私たちは、
毎日のように選択をしています。
朝、何を食べるか。
何を着るか。
どの仕事から始めるか。
どこで働くか。
何を買うか。
誰と会うか。
何を勉強するか。
どんな情報を見るか。
休日をどう過ごすか。
人生は、
小さな選択の連続です。
そして、
今の時代は、
選べるものがとても増えました。
インターネットを開けば、
たくさんの商品があります。
動画も、
ニュースも、
SNSも、
いくらでも見ることができます。
仕事だって、
一つの会社だけではありません。
副業もできる。
転職もできる。
フリーランスという働き方もある。
新しいことを学ぶ方法も、
昔とは比べものにならないほど増えています。
一見すると、
これはとても自由なことです。
選択肢が多い。
自分で好きなものを選べる。
誰かに決められる必要もない。
だから、
「選択肢が多いほど、自由である。」
と考えてしまいます。
でも、
本当にそうでしょうか。
選択肢が増えるほど、
私たちは自由になっているでしょうか。
実際には、
選択肢が多すぎることで、
疲れてしまうことがあります。
どれを選べばいいのか分からない。
もっと良いものがあるかもしれない。
今選んだものより、
別の選択肢のほうが良かったかもしれない。
そう考えているうちに、
なかなか決められなくなる。
そして、
決められないまま時間だけが過ぎていく。
これは、
仕事でも起こります。
「副業を始めよう。」
と思ったとしても、
ブログ。
SNS。
YouTube。
動画編集。
Webライター。
アフィリエイト。
オンライン講師。
物販。
AIを使ったサービス。
調べれば調べるほど、
新しい選択肢が出てきます。
どれも魅力的に見える。
「こっちのほうが稼げるかもしれない。」
「いや、今はYouTubeのほうがいいかもしれない。」
「AIを使えば、もっと効率的にできるかもしれない。」
「やっぱり別の方法を探したほうがいいかもしれない。」
そうして、
いつまでも始められない。
これは、
「選べない」という問題です。
でも、
もう一つ別の問題があります。
それが、
「選ばないことを、諦めだと思ってしまうこと」
です。
例えば、
何かを始めるために、
一つの道を選んだとします。
ブログをやる。
そう決めた。
すると、
「SNSもやったほうがいいのでは?」
「YouTubeもやったほうがいいのでは?」
「動画も勉強したほうがいいのでは?」
「別の収益方法も試したほうがいいのでは?」
と、
次々に選択肢が入ってきます。
そして、
一つに絞ることが不安になる。
「他の可能性を捨てることになるのではないか。」
と思う。
だから、
全部少しずつやってみる。
でも、
全部を十分にできるほど、
時間はありません。
結果として、
どれも中途半端になる。
これは、
「可能性を残している」ように見えて、
実際には一つひとつの可能性を育てる時間を失っている状態です。
だからこそ、
今回考えたいのが、
「選ばない」という選択です。
選ばない。
やらない。
見ない。
買わない。
行かない。
付き合わない。
調べない。
あえて、
選択肢を減らす。
これは、
諦めることとは違います。
自分の意思で、
「今の自分には、これは必要ない。」
と決めることです。
例えば、
今はブログに集中すると決めたなら、
YouTubeをやらない。
SNSを一つに決めたなら、
他のSNSまで追いかけない。
仕事で大切なことを決めたなら、
すべての依頼に応えようとしない。
休日を休むと決めたなら、
「せっかくの休みだから何かしなければ」と考えない。
こうして、
自分で選択肢を減らしていく。
すると、
不思議なことが起こります。
選べるものが少なくなったことで、
逆に自由になるのです。
何をするか迷わなくなる。
他人と比較しなくなる。
「もっと良い方法があるかもしれない。」
という不安が減る。
そして、
今選んだものに集中できる。
つまり、
選択肢を減らすことは、
自由を失うことではありません。
むしろ、
自分の時間と意識を、
本当に大切なものへ向けるための方法です。
人生には、
すべてを選ぶことはできません。
時間には限りがあります。
お金にも限りがあります。
体力にも限りがあります。
集中力にも限りがあります。
だから、
何かを選ぶということは、
同時に何かを選ばないということでもあります。
問題は、
その「選ばない」を、
誰かに決められるのか。
それとも、
自分で決めるのか。
ここに、
大きな違いがあります。
周りがやっているから、
自分もやる。
みんなが持っているから、
自分も買う。
流行しているから、
自分も始める。
誰かに誘われたから、
参加する。
おすすめされたから、
見る。
こうしていると、
気づかないうちに、
他人によって自分の選択肢が決められていきます。
だからこそ、
一度立ち止まってみる。
「これは、本当に自分が選びたいものだろうか。」
そう考える。
そして、
必要がなければ選ばない。
今は必要ないなら、
今は選ばない。
やりたいけれど、
今ではないなら、
後回しにする。
それでいいのです。
すべてを諦める必要はありません。
ただ、
「今はこれを選ばない。」
と決める。
その一つの判断によって、
自分の時間が戻ってきます。
集中力が戻ってきます。
迷う時間が減ります。
そして、
本当に選びたいものが、
少しずつ見えてきます。
SINGLESELFが大切にしている
「引き算」は、
物を減らすだけではありません。
情報も減らす。
仕事も減らす。
予定も減らす。
付き合いも減らす。
そして、
選択肢そのものも減らしていく。
そうすることで、
自分の人生に残したいものが、
はっきりしてくるのです。
選ばないことは、
可能性を捨てることではありません。
自分の限られた時間を、
どこに使うのかを決めることです。
だから、
何かを始めようとして迷ったとき。
何を選べばいいか分からなくなったとき。
周りの人がやっていることが気になったとき。
一度、
「何をするか」ではなく、
