毎日更新の裏側で、擦り切れていた私へ。インプットの時間をあきらめない。毎日ブログを書きながら、リアルタイムで「自動販売機型メディア」を組み立てる現在進行形の実験室。

【第7回】比べることをやめると、自分の人生が見えてくる「比べない技術」

【第7回】比べることをやめると、自分の人生が見えてくる「比べない技術」

ここまで、

「比べない技術」について、

6回にわたって考えてきました。

なぜ、私たちは他人と比べてしまうのか。

誰かの成功を、なぜ自分の失敗のように感じてしまうのか。

SNSで見える「すごい人」を、なぜ自分の基準にしてしまうのか。

周りと違うだけなのに、

「自分は遅れている。」

と思ってしまうのはなぜなのか。

そして、

「昨日の自分より成長しなければ。」

と、自分自身まで比較の対象にしてしまうことについても考えてきました。

その中で、一つ大切なことが見えてきます。

それは、

「比べない」というのは、誰とも競争しないことではない。

ということです。

誰かを参考にすることもあります。

誰かに憧れることもあります。

負けたくないと思うこともあります。

そういう感情まで、

すべてなくす必要はありません。

大切なのは、

他人の人生を見たときに、

その人の基準をそのまま自分の人生に持ち込まないことです。

誰かが成功している。

だから、自分は失敗している。

誰かが先に進んでいる。

だから、自分は遅れている。

誰かが楽しそうに暮らしている。

だから、自分の生活はつまらない。

そんなふうに、

他人の人生を自分の採点表にしなくていいのです。

では、

他人と比べることを少し減らしたら、

私たちは何を見るのでしょうか。

答えは、

自分の人生です。

他人を見る時間を減らす。

その分だけ、

自分は何をしたいのか。

何を大切にしたいのか。

どんな時間を過ごしたいのか。

どんな人生なら納得できるのか。

そういうことを考える時間が増えていきます。

この第7回では、

「比べない技術」の7日間を振り返りながら、

最後に、

「他人ではなく、自分の人生を見る」

というところまで話を進めていきたいと思います。

1. 比べることをやめると、自分の人生が見えてくる

私たちは普段、

思っている以上に他人を見ています。

SNSを開く。

ニュースを見る。

YouTubeを見る。

友人の近況を聞く。

会社で同僚の仕事を見る。

街で誰かの生活を見る。

そのたびに、

無意識のうちに、

「自分はどうだろう。」

と比べています。

収入はどうか。

仕事はどうか。

生活はどうか。

人間関係はどうか。

見た目はどうか。

成果はどうか。

幸せそうか。

そして、

誰かが自分より上にいるように見えると、

焦ってしまう。

逆に、

自分のほうがうまくいっているように感じると、

少し安心する。

つまり、

他人を見ているつもりでも、

実際には、

自分の人生を他人との比較によって判断している

ことがあります。

でも、

この状態が続くと、

少しずつ自分の本音が分からなくなっていきます。

「自分は何が欲しいのか。」

ではなく、

「あの人は何を持っているのか。」

「みんなは何をしているのか。」

「普通はどうするのか。」

ということばかり考えるようになるからです。

例えば、

友人が昇進したとします。

すると、

「自分も昇進したほうがいいのかな。」

と思う。

知り合いが副業を始めたら、

「自分も何か始めなきゃ。」

と思う。

誰かが家を買ったら、

「自分もそろそろ考えたほうがいいのかな。」

と思う。

周りが結婚していけば、

「自分も急いだほうがいいのかな。」

と思う。

もちろん、

それ自体が悪いわけではありません。

誰かの行動をきっかけに、

自分のやりたいことが見つかることもあります。

問題なのは、

「自分も欲しいのか」ではなく、「みんなが持っているから欲しい」となってしまうことです。

ここには、

大きな違いがあります。

他人を参考にすることと、

他人を基準にすることは、

同じではありません。

参考にするだけなら、

「そういう生き方もあるんだ。」

で終わります。

