毎日更新の裏側で、擦り切れていた私へ。インプットの時間をあきらめない。毎日ブログを書きながら、リアルタイムで「自動販売機型メディア」を組み立てる現在進行形の実験室。

【第6回】他人の正解ではなく、自分の大切を基準にする「自分軸」

【第6回】他人の正解ではなく、自分の大切を基準にする「自分軸」

ここまで、

他人の成功を、
自分の失敗にしない。

SNSで見える「すごい人」を、
自分の基準にしない。

人と違っても、
自分のタイミングで生きていい。

そして、

昨日の自分とも、
比べすぎなくていい。

そんな話をしてきました。

では、

他人と比べないようにしたあと、
何を基準にして生きればいいのでしょうか。

ここが、
「比べない技術」の最後のポイントです。

他人を基準にしない。

世間の「普通」を基準にしない。

昨日の自分だけを基準にしない。

その代わりに、

「自分にとって、何が大切なのか。」

を基準にしてみる。

これが、
SINGLESELFが大切にしている「自分軸」です。

第1章 「自分にとって何が大切か」を基準にする

例えば、

「年収を上げたい。」

と思ったとします。

もちろん、
収入を増やすことは悪いことではありません。

生活を安定させたい。

将来への不安を減らしたい。

家族を守りたい。

やりたいことに使えるお金が欲しい。

そういう理由なら、
収入を増やすことは、
自分にとって大切な目標になるでしょう。

でも、

「周りより年収が低いから。」

「同年代はもっと稼いでいるから。」

「SNSで高収入の人を見たから。」

という理由だけなら、
少し立ち止まってみてもいい。

なぜなら、

「もっと稼ぐこと」と「自分が幸せになること」は、必ずしも同じではないからです。

年収が上がったとしても、
自由な時間がなくなるかもしれません。

仕事の責任が増えて、
家族との時間が減るかもしれません。

やりたいことをする余裕が、
なくなるかもしれません。

逆に、

収入はそこまで増えなくても、
自分の時間が増えることで、
満足できる人もいます。

だから大切なのは、

「どちらが正しいか。」

ではありません。

「自分にとって、どちらが大切なのか。」

を考えることです。

仕事でも同じです。

「有名な会社に入りたい。」

「役職を上げたい。」

「独立したい。」

「副業で成功したい。」

いろいろな目標があります。

どれも、
間違いではありません。

でも、

「みんなが目指しているから。」

という理由だけで選ぶ必要はありません。

本当に欲しいのは、
肩書きなのか。

収入なのか。

自由なのか。

安心なのか。

やりがいなのか。

人とのつながりなのか。

それとも、

できるだけ静かに、
自分の時間を大切にして暮らすことなのか。

ここを一度、
分けて考えてみる。

すると、

「自分が欲しいと思っていたもの」と、

「周りから欲しいと思わされていたもの」が、

少しずつ見えてきます。

例えば、

「もっと良い家に住みたい。」

と思ったとします。

でも、

本当に欲しいのは、
大きな家ではなく、
落ち着いて暮らせる空間かもしれません。

「もっと友達を増やしたい。」

と思っていたけれど、
本当に欲しいのは、
何でも話せる人が一人いることかもしれません。

「もっと有名になりたい。」

と思っていたけれど、
本当に欲しいのは、
自分の考えを誰かに届けられることかもしれません。

表面的な目標を一つずつ外していくと、
その奥にある本当の願いが見えてくることがあります。

だから、

他人と比べないというのは、

「誰も見ない。」

ということではありません。

他人の生き方を見てもいい。

成功している人を参考にしてもいい。

SNSから刺激を受けてもいい。

本を読んでもいい。

いろいろな人の考え方を知ってもいい。

ただし、

最後に決める基準まで、他人に渡さない。

これが大切です。

誰かが、

「これが正解です。」

と言っていたとしても、

自分にとって正解とは限りません。

誰かにとっての成功が、
自分にとっての成功とは限りません。

誰かにとっての幸せが、
自分にとっての幸せとも限りません。

だから、

「この人はどうしているか。」

を見る前に、

「自分はどうしたいのか。」

を考えてみる。

もちろん、
すぐに答えが出なくても大丈夫です。

自分が何を大切にしたいのかは、
生きながら少しずつ変わっていきます。

20代の自分と、
40代の自分では、
大切にしたいものが変わるかもしれません。

仕事を始めたときと、
家族ができたあとでも変わるかもしれません。

だから、

一度決めた「自分軸」を、
一生守り続ける必要もありません。

大切なのは、

「今の自分にとって、何が大切なのか。」

を定期的に確認することです。

お金なのか。

時間なのか。

健康なのか。

家族なのか。

仕事なのか。

自由なのか。

安心なのか。

挑戦なのか。

静かな暮らしなのか。

正解は、
人によって違います。

そして、

自分にとって大切なものを決めることは、
他人の価値観を否定することではありません。

ただ、

「私は、これを大切にする。」

と決めるだけです。

それが、
自分の人生の基準になります。

SINGLESELFが考える「自分軸」は、
強い意志を持って、
誰にも流されない人になることではありません。

迷ってもいい。

周りを参考にしてもいい。

途中で考えが変わってもいい。

それでも、

最後は自分の人生として、
