」

と思ったとします。

そこで、

副業を探す。

投資を調べる。

資格を取る。

転職を考える。

起業について学ぶ。

SNSを始める。

ブログを書く。

全部やろうとしたら、

時間が足りません。

だったら、

「自分は何を大切にしたいのか。」

を考えてみる。

「家族との時間は減らしたくない。」

「大きなお金は使いたくない。」

「会社を辞めるつもりはない。」

「自分のペースで続けたい。」

ここまで決まれば、

かなりの選択肢を、

自然に外すことができます。

毎日何時間も必要なものは選ばない。

大きな初期費用が必要なものは選ばない。

会社を辞める必要があるものは選ばない。

人付き合いを大きく増やすものは選ばない。

残ったものの中から、

自分に合うものを探せばいい。

この順番なら、

「どれが一番成功するか。」

ではなく、

「どれなら、自分が大切にしたいものを守りながら続けられるか。」

で考えることができます。

ここには、

SINGLESELFの「引き算」の考え方があります。

私たちは、

何かを始めるとき、

つい足し算をします。

新しい知識を足す。

新しい仕事を足す。

新しい人脈を足す。

新しいサービスを足す。

新しい予定を足す。

そして、

「もっと頑張らなければ。」

と思ってしまう。

でも、

人生に必要なのは、

いつも足し算とは限りません。

むしろ、

何かを大切にしたいなら、

そのために、

何かを減らす必要があります。

家族との時間を増やしたいなら、

仕事を少し減らす。

自分の仕事を育てたいなら、

意味のない予定を減らす。

集中したいなら、

SNSを見る時間を減らす。

お金を残したいなら、

必要のない買い物を減らす。

何かを増やすために、

何かを減らす。

これだけでも、

選択はかなりシンプルになります。

そして、

ここで大切なのは、

「何を捨てるか。」

と考えすぎないことです。

いきなり、

人生を大きく変える必要はありません。

仕事を辞める必要もない。

人間関係を全部切る必要もない。

SNSを全部やめる必要もない。

持っているものを全部捨てる必要もない。

まずは、

一つだけ減らしてみる。

毎日見ているSNSを、

一つ減らす。

惰性で参加している予定を、

一つ減らす。

何となく続けている習慣を、

一つ減らす。

必要以上に調べている情報を、

一つ減らす。

そうすると、

ほんの少し、

余白ができます。

その余白に、

自分が大切にしたいものを、

置いてみる。

家族との時間。

自分の仕事。

休む時間。

好きなこと。

これから育てたいもの。

すると、

「もっと何かをしなければ。」

という感覚が、

少しずつ変わってきます。

「これ以上、増やさなくてもいい。」

と思えるようになる。

そして、

その感覚が、

迷いを減らしてくれます。

もちろん、

すべての選択を、

自分の価値観だけで決められるわけではありません。

仕事には責任があります。

家族との約束もあります。

生活するためのお金も必要です。

だから、

「自分が大切だから。」

という理由だけで、

何でも好きにしていい、

という話ではありません。

現実の条件を考える。

周りの人への影響も考える。

必要な情報も集める。

そのうえで、

「自分は何を残したいのか。」

を考える。

それが、

自分軸を現実の生活で使うということです。

そして、

何を残したいのかが決まれば、

何を手放すかも見えてきます。

大切なものを守るために、

必要のないものを減らす。

これは、

何かを失うこととは少し違います。

大切なものを薄めないために、余計なものを引いていく。

ということです。

人生は、

すべてを同時に大切にすることができません。

時間も限られている。

体力も限られている。

お金も限られている。

集中力も限られている。

だからこそ、

「何を大切にするか。」

だけではなく、

「そのために、何を減らすか。」

まで考える。

そうすると、

自分軸は、

ただの考え方ではなく、

日々の選択を助ける、

具体的な基準になります。

迷ったら、

全部を比較しなくてもいい。

まず、

自分が大切にしたいものを思い出す。

そして、

それを邪魔するものを、

一つ外してみる。

それでも迷うなら、

もう一つ外してみる。

そうやって、

余計なものを減らしていく。

最後に残ったものが、

今の自分にとって、

本当に大切なものなのかもしれません。

迷わないために、

答えを増やす必要はありません。