そこから、

「自分はどうしたいだろう。」

と考えられる。

でも、

他人を基準にしてしまうと、

「自分も同じくらいにならなければ。」

と考えてしまいます。

すると、

本当は必要ではないものまで、

追いかけることになります。

必要以上に働く。

必要以上に稼ぐ。

必要以上に人脈を広げる。

必要以上に情報を集める。

必要以上に自分を成長させようとする。

そして、

気づいたときには、

自分が何のために頑張っているのか、

分からなくなってしまう。

だからこそ、

比べることを減らすことには意味があります。

他人を見る時間を少し減らす。

SNSを見る時間を少し減らす。

「みんなはどうしているんだろう。」

と考える時間を少し減らす。

その空いたところに、

自分の声を戻していく。

「自分はどうしたい?」

「自分にとって大切なのは何?」

「この生活で、本当に満足している?」

「今、何を変えたい?」

そうやって、

少しずつ自分の人生を見直していく。

比べないというのは、

世界から離れることではありません。

競争から逃げることでもありません。

他人の人生を基準にして、自分の人生を決めることをやめる。

ただ、それだけです。

誰かが先に進んでいてもいい。

誰かが大きな成果を出していてもいい。

誰かが自分とは違う人生を選んでいてもいい。

その人には、

その人の人生があります。

そして、

自分には、

自分の人生があります。

だから、

他人の人生を見て、

「自分もああならなければ。」

と思う前に、

一度、

自分のほうを見てみる。

そこには、

これまで比較に夢中になっていて、

見えていなかったものがあるかもしれません。

本当にやりたかったこと。

大切にしたかった時間。

無理をしていた仕事。

減らしたかった人間関係。

本当は必要ではなかったもの。

そして、

自分なりに大切にしてきたもの。

他人を見る時間を減らすほど、自分の人生を見る時間が増えていきます。

それは、

人生を変えるために、

新しい何かを始めることとは限りません。

むしろ、

今まで他人に向けていた目を、

少しだけ自分に戻してあげること。

それが、

「比べない技術」の最後に残る、

一番大切なことなのかもしれません。

2. 他人を見る時間を減らすと、自分に使える時間が増える

他人と比べないために、

「比べないようにしよう。」

と意識するだけでは、

なかなか難しいものです。

なぜなら、

私たちは毎日のように、

他人の人生を見ているからです。

SNSを開けば、

誰かの仕事の成果が流れてくる。

誰かの旅行の写真が出てくる。

誰かが買ったものが紹介される。

誰かが始めた副業が話題になる。

誰かが達成したことを、

何度も目にする。

そうしているうちに、

自分でも気づかないところで、

「自分はどうだろう。」

と比較が始まります。

だから、

比べないためには、

自分の心を変えようとするだけではなく、

「他人を見る時間そのものを少し減らす」

という方法があります。

例えば、

SNSを一日に何度も開いているなら、

一度だけ減らしてみる。

朝起きてすぐ見る習慣があるなら、

最初の30分だけ見ない。

仕事の休憩中に毎回SNSを見るなら、

そのうち一回をやめてみる。

ニュースを何度も確認しているなら、

見る時間を決めてみる。

こうした小さな変更でも、

意外と大きな違いがあります。

なぜなら、

他人を見る時間が減ると、

そこに空白ができるからです。

その空白に、

自分の時間が戻ってきます。

本を読む。

散歩をする。

仕事を進める。

ブログを書く。

家族と話す。

何もせずに休む。

これまで他人の投稿を見るために使っていた時間を、

自分の生活に戻していく。

すると、

少しずつ意識が変わっていきます。

「誰かが何をしているか。」

ではなく、

「自分は今日、何をしたいか。」

と考えるようになるからです。

これは、

「SNSは悪い。」

という話ではありません。

SNSから得られる情報もあります。

知らなかった世界を知ることもできます。

誰かの考え方に刺激を受けることもあります。