「何をしないか」
を考えてみてください。
人生を変えるのは、
新しい選択肢を増やすことだけではありません。
自分に必要のない選択肢を、
一つずつ手放すことでもあります。
そして、
最後に残った一つを、
自分の意思で選ぶ。
そのとき初めて、
「自分の人生を自分で選んでいる。」
という感覚が、
少しずつ生まれてくるのです。
第1章 選択肢が多いほど、自由とは限らない
「好きなものを選んでいい。」
そう言われると、
自由になったような気がします。
昔よりも、
今のほうが選択肢は圧倒的に増えています。
食べたいものを選べる。
好きな服を選べる。
働き方も選べる。
住む場所も選べる。
休日の過ごし方も選べる。
インターネットを使えば、
世界中の情報を見ることができます。
買い物だって、
お店に行かなくても、
たくさんの商品を比較できます。
一見すると、
とても便利な時代です。
でも、
選択肢が増えたことで、
私たちは本当に楽になったのでしょうか。
実際には、
選択肢が多すぎることで、
疲れてしまうことがあります。
例えば、
動画を見ようとします。
昔なら、
テレビの番組表を見て、
その中から選ぶだけでした。
今は違います。
動画配信サービスを開けば、
数え切れないほどの作品があります。
映画もある。
ドラマもある。
アニメもある。
短い動画もある。
おすすめ動画も次々に表示される。
「何を見ようかな。」
と考えているうちに、
10分、20分と時間が過ぎていく。
そして結局、
何も見ないまま閉じてしまう。
これは、
動画だけではありません。
買い物でも同じです。
一つの商品を買いたい。
検索する。
すると、
似た商品がたくさん出てくる。
価格を比較する。
レビューを見る。
ランキングを見る。
おすすめを見る。
さらに別の商品を見つける。
「こっちのほうが良いかもしれない。」
と思って、
また比較する。
そして、
なかなか決められない。
選択肢が少なければ、
すぐに決められたことでも、
選択肢が増えると、
判断するための時間が必要になります。
しかも、
決めたあとにも問題があります。
「本当にこれでよかったのかな。」
と思ってしまう。
もっと良い商品があったかもしれない。
もっと安いものがあったかもしれない。
別の商品を選んだほうが、
満足できたかもしれない。
このように、
選択肢が多いと、
選ぶ前だけではなく、
選んだあとまで迷いが続くことがあります。
これは、
人生の大きな選択でも同じです。
転職するのか。
今の会社に残るのか。
副業をするのか。
独立するのか。
新しいことを始めるのか。
何を勉強するのか。
どんな働き方をするのか。
調べれば調べるほど、
いろいろな可能性が見えてきます。
それ自体は、
悪いことではありません。
知らなかった選択肢を知ることで、
人生が変わることもあります。
問題は、
「選択肢を知ること」と「選択すること」が別だということです。
たくさん知ったからといって、
たくさん選ばなければいけないわけではありません。
ところが、
私たちはいつの間にか、
「せっかく選べるのだから、
できるだけ多くの可能性を残しておこう。」
と考えてしまいます。
これが、
身動きを取りにくくする原因になります。
例えば、
ブログを始めようと思ったとします。
ブログだけに集中すればいい。
そう考えていたのに、
調べているうちに、
SNSも必要。
動画も必要。
メルマガも必要。
SEOも必要。
広告も必要。
AIも使ったほうがいい。
デザインも勉強したほうがいい。
そうやって、
やるべきことが増えていきます。
最初は、
「ブログを書こう。」
という一つの行動だったはずです。
ところが、
情報を集めるほど、
やることが増えていく。
そして、
「こんなにやることがあるなら、
今の自分には無理かもしれない。」
と思ってしまう。
でも、
本当に必要だったのは、
すべてを選ぶことではありません。
最初の一つを選ぶことです。
これは、
何かを始めるときだけではありません。
日常生活でも同じです。
朝起きて、
スマートフォンを見る。
ニュースを見る。
SNSを見る。
動画を見る。
メッセージを確認する。
広告を見る。
おすすめの商品を見る。
たくさんの情報が入ってくる。
そのたびに、
小さな選択をしています。
見るか。
見ないか。
買うか。
買わないか。
返信するか。
後回しにするか。
参加するか。
断るか。
こうした小さな選択が、
一日の中で何度も繰り返されます。
だから、
夜になるころには、
思っている以上に疲れている。
肉体的にはそれほど疲れていなくても、
頭の中が疲れている。
「あれもやらなければ。」
「これもやったほうがいい。」
「こっちのほうが良かったかもしれない。」
そんな考えが、
頭の中を行ったり来たりする。
これが、
選択肢の多さによる疲れです。
だからこそ、
自由になるために必要なのは、
必ずしも選択肢を増やすことではありません。
自分に必要な選択肢だけを残すことです。
例えば、
毎朝何を着るか迷うなら、
よく着る服をある程度決めておく。
何を食べるか迷うなら、
定番のメニューをいくつか持っておく。
仕事の進め方に迷うなら、
基本的なルールを決めておく。
SNSを見る時間を決める。
買い物をする基準を決める。
休日の過ごし方にも、
「何もしない日」をつくる。
こうすると、
毎回ゼロから考えなくて済みます。
これは、
自分の自由を奪っているように見えるかもしれません。
でも、
実際には逆です。
毎回、
「どうしよう。」
と考えなくてよくなることで、
本当に考えるべきことに、
頭を使えるようになります。
人生には、
すべてのことを自分で細かく選ぶ必要はありません。
「これは、もう決めておく。」
という選択があってもいい。
そして、
その決定によって、
新しい選択肢を増やさなくて済む。
大切なのは、
他人に決められることではありません。
自分で決めて、
自分のために選択肢を減らすことです。
「これはやらない。」