自分に必要のないものを、少しずつ減らしていけばいい。

その先に、

自分が進みたい方向が、

見えてくることがあります。

第5章 迷ったら、「今の自分が大切にしたいもの」で決める

ここまで、

「迷ったら、自分のところに戻る。」

という話をしてきました。

他人の意見を見る。

世間の常識を知る。

必要な情報を集める。

それは、

もちろん大切です。

でも、

最後の最後まで、

誰かの答えを探し続けなくてもいい。

どこかで、

自分で決める必要があります。

そのときに、

難しいことを考えすぎなくても大丈夫です。

まずは、

こう考えてみてください。

「今の自分は、何を大切にしたいんだろう。」

これだけです。

例えば、

転職するか迷っている。

今の会社には、

不満がある。

でも、

収入は安定している。

人間関係も、

それほど悪くない。

転職すれば、

もっと良い環境が見つかるかもしれない。

でも、

失敗するかもしれない。

そんなとき、

「どちらが正解なのか。」

だけを考えていると、

なかなか決められません。

だから、

問いを変えてみる。

「今の自分は、何を大切にしたいのか。」

もし、

今は家族との時間を大切にしたいなら、

転職によって生活リズムが大きく変わる仕事は、

慎重に考えるかもしれません。

もし、

今は経験を積むことを大切にしたいなら、

多少の変化や不安があっても、

新しい環境に挑戦するかもしれません。

もし、

今は経済的な安定を大切にしたいなら、

無理に環境を変えず、

今の仕事を続けながら、

次の準備をするという方法もあります。

どれが正しいという話ではありません。

自分が何を大切にしたいかによって、選び方が変わる。

ということです。

これは、

副業でも同じです。

「副業を始めたほうがいい。」

という情報を見た。

周りでも、

副業を始めている人が増えている。

SNSでは、

「会社員だけでは危ない。」

という意見もある。

そうすると、

「自分も何か始めなければ。」

と焦るかもしれません。

でも、

一度立ち止まってみる。

「自分は、何を大切にしたいんだろう。」

収入を増やしたいのか。

自由な時間が欲しいのか。

将来の選択肢を増やしたいのか。

自分の経験を形にしたいのか。

会社以外の場所でも、

価値を生み出せるようになりたいのか。

ここが分かれば、

選ぶものも変わってきます。

例えば、

「今は家族との時間を守りたい。」

のであれば、

毎日何時間も必要な副業を、

無理に選ばなくてもいい。

「自分の経験を資産にしたい。」

のであれば、

時間をかけてブログや発信を育てる、

という選択もできます。

「とにかく収入を増やしたい。」

のであれば、

短期的に収入につながりやすい方法を、

探すかもしれません。

大切なのは、

「どれが一番すごいか。」

ではありません。

「今の自分が大切にしたいものと、どれが合っているか。」

です。

こう考えると、

迷いが少し変わります。

「みんなは何を選んでいるか。」

から、

「自分は何を残したいか。」

へ。

「どれが成功するか。」

から、

「どれなら、自分が大切にしたいものを守れるか。」

へ。

この視点に変えるだけで、

選択の基準が、

外側から内側へ戻ってきます。

そして、

ここで大切なのが、

「今の自分」という言葉です。

ずっと、

同じ基準で生きなくてもいい。

今は、

仕事を優先する。

数年後には、

家族を優先する。

その後は、

自分の時間を増やす。

そんなふうに、

人生の中で優先順位が変わってもいいのです。

だから、

「一度決めた自分軸を守らなければ。」

と考えなくていい。

その時々で、

自分に問い直せばいい。

「今の自分は、

何を大切にしたい?」

それだけでも、

十分です。

そして、

もう一つ覚えておきたいことがあります。

「大切にしたいもの」と「全部欲しいもの」は違います。

お金も欲しい。

時間も欲しい。

自由も欲しい。

安定も欲しい。

仕事も充実させたい。

家族との時間も欲しい。

もちろん、

全部欲しくなる。

でも、

現実には、

すべてを同じだけ手に入れることは難しい。

だから、

優先順位をつける必要があります。

そのとき、

「何を一番大切にするのか。」

を決める。

そして、

そのために、

何を少し諦めるのかを考える。

これは、

自分を犠牲にすることではありません。

むしろ、

本当に大切なものを守るために、すべてを追いかけないことです。