自分一人では思いつかなかったアイデアを、

見つけることもあります。

だから、

すべてを遠ざける必要はありません。

大切なのは、

「見ること」と「振り回されること」を分けることです。

自分から見に行く。

必要な情報を受け取る。

参考になるものだけ取り入れる。

そして、

自分の生活に戻る。

このくらいの距離感でいいのです。

例えば、

誰かが毎日ブログを書いているのを見たとします。

それを見て、

「自分も毎日書かなければ。」

と焦る必要はありません。

その人には、

その人の仕事や生活があります。

毎日書ける環境があるのかもしれない。

何年も続けてきた経験があるのかもしれない。

別の場所で努力していることがあるのかもしれない。

SNSで見えているのは、

その人の人生の一部分です。

その一部分だけを見て、

自分の生活全体を評価しなくていいのです。

それよりも、

「自分はどのくらいなら続けられるだろう。」

と考えてみる。

毎日ではなく、

週に一度かもしれない。

月に数回かもしれない。

今は記事を書くことより、

仕事を優先する時期かもしれない。

それでもいいのです。

他人を見る時間を減らすというのは、

情報をすべて捨てることではありません。

他人のペースを、自分の予定表にしないことです。

誰かが走っているから、

自分も走る。

誰かが立ち止まっているから、

自分も止まる。

そうするのではなく、

自分が今どこにいるのかを見る。

疲れているなら休む。

やりたいことがあるなら進む。

迷っているなら考える。

今は何もしたくないなら、

何もしない。

それも、

自分の人生を自分で選ぶということです。

そして、

ここにはSINGLESELFの「引き算」という考え方もつながっています。

人生を良くしようとすると、

私たちはすぐに何かを足そうとします。

もっと勉強する。

もっと働く。

もっと発信する。

もっと人とつながる。

もっと情報を集める。

でも、

本当に必要なのは、

何かを増やすことではないかもしれません。

他人を見る時間を減らす。

比較する時間を減らす。

誰かの評価を気にする時間を減らす。

「自分もやらなければ」と焦る時間を減らす。

そうやって、

余計なものを少しずつ減らしていく。

すると、

残った時間で、

自分の人生を考えられるようになります。

何をしたいのか。

何を大切にしたいのか。

どんな生活を送りたいのか。

何をやめたいのか。

誰と過ごしたいのか。

答えは、

SNSの中にはありません。

誰かの成功の中にもありません。

世間の「普通」の中にもありません。

もちろん、

誰かの考え方を参考にすることはできます。

でも、

最後に自分の人生を決めるのは、

自分です。

だから、

今日からいきなり、

SNSを全部やめなくてもいい。

他人との比較を完全になくそうとしなくてもいい。

まずは、

「他人を見る時間を、10分だけ減らしてみる。」

それくらいで十分です。

その10分で、

自分のことを考えてみる。

何をしたいのか。

何に疲れているのか。

本当は何を減らしたいのか。

何を大切にしたいのか。

そんなことを考える時間が、

少しずつ増えていけばいい。

比べないために必要なのは、

「他人より上になること」ではありません。

他人を見る時間を少し減らして、自分の人生を見る時間を増やすことです。

その小さな引き算が、

少しずつ、

自分の人生を自分の手に戻してくれます。

3. 比べないことは、競争から逃げることではない

ここまで読んで、

「他人と比べないなら、競争しなくてもいいということ?」

そう思った人もいるかもしれません。

確かに、

誰かと競うことをやめると、

少し楽になります。

「あの人より成功しなければ。」

「周りより稼がなければ。」

「同年代より結果を出さなければ。」

そんなプレッシャーから、

少し離れることができるからです。

でも、

「比べない」というのは、

競争から逃げることではありません。

何も頑張らないことでもありません。

成長することをやめることでもありません。

むしろ、