「これは買わない。」
「これは見ない。」
「これは今は選ばない。」
そうやって、
自分の意思で選択肢を閉じていく。
すると、
残った選択肢が見えやすくなります。
そして、
その中から選ぶ。
これなら、
「選べない」という状態から抜け出しやすくなります。
選択肢が多いことは、
確かに便利です。
でも、
すべてを持っている必要はありません。
すべてを試す必要もありません。
すべてを知る必要もありません。
人生で使える時間には、
限りがあります。
だからこそ、
「何を選べるか」だけではなく、
「何を選ばないか」も自分で決める。
それは、
可能性を狭めることではありません。
限られた時間を、
本当に大切なものへ使うための、
一つの方法なのです。
第2章 「選ばないもの」を決めると、自分の軸が見えてくる
何かを選ぶとき、
私たちはつい「どれが一番良いか」を考えます。
どの商品が一番良いか。
どの仕事が一番良いか。
どの方法が一番効率的か。
どの場所が一番快適か。
どの人と付き合うのが良いか。
そして、
できるだけ正解に近いものを探そうとします。
もちろん、
大切な選択なら、
慎重に考えることも必要です。
でも、
すべての選択で「一番良いもの」を探していたら、
いつまで経っても決められません。
なぜなら、
比較できるものには、
必ず別の選択肢が存在するからです。
Aを選べば、
Bの可能性が残ります。
Bを選べば、
Cが気になります。
Cを選べば、
「もっと良いものがあるかもしれない」と思う。
こうして、
選択肢を増やし続けることになります。
だからこそ、
ときには逆から考えてみる。
「何を選ぶか」ではなく、
「何を選ばないか」
を先に決めるのです。
例えば、
副業を始めたいとします。
ブログ。
SNS。
YouTube。
動画編集。
物販。
Webライター。
オンラインサービス。
AIを使った仕事。
どれも選択肢としては存在します。
全部調べて、
全部比較して、
一番可能性が高いものを選ぼうとすると、
なかなか始められません。
そこで、
「今はYouTubeをやらない。」
と決める。
「物販もやらない。」
と決める。
「新しい副業を次々に探さない。」
と決める。
そのうえで、
「今はブログに集中する。」
と決める。
すると、
一気に考えることが減ります。
これは、
他の可能性を捨てたわけではありません。
「今は選ばない」と決めただけです。
この違いは、
とても大きいものです。
「もう絶対にやらない。」
と決める必要はありません。
「今はやらない。」
でいい。
半年後に考えてもいい。
一年後に考えてもいい。
必要になったときに、
改めて選べばいい。
そう考えると、
選ばないことへの抵抗が小さくなります。
私たちは、
一度選ばなかったものを、
二度と選べないような気持ちになることがあります。
でも、
人生の多くの選択は、
そんなに固定されたものではありません。
今は選ばない。
今日はやらない。
今月は買わない。
今回は参加しない。
それだけでもいいのです。
そして、
この「今は選ばない」という感覚を持つと、
自分の時間を守りやすくなります。
例えば、
SNS。
すべてのSNSを使う必要はありません。
Xもやる。
Instagramもやる。
YouTubeもやる。
TikTokもやる。
それぞれに特徴があります。
だから、
全部やったほうがいいように見える。
でも、
一人で全部を続けるのは簡単ではありません。
投稿を作る。
コメントを見る。
数字を確認する。
他の人の投稿を見る。
情報を集める。
それぞれに時間がかかります。
そこで、
「自分は、このSNSだけ使う。」
と決める。
他を使わない。
少なくとも、
今は追いかけない。
すると、
その分だけ時間と集中力が戻ってきます。
これは、
「可能性を減らした」と考えることもできます。
でも、
別の見方もできます。
「一つの可能性を育てるために、
他の可能性を一度閉じた。」
ということです。
何かを育てるには、
時間が必要です。
ブログの記事を書くにも時間が必要。
SNSを育てるにも時間が必要。
仕事のスキルを身につけるにも時間が必要です。
すべてを同時に育てようとすれば、
一つに使える時間は減ります。
だから、
選ばないことは、
集中することでもあります。
そして、
ここで重要になるのが、
「自分の軸」です。
何を選ばないかを考えると、
自分が何を大切にしているのかが見えてきます。
例えば、
「夜は仕事をしない。」
と決めたとします。
すると、
自分にとって休む時間が大切だと分かります。
「休日は予定を詰め込まない。」
と決めたなら、
余白を大切にしているのかもしれません。
「流行だけを理由に物を買わない。」
と決めたなら、
自分にとって必要なものを大切にしているのでしょう。
「すべてのSNSを追わない。」
と決めたなら、
情報よりも自分の時間を優先しているのかもしれません。
つまり、
「選ばないもの」には、
自分の価値観が表れます。
何を選ぶかだけを見ていると、
他人との違いは分かりにくい。
でも、
何を選ばないかを見ると、
自分らしさが見えてくることがあります。
これは、
SINGLESELFの「引き算」ともつながっています。
自分に必要なものを見つけるためには、
最初から全部を持つ必要はありません。
むしろ、
必要ではないものを一つずつ外していく。
すると、
最後に残ったものが見えてくる。
これは、
絵を描くことにも似ています。
最初から完璧な線を引くのではなく、
余計な部分を削っていく。
すると、
本当に必要な形が浮かび上がってくる。
人生も同じです。
「何をすればいいか分からない。」
と思ったとき、
新しい情報を探すだけが方法ではありません。
一度、
「これはやらない。」
と決めてみる。
すると、
残ったものが見えてくる。
そして、
その残ったものに集中する。
これだけでも、
行動しやすくなります。
もちろん、
選ばないことには不安があります。
「本当にこれでいいのだろうか。」