SINGLESELFが、

「引き算」を大切にしている理由も、

ここにあります。

人生を良くしようとして、

何かを足し続ける。

もっと知識を増やす。

もっと仕事を増やす。

もっと人脈を増やす。

もっと収入を増やす。

もっと経験を増やす。

でも、

増やしたものを維持するには、

時間もエネルギーも必要になります。

だから、

「もっと」を一つ減らしてみる。

もっと調べる、

ではなく、

ここまでで決める。

もっと予定を入れる、

ではなく、

今日は一つ休む。

もっと人と付き合う、

ではなく、

大切な人との時間を守る。

もっと成果を求める、

ではなく、

今できることを一つ終わらせる。

そうやって、

余計なものを減らしていく。

すると、

自分が本当に大切にしたいものに、

時間を使えるようになります。

そして、

迷ったときには、

こんな三つの質問を使ってみてください。

①「これは、今の自分にとって本当に重要なことだろうか。」

重要ではないなら、

必要以上に悩まなくていい。

②「これを選んだことで、自分が大切にしたいものは守れるだろうか。」

守れるなら、

その選択を進めてみる。

もし、

大切なものを大きく削ってしまうなら、

一度考え直してみる。

そして、

最後に。

③「もし誰にも見られていなかったとしても、自分はこれを選びたいだろうか。」

この問いは、

意外と大切です。

人は、

知らないうちに、

周りの目を基準にしてしまいます。

「これを選んだら、

すごいと思われるかな。」

「こんな仕事をしたら、

成功しているように見えるかな。」

「こんな生活をしたら、

羨ましがられるかな。」

でも、

誰にも見られていないとしたら、

本当にそれを選びたいのか。

そこを考えてみる。

すると、

自分が欲しかったものと、

人から評価されるために欲しかったものの違いが、

少し見えてくるかもしれません。

これは、

前回の「比べない技術」にもつながります。

他人と比べることをやめる。

他人の人生を基準にしない。

そして、

自分が何を大切にしたいのかを見る。

この二つは、

別々の話ではありません。

比べることをやめると、自分の基準が見えてくる。

そして、

自分の基準が見えてくると、迷ったときに戻る場所ができる。

だから、

自分軸とは、

「私は絶対にこうする。」

という強いルールではありません。

迷ったときに、

「自分は何を大切にしたいんだろう。」

と確認できる、

小さな基準です。

そして、

その基準に照らして、

一度決めてみる。

違ったら、

変えればいい。

やってみて、

合わなければ、

やめてもいい。

途中で、

大切にしたいものが変わったら、

選択を変えてもいい。

人生は、

一度決めたら終わりではありません。

選ぶ。

進む。

気づく。

修正する。

また選ぶ。

その繰り返しです。

だから、

「絶対に間違えない選択」を、

探し続けなくてもいい。

必要なところまで考えたら、

一度、

自分で決める。

そして、

その選択をしながら、

また自分の大切なものを確認していく。

それでいいのです。

迷ったとき、

答えが見つからないなら、

情報をもう一つ増やす前に、

一度、

余計なものを減らしてみる。

誰かの意見を脇に置く。

世間の常識を脇に置く。

「こうするべき」を脇に置く。

「こうしたほうがすごい」を脇に置く。

そして、

自分に聞く。

「今の自分は、何を大切にしたいんだろう。」

その答えが、

今すぐ見つからなくてもいい。

少し考えてみる。

今日決められなければ、

明日考えてもいい。

でも、

いつまでも、

他人の答えを探し続けなくていい。

最後に決めるのは、

自分です。

迷わない人とは、

迷わない人ではありません。

迷っても、最後には自分の基準に戻って、自分で決められる人です。

そして、

その「自分で決める」という小さな積み重ねが、

少しずつ、

自分の人生を自分のものにしていきます。

あなたの人生を、

誰かの正解で埋めなくていい。

誰かの生き方を、

そのまま借りなくていい。

あなたには、

あなたが大切にしたいものがあります。

それを見つけて、

それを守るために、

必要なものを選んでいけばいい。

そして、

必要のないものは、

一つずつ減らしていけばいい。

それが、

SINGLESELFの考える、

「迷わない」ということなのです。

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