誰かに勝つためではなく、自分が大切にしたいもののために頑張る。

そのための考え方です。

例えば、

仕事で成果を出したいとします。

「同期より早く昇進したい。」

「同年代より高い収入を得たい。」

という気持ちが、

行動する理由になっているかもしれません。

それが悪いわけではありません。

競争があることで、

頑張れることもあります。

負けたくないという気持ちから、

努力できることもあります。

ただ、

それだけを基準にしてしまうと、

終わりがなくなります。

一人に勝ったと思ったら、

次はもっと上の人がいる。

収入が増えたら、

さらに収入の高い人がいる。

役職が上がったら、

さらに上の役職がある。

SNSのフォロワーが増えたら、

もっと多い人がいる。

どこまで行っても、

「まだ足りない。」

という状態になってしまいます。

だから、

一度こう考えてみる。

「誰かに勝ったら、自分は本当に幸せなのだろうか。」

もちろん、

勝つことそのものが嬉しい場合もあります。

目標を達成することに、

大きな喜びを感じる人もいます。

それなら、

その気持ちを否定する必要はありません。

ただ、

もし競争に勝っても、

また次の比較対象を探してしまうなら、

そこには別の問題があります。

「誰より上になりたい。」

という気持ちの奥に、

「本当は、どんな生活がしたいのか。」

という問いが隠れているかもしれません。

もっとお金が欲しい。

その理由は、

自由な時間が欲しいからかもしれない。

もっと良い仕事がしたい。

その理由は、

自分で決められる仕事がしたいからかもしれない。

有名になりたい。

その理由は、

誰かに認めてもらいたいからかもしれない。

大きな家が欲しい。

その理由は、

安心して暮らせる場所が欲しいからかもしれない。

そう考えると、

「他人に勝つ」という目標が、

本当に欲しかったものではなかったと気づくことがあります。

大切なのは、

競争をなくすことではありません。

競争を、自分の人生の目的にしないことです。

誰かが先に進んでいてもいい。

誰かが自分より多く稼いでいてもいい。

誰かが大きな成果を出していてもいい。

それを見て、

「自分も頑張ろう。」

と思うのは構いません。

でも、

「だから、自分には価値がない。」

とは考えない。

この二つは、

まったく違います。

前者は、

他人を刺激として使っています。

後者は、

他人を使って自分を否定しています。

比べない技術が必要なのは、

この後者から自分を守るためでもあります。

誰かの成功を見て、

自分も挑戦してみる。

それはいい。

誰かの生き方を見て、

「こんな人生もあるんだ。」

と知る。

それもいい。

誰かの考え方を参考にして、

自分の行動を変える。

それもいい。

ただし、

最後の決定権まで、

他人に渡さない。

「あの人がやっているから。」

ではなく、

「自分もやりたいから。」

「あの人が成功しているから。」

ではなく、

「自分にとって必要だから。」

そこに戻ってくる。

それが、

自分の人生を生きるということです。

SINGLESELFが大切にしている、

「自分軸」という考え方も、

ここにつながっています。

自分軸というと、

「誰にも影響されない強い人」

をイメージするかもしれません。

でも、

そんなに強くなくてもいいのです。

迷ってもいい。

誰かを羨ましく思ってもいい。

焦ってもいい。

一度、

他人の基準に引っ張られてもいい。

そのあとで、

「自分はどうしたい?」

と戻ってくればいい。

比べない人というのは、

一度も比較しない人ではありません。

比較していることに気づいたら、自分の基準に戻れる人です。

だから、

「比べてしまった。」

と自分を責めなくてもいい。

SNSを見て、

誰かを羨ましく思ってもいい。

友人の成功を見て、

焦ってもいい。

同年代の人を見て、

「自分は遅れているかもしれない。」

と思ってもいい。

そこで、

もう一度、

自分の人生を見る。

「自分は何を大切にしたい?」

「今の自分に必要なのは何?」

「本当は、どんな時間を過ごしたい?」