と思うこともあります。
他の人が別の道を進んでいると、
余計に不安になる。
「あっちを選んだほうが良かったかもしれない。」
と思う。
でも、
他人の選択と、
自分の選択は違います。
誰かにとって正解でも、
自分にとって正解とは限りません。
だから、
「みんながやっているから。」
ではなく、
「自分には必要なのか。」
で考える。
この視点を持つことが大切です。
例えば、
周りの人が資格の勉強を始めた。
自分も始める。
周りが転職した。
自分も転職を考える。
周りが投資を始めた。
自分も始める。
周りがSNSで発信している。
自分も始める。
もちろん、
そこから良い結果につながることもあります。
でも、
「みんながやっている」という理由だけなら、
一度立ち止まってもいい。
自分にとって必要なのか。
今の自分に合っているのか。
今やるべきなのか。
それを考える。
そして、
必要がなければ選ばない。
これは、
周りに逆らうことではありません。
自分の時間を、
自分の意思で使うことです。
また、
選ばないことには、
もう一つ大きなメリットがあります。
それは、
「決めたあとに迷いにくくなる」ことです。
例えば、
「今年は新しいSNSを増やさない。」
と決める。
すると、
新しいSNSが話題になったときにも、
「面白そうだけど、今はやらない。」
と判断できます。
毎回ゼロから悩む必要がありません。
「やるか、やらないか。」
を毎回考えるのではなく、
「今はやらない。」
という自分のルールに戻ればいい。
この小さなルールが、
日々の判断を楽にしてくれます。
だから、
選択肢を減らすことは、
自分を縛ることではありません。
むしろ、
毎回迷わなくていいように、
自分を助けることでもあります。
そして、
選ばないことを決めるときには、
完璧なルールを作る必要もありません。
「今月は買わない。」
「今日は見ない。」
「今週は予定を増やさない。」
「今年は新しい仕事を増やさない。」
このくらいでもいい。
期間を決めれば、
試しやすくなります。
やってみて、
合わなければ変えればいい。
大切なのは、
自分で決めてみることです。
誰かに、
「これはやるべき。」
と言われたからではなく、
自分で、
「これは今の自分には必要ない。」
と決める。
その経験が増えるほど、
自分の軸が少しずつ強くなっていきます。
そして、
自分の軸が強くなると、
選択肢の多さに振り回されにくくなります。
新しい商品が出ても、
すぐに欲しくならない。
新しいサービスが話題になっても、
すぐに契約しない。
新しい働き方が注目されても、
すぐに飛びつかない。
誰かの成功を見ても、
すぐに同じことを始めない。
一度、
「自分には必要だろうか。」
と考えられる。
この一呼吸が、
自分の人生を守ってくれます。
選択肢が多い時代だからこそ、
全部を選ぶ必要はありません。
むしろ、
「これは選ばない。」
と決められる人ほど、
自分が本当に選びたいものに、
力を使えるようになります。
諦めるのではありません。
可能性を閉ざすのでもありません。
ただ、
今の自分に必要ではないものを、
一度脇に置く。
そして、
本当に大切なものに集中する。
それでいいのです。
選択肢を減らすことは、
人生を小さくすることではありません。
自分の人生に、
自分の意思で境界線を引くことです。
その境界線があるからこそ、
本当に大切なものを守ることができます。
何でも選べる人生ではなく、
「自分に必要なものを選べる人生」。
SINGLESELFが目指したいのは、
そんな生き方です。
第3章 「今の自分に必要か」で選択肢を減らす
「何を選ばないか」を決める。
そう言われても、
最初は難しいかもしれません。
何を残して、
何を手放せばいいのか。
どこまで減らしていいのか。
選ばなかったことで、
後悔しないのか。
そんな不安も出てきます。
だからこそ、
「選ばない」を感覚だけで決めるのではなく、
自分なりの基準を持っておくことが大切です。
そのときに、
一番シンプルな質問があります。
「これは、今の自分に必要だろうか。」
この一言です。
「将来必要になるかもしれない。」
ではありません。
「みんながやっているから。」
でもありません。
「せっかくここまでやってきたから。」
でもありません。
あくまで、
「今の自分に必要なのか。」
と考える。
これだけでも、
かなり多くの選択肢を整理できます。
例えば、
新しいサービスを見つけたとします。
便利そう。
評判も良い。
多くの人が使っている。
「これは契約したほうがいいかもしれない。」
と思う。
でも、
そこで一度止まって、
「今の自分は、
このサービスを本当に必要としているだろうか。」
と考えてみる。
今の生活に困っていることがあるのか。
それを解決する必要があるのか。
代わりになるものを、
すでに持っていないか。
もし、
特に困っていないのであれば、
今は選ばなくてもいい。
「良いサービス」と
「自分に必要なサービス」は、
同じではありません。
これは、
情報についても同じです。
ニュースを見れば、
新しい情報が次々に入ってきます。
新しい仕事。
新しい投資方法。
新しいAI。
新しいサービス。
新しい働き方。
新しいトレンド。
どれも知っておいたほうがいいように感じます。
でも、
すべてを知る必要はありません。
「この情報を知らないと、
今の自分は困るだろうか。」
と考えてみる。
困らないのであれば、
今は見なくてもいい。
情報を知らないことが、
必ずしも損失になるわけではありません。
むしろ、
必要のない情報を減らすことで、
自分で考える時間を守ることができます。
そして、
この考え方は仕事にも使えます。
仕事をしていると、
「これもやったほうがいい。」
ということが増えていきます。
資料をもっときれいにする。
会議に参加する。
細かい報告をする。
新しいツールを覚える。
メールにすぐ返信する。
他の人の仕事まで手伝う。
どれも一見すると、