そうやって、

自分の場所に戻ってくる。

すると、

少しずつ、

競争の見え方も変わってきます。

誰かに勝たなくても、

自分が納得できるならいい。

誰かより遅くても、

自分が進みたい方向に進んでいるならいい。

誰かより収入が少なくても、

自分が大切にしたい時間を持てているならいい。

誰かより有名でなくても、

自分が届けたい人に届いているならいい。

人生には、

一つの順位表しかないわけではありません。

年収だけで、

人生を測る必要はありません。

仕事だけで、

人の価値を測る必要もありません。

フォロワー数だけで、

発信の価値を決める必要もありません。

そして、

自分の人生を、

他人の順位表に乗せる必要もありません。

ここで、

SINGLESELFの「引き算」にもつながります。

他人に勝つために、

何かを足し続けるのではなく、

必要のない競争を一つ減らす。

必要のない比較を一つ減らす。

必要のない焦りを一つ減らす。

必要のない「もっと」を一つ減らす。

すると、

自分にとって本当に大切なものが、

少しずつ残っていきます。

仕事を頑張りたいなら、

頑張ればいい。

挑戦したいなら、

挑戦すればいい。

収入を増やしたいなら、

増やせばいい。

成長したいなら、

成長すればいい。

ただ、

その理由を、

一度だけ自分に聞いてみる。

「それは、

誰かに勝つため?」

それとも、

「自分がそうしたいから?」

この違いを意識するだけでも、

人生の選び方は変わってきます。

比べないとは、

競争から降りることではありません。

自分が参加したい競争だけを、自分で選ぶことです。

そして、

そもそも競争する必要がないものについては、

競争しなくてもいい。

誰かの人生を追いかけるために、

自分の時間を使わなくていい。

誰かに認めてもらうためだけに、

自分を変え続けなくてもいい。

自分には、

自分の人生があります。

その人生を、

誰かとの比較ではなく、

自分が大切にしたいものを基準にして、

少しずつ選んでいく。

それが、

「比べない技術」の先にある、

本当の自由なのだと思います。

4. 「自分はどうしたい?」に戻ってくる

他人と比べないようにしようと思っても、

完全に比較をなくすことはできません。

SNSを見れば、

誰かの生活が目に入る。

仕事をしていれば、

同僚の成果が気になる。

友人と話せば、

それぞれの人生の違いを感じる。

そんなとき、

「比べてしまった自分はダメだ。」

と考える必要はありません。

大切なのは、

比較しないことではなく、

比較したあとに、自分の基準へ戻ってくることです。

そのために、

一つ覚えておきたい質問があります。

それが、

「自分はどうしたい?」

という問いです。

例えば、

周りの人が副業を始めているとします。

SNSでも、

「副業を始めたほうがいい。」

「会社だけに頼るのは危険。」

という情報がたくさん流れてくる。

すると、

「自分も何か始めなければ。」

と思うかもしれません。

でも、

そこで一度立ち止まる。

「自分は、本当に副業をしたいのだろうか。」

と考えてみる。

今は仕事に集中したいのかもしれない。

家族との時間を増やしたいのかもしれない。

趣味を楽しみたいのかもしれない。

あるいは、

将来のために少しずつ準備したいのかもしれない。

どれが正解ということではありません。

大切なのは、

「みんながやっているから」ではなく、「自分はどうしたいか」で決めることです。

これは、

買い物でも同じです。

誰かが新しいスマートフォンを買った。

便利な家電を紹介している。

人気の商品がSNSで話題になっている。

すると、

自分も欲しくなってくる。

でも、

本当に必要なのか。

今持っているもので困っていないか。

そのお金を別のことに使ったほうが、

自分にとって大切ではないか。

そう考えてみる。

「欲しいと思ったから買う。」

のではなく、

「自分の生活に必要だから買う。」

と判断できるようになる。

それだけでも、

他人の基準から少し離れることができます。