悪いことではありません。
むしろ、
真面目な人ほど、
全部やろうとします。
でも、
全部をやろうとすると、
本当に重要な仕事に使える時間が減ります。
そこで、
「この仕事は、
自分が今やる必要があるだろうか。」
と考える。
自分でなければできない仕事なのか。
今日やる必要があるのか。
そもそも、
やらなくても問題ない仕事ではないのか。
こうして考えると、
「やるべきこと」だと思っていたものの中に、
実は「やらなくてもいいこと」が混ざっていることに気づきます。
これは、
「仕事をサボる」という話ではありません。
限られた時間を、
本当に重要なことに使うための整理です。
人生では、
時間が無限にあるわけではありません。
だから、
「全部やる。」
という選択は、
実はかなり難しい。
何かをやれば、
その時間は別のことには使えません。
仕事をすれば、
休む時間が減る。
予定を入れれば、
一人で過ごす時間が減る。
SNSを見れば、
読書や睡眠の時間が減る。
新しいことを始めれば、
今やっていることに使える時間が減る。
つまり、
何かを選ぶたびに、
何かを選ばないことになります。
だからこそ、
「何をするか」だけを考えていると、
時間の使い方が見えにくくなります。
逆に、
「何をしないか」
を決めると、
時間の使い道がはっきりしてきます。
例えば、
「平日の夜は仕事をしない。」
と決める。
これだけで、
夜の時間には境界線ができます。
「休日に仕事のメールを確認しない。」
と決める。
すると、
休日に仕事のことを考える時間が減ります。
「新しいSNSは増やさない。」
と決める。
すると、
SNSを探し続ける時間がなくなります。
「欲しいと思ったものは、
その場では買わない。」
と決める。
すると、
衝動買いを減らせます。
このように、
あらかじめ「選ばない」を決めておくと、
その場その場で悩む必要がなくなります。
そして、
ここで大切なのは、
「選ばないもの」を決めるときに、
他人の基準を使わないことです。
例えば、
「みんなが月に10冊本を読んでいるから、
自分も10冊読まなければ。」
と考える必要はありません。
「みんなが副業をしているから、
自分もしなければ。」
とも限りません。
「みんなが最新のスマートフォンを持っているから、
自分も買い替えよう。」
と考える必要もありません。
他人にとって必要なものと、
自分にとって必要なものは違います。
だからこそ、
「自分に必要か。」
を基準にする。
この基準を持っているだけで、
周りに流されにくくなります。
そして、
もう一つ覚えておきたいことがあります。
それは、
「今は必要ない」と「永遠に必要ない」は違う。
ということです。
例えば、
今は必要ない資格がある。
今は必要ないサービスがある。
今は必要ない仕事がある。
今は必要ない趣味がある。
それを選ばない。
でも、
将来必要になったら、
そのとき改めて考えればいい。
人生は、
一度決めたら二度と変更できないものばかりではありません。
だから、
「今は選ばない。」
という決断を、
もっと気軽にしていいのです。
この考え方を持つと、
選択肢を減らすことへの恐怖も小さくなります。
「これを選ばなかったら、
もうチャンスがなくなる。」
と考えるのではなく、
「今は別のことに時間を使う。」
と考える。
すると、
選ばないことが、
前向きな決断になります。
例えば、
ブログを書いているとします。
動画にも興味がある。
SNSも伸ばしたい。
メルマガもやってみたい。
新しいAIツールも試したい。
どれも面白そうです。
でも、
一度に全部はできません。
そこで、
「今はブログを優先する。」
と決める。
そして、
「動画は今はやらない。」
「新しいSNSは増やさない。」
「新しいツールを次々試さない。」
と決める。
すると、
ブログに使える時間が増えます。
記事を書く。
改善する。
読者の反応を見る。
また書く。
この繰り返しができます。
一つのことに集中するからこそ、
積み上がっていくものがあります。
逆に、
あれもこれもと選択肢を残し続けると、
どれも十分に育たない。
「可能性を残す」ことに、
時間を使ってしまうからです。
だから、
ときには可能性を閉じる勇気も必要です。
全部を捨てる必要はありません。
ただ、
今の自分に必要なものを優先する。
そして、
それ以外を一度横に置く。
それだけでいい。
ここで、
一つ簡単な方法があります。
紙やスマートフォンのメモに、
「今は選ばないこと」
を書き出してみるのです。
例えば、
・新しいSNSを増やさない
・使っていないサービスを調べ続けない
・仕事を必要以上に引き受けない
・平日の夜に仕事をしない
・目的のないネットショッピングをしない
・必要以上にニュースを追わない
・他人の成功と自分を比較しない
この中から、
自分に当てはまるものを一つ選ぶ。
最初から、
10個も20個も決めなくていい。
一つでいいのです。
そして、
その一つを守ってみる。
すると、
思っていた以上に余白が生まれるかもしれません。
その余白を見て、
「自分は、こんなに時間を使っていたんだ。」
と気づくこともあります。
「こんなことをしなくても、
何も問題なかった。」
と分かることもあります。
この経験が、
次の引き算につながります。
一つ減らしてみる。
余白が生まれる。
その余白を実感する。
また一つ減らしてみる。
この繰り返しです。
だから、
最初から大きな決断をする必要はありません。
人生を一気に変えようとしなくていい。
まずは、
小さな「選ばない」を一つ作る。
そして、
その結果を自分で確かめる。
これなら、
無理なく続けられます。
また、
「選ばないこと」を決めるとき、
自分にこう問いかけてもいいでしょう。
「これを選ぶことで、何を失うだろう。」
新しい仕事を引き受ける。
その代わりに、
何を失うのか。
新しい予定を入れる。
その代わりに、
何を失うのか。
新しいサービスを契約する。
その代わりに、
毎月いくらのお金を使うのか。
新しいSNSを始める。
その代わりに、
どれくらいの時間が必要になるのか。
選ぶことのメリットだけではなく、
その裏側にあるコストを見る。
すると、
今まで見えていなかったものが見えてきます。
何かを選ぶことは、
無料ではありません。
お金だけではなく、
時間も使います。
集中力も使います。
体力も使います。
そして、
人生の一部を使います。
だからこそ、
「本当に、これを選ぶのか。」
と考える。
そして、
必要なければ選ばない。
これは、
とてもシンプルですが、
強い考え方です。
選択肢を減らすことは、
人生を狭くすることではありません。
自分が大切にしたいものを、
守るために必要な境界線を作ることです。
何でもできるようにしておくより、
「これはやらない」と決めたほうが、
本当にやりたいことに集中できる。
何でも買える状態より、
「これは買わない」と決めたほうが、
本当に欲しいものを選びやすい。
誰とでも付き合うより、
「無理をしてまで付き合わない」と決めたほうが、
大切な人との時間を守れる。
すべての仕事を抱えるより、
「これは自分の仕事ではない」と決めたほうが、
自分がやるべき仕事に集中できる。
つまり、
選ばないことは、
何かを失うためではなく、
何かを守るためにあるのです。
だから、
迷ったときには、
「何を選べば正解か。」だけではなく、
「何を選ばなければ、
自分にとって大切なものを守れるか。」
と考えてみてください。
選択肢を減らすことで、
見えてくるものがあります。
本当にやりたいこと。
本当に必要なもの。
本当に大切な人。
本当に使いたい時間。
それらを守るためなら、
いくつかの可能性を閉じてもいい。
人生は、
すべてを経験するためにあるわけではありません。
自分にとって大切なものを、
大切にするためにある。
だからこそ、
「今の自分には必要ない。」
と思ったものは、
無理に選ばなくていいのです。
選ばない。
減らす。
一つに絞る。
そして、
残ったものに集中する。
その繰り返しが、
少しずつ「自分の人生」を形にしていきます。
第4章 「選ばない」は、諦めることではない
ここまで、
「今の自分に必要か。」
という基準で、
選択肢を減らすことについて考えてきました。
必要なものを残す。
必要ではないものを、
一度横に置く。
そして、
残ったものに集中する。
でも、
ここで一つ、
気になることがあります。
それは、
「選ばないことで、
可能性を狭めてしまわないか。」
ということです。
せっかくのチャンスを、
逃してしまうかもしれない。
あとから、
「やっておけばよかった。」
と後悔するかもしれない。
そう考えると、
なかなか「選ばない」を決められません。
だからこそ、
ここではっきりさせておきたいことがあります。
「選ばない」と「諦める」は、違います。
諦めるというのは、
「自分には無理だ。」
「どうせできない。」
と、
可能性そのものを手放してしまうことです。
一方で、
選ばないというのは、
「できるかもしれない。」
「興味はある。」
「いつかやるかもしれない。」
それでも、
「今は選ばない。」
と、
自分で決めることです。
この違いは、
とても大きいものです。
例えば、
副業を始めたいと思っているとします。
動画編集も気になる。
ブログも気になる。
SNSもやってみたい。
AIを使った仕事も気になる。
どれも、
将来につながるかもしれません。
だからといって、
全部を始める必要はありません。
「今はブログに集中する。」
と決める。
そして、
「動画編集は今はやらない。」
「新しいSNSは増やさない。」
「新しい仕事を次々と探さない。」
と決める。
これは、
副業を諦めたわけではありません。
むしろ、
今やることを一つに絞った。
ただ、
それだけです。
そして、
一つに絞ったからこそ、
その一つに時間を使えます。
記事を書く。
改善する。
読者の反応を見る。
また書く。
そうやって、
少しずつ積み上げていく。
もし、
半年後に動画をやりたくなったら、
そのとき始めればいい。
今は選ばない。
でも、
未来の選択肢まで捨てる必要はありません。
この感覚は、
とても大切です。
私たちは、
「今やらないなら、
もう二度とできない。」
と考えてしまうことがあります。
でも、
実際にはそんなことばかりではありません。
今月やらない。
今は買わない。
今は契約しない。
今は付き合わない。
今は情報を追わない。
今は仕事を増やさない。
こうした判断の多くは、
後から変更できます。
だから、
「今は選ばない。」
という決断を、
もっと気軽にしていいのです。
もちろん、
中には一度しかないチャンスもあります。
すべてを断ればいい、
という話でもありません。
大切なのは、
「チャンスだから選ぶ。」
ではなく、
「自分にとって必要だから選ぶ。」
という順番です。
周りから見て、
どれだけ魅力的な話でも、
今の自分に必要なければ、
選ばなくていい。
反対に、
周りから見れば、
地味な選択でも、
自分にとって大切なら、
それを選べばいい。
例えば、
毎日少しずつブログを書く。
早く結果が出るわけではない。
誰かに褒められるわけでもない。
すぐに大きな収入になるわけでもない。
それでも、
「自分はこれを積み上げたい。」
と思うなら、
他のことを選ばない時間を作る価値があります。
人生は、
すべての可能性を残しておくゲームではありません。
限られた時間の中で、
「自分は、
何に時間を使うのか。」
を決めていくものです。
だからこそ、
選ばないことには意味があります。
何かを選ばないことで、
別の何かを選べるからです。
SNSを見ない。
その代わりに、
本を読む。
新しい仕事を増やさない。
その代わりに、
今の仕事を深める。
無駄な買い物をしない。
その代わりに、
本当に必要なものにお金を使う。
人間関係を広げすぎない。
その代わりに、
大切な人との時間を増やす。
つまり、
「選ばない」は、
空白を作るためだけのものではありません。