人間関係でも、

同じことが言えます。

周りが頻繁に友人と会っている。

毎週飲みに行っている。

たくさんの人と交流している。

だからといって、

自分も同じようにする必要はありません。

一人の時間が好きなら、

一人で過ごせばいい。

少ない人間関係を大切にしたいなら、

それでいい。

たくさんの人と関わることが楽しいなら、

そうすればいい。

他人の生活を見て、

「自分もこうしなければ。」

と思うのではなく、

「自分にとって心地いいのはどちらだろう。」

と考える。

仕事についても、

「みんなが昇進を目指しているから、自分も。」

と考えなくていい。

もちろん、

昇進したいなら、

目指せばいい。

収入を増やしたいなら、

努力すればいい。

責任のある仕事に挑戦したいなら、

挑戦すればいい。

でも、

「昇進しないと負け。」

「収入が低いとダメ。」

と考える必要はありません。

自分が大切にしたいものが、

別のところにあるなら、

そちらを選んでもいいのです。

ここで、

一つ簡単な習慣をおすすめします。

何かを選ぶ前に、

三つの質問をしてみることです。

「みんなはどうしている?」

「自分はどうしたい?」

「それは、自分にとって本当に必要?」

最初の質問は、

周りを見るためのものです。

二つ目は、

自分を見るためのもの。

そして三つ目は、

必要のないものを減らすためのものです。

この三つを意識すると、

選択の基準が少し変わります。

誰かが持っているから欲しい。

みんながやっているからやる。

普通はそうするから選ぶ。

そういった選択から、

少しずつ離れられるようになります。

もちろん、

毎回うまくできなくても大丈夫です。

周りに流されることもあります。

誰かを羨ましく思うこともあります。

あとから、

「やっぱり自分もやりたい。」

と考えが変わることもあります。

それでいいのです。

自分軸というのは、

一度決めたら絶対に変えないルールではありません。

そのときの自分にとって、

何が大切なのかを考え、

必要なら選び直していくものです。

だから、

「前は必要だと思ったけれど、今はいらない。」

でもいい。

「今はやらないけれど、いつか挑戦したい。」

でもいい。

「一度やめたけれど、もう一度やってみたい。」

でもいい。

自分で考えて、

自分で選び直しているなら、

それも立派な自分軸です。

そして、

自分の基準を持つためには、

「何をするか」だけではなく、

「何をしないか」も決めておくと楽になります。

他人の成功を毎日チェックしない。

SNSで誰かの生活を追い続けない。

必要以上に周りの評価を気にしない。

「普通はこうする」という理由だけで選ばない。

誰かと同じになるためだけに、

無理をしない。

これらは、

何かを諦めるためではありません。

自分の時間とエネルギーを、自分の人生に戻すための引き算です。

比べることに使っていた時間が減れば、

自分のことを考える時間が増えます。

他人の評価を気にする時間が減れば、

自分が納得できる選択をしやすくなります。

「みんなはどうしている?」

という問いが減れば、

「自分はどうしたい?」

という問いが増えていきます。

そして、

その小さな問いを繰り返していくと、

少しずつ自分の人生の形が見えてきます。

どんな仕事をしたいのか。

どんな場所で暮らしたいのか。

どんな人と付き合いたいのか。

どのくらい働きたいのか。

何にお金を使いたいのか。

どんな時間を大切にしたいのか。

すぐに答えが出なくても構いません。

むしろ、

簡単に答えが出ないからこそ、

少しずつ考えていけばいいのです。

他人の人生には、

他人の答えがあります。

自分の人生には、

自分の答えがあります。

その答えは、

誰かに教えてもらうものではなく、

毎日の小さな選択の中で、

少しずつ見つかっていくものです。

だから、

比べてしまったときは、

自分を責めるのではなく、

一度だけ、

こう問いかけてみてください。

「自分は、どうしたい?」

そして、

もう一つ。

「それは、自分にとって大切なことだろうか?」

その答えが、

「やりたい。」

なら、

やってみればいい。

「今は必要ない。」

なら、

選ばなくていい。

「まだ分からない。」

なら、

今は決めなくてもいい。

それで十分です。

人生は、

誰かと同じ選択をする競争ではありません。

誰かより早く、

誰かより多く、

誰かより上に行くことだけが、

人生の目的でもありません。

自分にとって大切なものを、自分で選んでいく。

その積み重ねが、

自分の人生をつくっていきます。

比べることを完全になくす必要はありません。

誰かを見てもいい。

刺激を受けてもいい。

憧れてもいい。

競争してもいい。

ただ、

最後に戻ってくる場所だけは、

自分にしておく。

「みんなはどうしている?」

から始まってもいい。

でも、

最後は、

「自分はどうしたい?」

に戻ってくる。

それが、

他人の人生ではなく、

自分の人生を生きるための、小さな習慣です。

5. 比べることをやめると、自分の人生を選べるようになる

ここまで、

7日間にわたって、

「比べない技術」について考えてきました。

なぜ、他人と比べてしまうのか。

誰かの成功を、

自分の失敗にしなくていいこと。

SNSで見える「すごい人」を、

自分の基準にしなくていいこと。

周りと違っていても、

自分のタイミングで生きていいこと。

そして、

昨日の自分とも、

毎日競争しなくていいこと。

最後には、

他人の正解ではなく、

「自分にとって何が大切なのか」を基準にすることについて考えました。

こうして振り返ってみると、

「比べない」という言葉の意味が、

少し変わって見えてくるかもしれません。

比べないというのは、

他人に関心を持たないことではありません。

誰かの成功を喜ばないことでも、

競争をすべて否定することでもありません。

まして、

「自分は自分だから。」

と何も努力しなくなることでもありません。

比べないとは、他人の人生を使って、自分の人生を採点することをやめることです。

誰かが成功していても、

自分の価値は下がりません。

誰かが先に進んでいても、

自分の人生が遅れているとは限りません。

誰かが楽しそうに暮らしていても、

自分の生活が間違っているわけではありません。

誰かが大きな成果を出していても、

自分まで同じ結果を出さなければいけないわけではありません。

それぞれに、

違う環境があります。

違う価値観があります。

違う事情があります。

そして、

違う人生があります。

だから、

同じ物差しで測る必要はないのです。

むしろ、

他人との比較を少し減らすことで、

初めて見えてくるものがあります。

それが、

「自分は、どう生きたいのか。」

という問いです。

どんな仕事をしたいのか。

どれくらい働きたいのか。

どこで暮らしたいのか。

誰と過ごしたいのか。

何に時間を使いたいのか。

何にお金を使いたいのか。

そして、

何を手放したいのか。

こうした問いに、

正解はありません。

だからこそ、

自分で考える必要があります。

ここで、

これまでの「引き算」という考え方も、

もう一度つながってきます。

人生を良くしようとすると、

私たちはつい、

何かを足そうとします。

もっと勉強する。

もっと働く。

もっと稼ぐ。

もっと発信する。

もっと人脈を増やす。

もっと結果を出す。

もっと成長する。

でも、

それらの多くは、

「誰かと比べて足りない。」

と感じたところから始まっているかもしれません。

だから、

一度立ち止まってみる。

本当に必要なのか。

誰かと比べているだけではないか。

自分が望んでいるものなのか。

そして、

必要がなければ、

一つ減らしてみる。

他人の成功を追い続ける時間を減らす。

SNSを見る時間を減らす。

周りの評価を気にする時間を減らす。

「みんなはこうしている」という情報を減らす。

「もっと頑張らなければ」という焦りを減らす。

すると、

不思議なことに、

何かを失うどころか、

自分のために使えるものが増えていきます。

時間が増える。

心の余白が増える。

考える余裕が増える。

本当に大切な人との時間が増える。