その空白に、
「自分が本当に選びたいもの」
を置くためのものです。
ここが、
「引き算」の大切なところです。
何かを減らすだけでは、
人生は良くなりません。
減らしてできた余白を、
自分にとって大切なものに使う。
それではじめて、
引き算に意味が生まれます。
だから、
「何を捨てるか。」
だけを考えなくていい。
その代わりに、
「これを選ばないことで、
何を大切にできるだろう。」
と考えてみる。
仕事を一つ断ることで、
家族との時間を守れるかもしれません。
予定を一つ減らすことで、
一人で考える時間が生まれるかもしれません。
SNSを一つ減らすことで、
自分のやりたいことに集中できるかもしれません。
情報を減らすことで、
自分で考える余裕が生まれるかもしれません。
選ばないことは、
何かを失うことではありません。
自分にとって大切なものを、
守るための選択でもあるのです。
そして、
もう一つ覚えておきたいことがあります。
それは、
「選ばない」と決めても、
途中で変えていい。
ということです。
今は必要ないと思っていたものが、
半年後には必要になるかもしれません。
逆に、
今は必要だと思っているものが、
一年後には必要なくなるかもしれません。
それでいいのです。
人生は、
一度決めたことを、
永遠に守り続けるものではありません。
その時々の自分に合わせて、
選び直していけばいい。
だから、
「今は選ばない。」
という判断を、
もっと自由に使っていい。
無理に可能性を残さなくていい。
すべての人に好かれようとしなくていい。
すべての情報を追わなくていい。
すべての仕事を引き受けなくていい。
すべてのチャンスに飛びつかなくていい。
自分にとって必要なものを選び、
必要ではないものは、
一度横に置く。
そして、
残ったものに集中する。
それだけでも、
人生は少しずつ変わっていきます。
選択肢が減ると、
自由がなくなるように感じるかもしれません。
でも、
本当は逆です。
選択肢を減らすことで、
自分で決められることが増えていく。
周りに流される時間が減る。
迷う時間が減る。
比較する時間が減る。
そして、
「自分はこれをやる。」
と決められるようになる。
それが、
「選ばない」という考え方の本当の意味です。
人生で大切なのは、
どれだけ多くのものを手に入れたかではありません。
どれだけ多くのことを経験したかでもありません。
自分にとって大切なものを、
どれだけ大切にできたか。
そこに、
人生の満足度があるのかもしれません。
だから、
全部を選ばなくていい。
全部をやらなくていい。
全部を持たなくていい。
今の自分に必要なものを、
一つ選ぶ。
そして、
それ以外を一度手放す。
その小さな決断が、
自分の時間を取り戻してくれます。
自分の時間を取り戻せば、
自分の人生を考える余裕が生まれます。
そして、
自分の人生を考える余裕ができれば、
「本当は何をしたいのか。」
が少しずつ見えてきます。
だからこそ、
「選ばない」は、
諦めるための技術ではありません。
自分の人生を、
自分で選び直していくための技術です。
何かを増やす前に、
一つ減らしてみる。
何かを始める前に、
一つやめてみる。
新しいものを選ぶ前に、
今あるものを見直してみる。
そして、
「これは、
今の自分に必要だろうか。」
と問いかける。
必要なら、
選ぶ。
必要なければ、
選ばない。
その判断を、
自分でできるようになる。
それが、
「選ばない技術」です。
そして次の章では、
ここまで考えてきた「選ばない」を、
実際の生活の中でどう続けていくのかを、
まとめていきましょう。
第5章 今日から、一つだけ「選ばない」を決めてみよう
ここまで、
「選ばない」ということについて、
考えてきました。
選択肢が多いほど、
自由とは限らない。
「今の自分に必要か。」
という基準を持つ。
そして、
「選ばない」は、
諦めることではない。
自分に必要なものを残すために、
あえて選択肢を減らす。
そんな話をしてきました。
でも、
ここまで読んで、
「なるほど。」
と思うだけでは、
何も変わりません。
大切なのは、
実際に一つ、
選ばないものを決めてみることです。
いきなり、
人生を大きく変える必要はありません。
仕事を辞める。
人間関係を全部整理する。
スマートフォンを捨てる。
SNSを全部やめる。
そんな大きなことをする必要はありません。
もっと小さくていい。
今日から、
「これは選ばない。」
と決める。
それだけで十分です。
例えば、
「今日は目的なくSNSを見ない。」
でもいい。
「今日は仕事が終わったら、
仕事のメールを確認しない。」
でもいい。
「今週は、
新しいサービスを契約しない。」
でもいい。
「今月は、
必要のない買い物をしない。」
でもいい。
「今は、
新しいことを増やさない。」
でもいい。
大切なのは、
自分で決めることです。
誰かに言われたからではなく、
「今の自分には、
これが必要ない。」
と考えて、
自分で選ばない。
それだけで、
少しずつ感覚が変わってきます。
今までは、
「何をしよう。」
と考えていたところで、
「何をしなくていいだろう。」
と考えられるようになる。
今までは、
「何を買おう。」
と考えていたところで、
「そもそも、
買わなくてもいいのでは。」
と考えられるようになる。
今までは、
「何を始めよう。」
と考えていたところで、
「今あるものを、
もう少し続けてみよう。」
と思えるようになる。
この小さな変化が、
とても大切です。
なぜなら、
人生は一つ一つの選択でできているからです。
朝起きて、
何を見るか。
何を食べるか。
何に時間を使うか。
誰と話すか。
何を買うか。
どんな情報を見るか。
どんな仕事をするか。
何を始めるか。
そして、
何をしないか。
毎日の中には、
たくさんの選択があります。
そのすべてを、
完璧に決める必要はありません。
ただ、
「これは選ばない。」
というものを、
少しずつ増やしていく。
すると、