自分がやりたかったことに、

少しずつ手をつけられるようになる。

つまり、

比べないことは、人生を小さくすることではありません。自分の人生に使える余白を取り戻すことです。

もちろん、

これからも誰かを羨ましく思うことはあるでしょう。

焦ることもあります。

SNSを見て、

「自分も頑張らなければ。」

と思うこともある。

それでいいのです。

大切なのは、

そのたびに、

自分に戻ってくること。

「自分はどうしたい?」

「これは本当に必要?」

「自分にとって大切なのは何?」

そう問い直す。

そして、

必要なものは残す。

必要ではないものは、

少し減らす。

それを繰り返していけばいいのです。

人生は、

一度決めたら終わりではありません。

今の自分に必要なものが、

数年後には必要ではなくなることもあります。

逆に、

今は興味がないものを、

いつか大切に思うこともあります。

だから、

ずっと同じ自分でいる必要もありません。

その時々で、

自分の人生を選び直せばいい。

誰かと比べて、

「自分は遅れている。」

と思ったときも、

その人を見るのを少しやめて、

自分を見る。

「自分は、今どこにいるのか。」

「これから、どこへ行きたいのか。」

を考える。

誰かの答えではなく、

自分の答えを探していく。

それが、

「比べない技術」の最後に残るものです。

そして、

これは決して、

競争から逃げることではありません。

頑張りたいなら、

頑張ればいい。

挑戦したいなら、

挑戦すればいい。

誰かに負けたくないなら、

努力してもいい。

ただ、

その理由を、

一度だけ自分に聞いてみる。

「それは、自分が本当に望んでいることだろうか。」

もし、

「そうだ。」

と思えるなら、

その道を進めばいい。

もし、

「本当は、そこまで欲しくない。」

と思うなら、

選ばなくてもいい。

それは、

逃げではありません。

諦めでもありません。

自分の人生を、自分で選んでいるということです。

他人の人生を追いかける必要はありません。

誰かの成功を、

自分の成功にする必要もありません。

世間の「普通」を、

自分の正解にする必要もありません。

あなたには、

あなたの人生があります。

あなたの時間があります。

あなたの大切にしたいものがあります。

だから、

今日から全部を変えなくてもいい。

まずは、

他人を見る時間を、

少しだけ減らしてみる。

そして、

その時間で、

自分のことを考えてみる。

「今日は何をしたい?」

「何を大切にしたい?」

「何を一つ減らしたい?」

その小さな問いから、

自分の人生は少しずつ変わっていきます。

比べることをやめると、誰かの人生が見えなくなるのではありません。自分の人生が、もう一度見えるようになります。

それでいいのです。

誰かより上でなくてもいい。

誰かより早くなくてもいい。

誰かと同じでなくてもいい。

自分にとって大切なものを、

自分の時間で、

自分のペースで、

一つずつ選んでいく。

それが、

SINGLESELFの考える、

「自分の人生を生きる」ということです。

「選ばない技術」で、

余計なものを減らす。

「集中する技術」で、

大切なものに戻る。

そして、

「比べない技術」で、

他人ではなく、

自分の人生を見る。

この三つは、

別々の考え方ではありません。

余計なものを減らし、

自分にとって大切なものを見つけ、

その大切なものに、

自分の時間を使っていく。

人生を変えるために、

もっと何かを足さなくてもいい。

誰かにならなくてもいい。

ただ、

少しずつ、

他人の基準を減らしていく。

そして、

自分の基準を取り戻していく。

その先に、

自分にとってちょうどいい人生が、

少しずつ形になっていくのだと思います。

だから、

もう一度、

自分に問いかけてみてください。

「自分は、どうしたい?」

その答えが、

今日のあなたにとっての、

最初の一歩になるはずです。

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