自分の時間が、
少しずつ戻ってきます。
自分の時間が戻れば、
考える余裕も生まれます。
考える余裕が生まれれば、
「本当は、
何をしたいのか。」
を考えられるようになります。
ここが、
「引き算」の大きな意味です。
何かを減らす目的は、
空っぽになることではありません。
大切なものを、
大切にできる余白を作ることです。
だから、
何かをやめたら、
その空いた時間をどう使うのか。
そこまで考えてみてください。
SNSを見る時間を減らした。
その時間で、
本を読む。
散歩をする。
家族と話す。
ブログを書く。
何もせず、
ゆっくりする。
それでもいい。
仕事を一つ減らした。
その時間で、
今やっている仕事を丁寧にする。
自分の勉強をする。
休む。
それでもいい。
買い物を一つ減らした。
そのお金を、
本当に必要なものに使う。
貯めておく。
それでもいい。
大切なのは、
「減らした結果、
何が残ったのか。」
を見ることです。
そうすると、
「減らすことは、
失うことではなかった。」
と分かるかもしれません。
むしろ、
今まで見えていなかったものが、
見えてくるかもしれません。
本当に使いたかった時間。
本当にやりたかったこと。
本当に大切だった人。
本当に必要だったもの。
それらが、
少しずつ見えてきます。
だから、
「選ばない」を、
怖がりすぎなくていい。
もちろん、
すべての選択が正しいとは限りません。
選ばないことで、
後から後悔することもあります。
「やっぱり、
やっておけばよかった。」
と思うこともあるでしょう。
それでもいいのです。
そのときは、
もう一度選び直せばいい。
一度選ばなかったからといって、
人生が終わるわけではありません。
必要になったら、
また選べばいい。
考えが変わったら、
やり直せばいい。
だからこそ、
「選ばない」という決断を、
完璧なものにしようとしなくていいのです。
今の自分にとって、
必要かどうか。
それだけを考える。
そして、
必要なら選ぶ。
必要なければ、
今は選ばない。
この繰り返しでいい。
人生には、
正解が決まっているわけではありません。
その時々の自分に合わせて、
選び直していくものです。
だから、
今日の自分が選ばないものと、
一年後の自分が選ばないものが、
同じである必要もありません。
今は仕事を優先する。
今は家族を優先する。
今は自分の時間を優先する。
今は休むことを優先する。
そのために、
何かを選ばない。
それでいいのです。
そして、
もし今、
「やりたいことが多すぎる。」
「情報が多すぎて疲れている。」
「毎日やることに追われている。」
「何を選べばいいのか分からない。」
そんな状態なら、
まずは一つだけ、
減らしてみてください。
一つのSNSを見ない。
一つの予定を入れない。
一つの仕事を引き受けない。
一つの買い物をやめる。
一つの情報を追わない。
一つのサービスを契約しない。
一つだけでいい。
そして、
その結果、
何が変わるのかを見てみる。
時間が増えた。
気持ちが楽になった。
集中しやすくなった。
お金を使わなくなった。
人と比べなくなった。
自分のやりたいことに、
時間を使えるようになった。
そんな変化があれば、
また一つ減らしてみる。
そうやって、
一つ減らす。
余白が生まれる。
その余白を使う。
また一つ減らす。
この小さな繰り返しが、
自分の人生を整えていきます。
「何かを増やさなければ、
人生は良くならない。」
そんなふうに、
思ってしまうことがあります。
もっと知識が必要。
もっと収入が必要。
もっと人脈が必要。
もっと仕事が必要。
もっと経験が必要。
もちろん、
増やすことで得られるものもあります。
でも、
増やすことだけが、
人生を良くする方法ではありません。
ときには、
減らす。
やめる。
断る。
離れる。
選ばない。
そのほうが、
人生を前に進められることもあります。
だから、
これから何かを始める前に、
一度だけ考えてみてください。
「何を増やすか。」
ではなく、
「何を減らせるだろう。」
と。
新しいものを入れる前に、
今あるものを見る。
新しい予定を入れる前に、
今の予定を見る。
新しい仕事を増やす前に、
今の仕事を見る。
新しい情報を集める前に、
今持っている情報を見る。
そして、
「これは、
本当に今の自分に必要だろうか。」
と問いかける。
必要なら、
残す。
必要なければ、
選ばない。
その判断を、
少しずつ自分でできるようになる。
それが、
「選ばない技術」です。
選ばないことは、
人生を諦めることではありません。
自分に必要なものを、
自分で選び直すことです。
周りが選んでいるから、
自分も選ぶ。
みんながやっているから、
自分もやる。
そんな状態から、
少しずつ離れていく。
そして、
「自分は、
これを選ぶ。」
「自分は、
これは選ばない。」
と、
自分で決める。
その積み重ねが、
自分の人生を作っていきます。
全部を選ばなくていい。
全部を持たなくていい。
全部を経験しなくていい。
一つ減らして、
一つ残す。
そして、
残したものを、
大切にする。
それだけでも、
人生は少しずつ変わります。
だから、
今日から一つだけ、
「選ばないもの」
を決めてみてください。
それが、
あなたの時間を取り戻す、
最初の一歩になるかもしれません。
そして、
自分にとって本当に大切なものが見えてきたら、
それを大切にするために、
また一つ減らしてみる。
その繰り返しでいい。
人生は、
「何を増やしたか。」
だけではなく、
「何を選ばなかったか。」
によっても、
形を変えていきます。
自分に必要なものを残し、
必要のないものを減らす。
その先にあるのは、
何もない人生ではありません。
自分にとって大切なものが、
ちゃんと残っている人生です。
それが、
SINGLESELFが大切にしている、
「引き算」の考え方です。
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