自分で選び直す。

そのための軸です。

他人の成功を見て、
焦ったとき。

世間の「普通」に、
違和感を覚えたとき。

SNSを見て、
自分が遅れているように感じたとき。

そんなときこそ、

「みんなはどうしている?」

ではなく、

「自分は、何を大切にしたい?」

と、自分に問いかけてみる。

その問いに戻ってくることが、
他人と比べる人生から、
自分の人生へ戻ってくるための、
小さな一歩になるのです。

第2章 自分にとっての「大切」を言葉にする

「自分軸で生きる。」

そう聞くと、

「自分の好きなことを優先すればいい。」

「他人の意見を気にしなければいい。」

そんなイメージを持つかもしれません。

でも、実際にはそれだけではありません。

なぜなら、

自分にとって何が大切なのかを、自分自身が分かっていないことも多いからです。

周りに合わせて生きていると、

「みんながそうしているから。」

「普通はこうするから。」

「成功している人がやっているから。」

という基準で、いつの間にか物事を決めるようになります。

その状態が長く続くと、

「自分は本当は何がしたいんだろう。」

と聞かれても、すぐには答えられなくなることがあります。

例えば、

「もっと稼ぎたい。」

と思っている人がいたとします。

では、

なぜ稼ぎたいのでしょうか。

高級な車が欲しいからなのか。

大きな家に住みたいからなのか。

周りからすごいと思われたいからなのか。

将来の不安を減らしたいからなのか。

会社に縛られずに生きたいからなのか。

家族との時間を増やしたいからなのか。

同じ「お金が欲しい」という言葉でも、その理由は人によって違います。

そして、

その理由まで掘り下げてみると、

「本当に欲しかったのは、お金そのものではなかった。」

ということもあります。

自由な時間が欲しかった。

安心したかった。

嫌な仕事を断れるようになりたかった。

家族との時間を増やしたかった。

自分で人生を選べるようになりたかった。

そう考えると、

「もっと稼ぐ」という目標だけを追いかけなくても、別の方法が見えてきます。

これは、

仕事でも同じです。

「出世したい。」

と思ったとき、

本当に欲しいのは役職でしょうか。

それとも、

認められたい。

収入を増やしたい。

仕事の裁量を増やしたい。

自分の意見を通せるようになりたい。

そんな別の願いがあるのかもしれません。

「独立したい。」

という場合も同じです。

本当に欲しいのは、

会社を辞めることではなく、

働く時間を自分で決められることかもしれません。

好きな仕事を選べることかもしれません。

誰かの指示ではなく、自分で決められることかもしれません。

だから、

目の前にある「目標」だけを見るのではなく、

「自分は、その先に何を求めているのか。」

を考えてみる。

この問いを持つだけでも、

他人の成功をそのまま追いかける必要がなくなってきます。

誰かが、

「年収1,000万円を達成しました。」

と発信していたとします。

それを見て、

「自分も1,000万円を目指さなければ。」

と思う必要はありません。

その人が大切にしているものと、

自分が大切にしているものは、

同じとは限らないからです。

もしかすると、

その人にとっては収入が重要なのかもしれません。

でも、

自分にとっては、

毎日定時に帰れることのほうが大切かもしれない。

週末に家族と過ごせることのほうが大切かもしれない。

好きなことを続けられることのほうが大切かもしれない。

どちらが正しいという話ではありません。

ただ、

大切にしているものが違う。

それだけです。

だからこそ、

「自分にとっての大切」を、少しずつ言葉にしてみてください。

例えば、

「お金より時間を大切にしたい。」

「人付き合いは少なくても、深い関係を大切にしたい。」

「出世より、自由に働けることを大切にしたい。」

「有名になるより、自分の好きなことを続けたい。」

「忙しくても挑戦できる今を大切にしたい。」

「安定した生活を大切にしたい。」

どれも、

立派な答えです。

そして、

ここで大切なのは、

「正しい価値観を見つけること」ではありません。

「自分は、これを大切にしたい。」と、自分で決めることです。

もちろん、

後から変わっても構いません。

今は仕事を大切にしたい。

数年後には家族との時間を大切にしたい。

今は挑戦したい。

その後は、少しゆっくり暮らしたい。

そんな変化があってもいいのです。

人は、

環境が変われば、

大切にしたいものも変わります。

だから、

「一度決めたから、絶対に変えてはいけない。」

と考える必要はありません。

自分軸というのは、

自分を縛るルールではありません。

迷ったときに、

「自分は何を大切にしたいんだっけ?」

と戻ってこられる、

一つの基準です。

例えば、

新しい仕事を任されたとき。

「評価されるからやる。」

だけではなく、

「この仕事は、自分が大切にしていることにつながっているだろうか。」

と考えてみる。

新しい商品を買うときも、

「みんなが持っているから。」

ではなく、

「これは自分の生活を本当に良くしてくれるだろうか。」

と考えてみる。

SNSで誰かの成功を見たときも、

「自分も同じことをしなければ。」

ではなく、

「この人の何がうらやましいんだろう。」

と考えてみる。

すると、

他人の人生をそのまま追いかけるのではなく、

他人を見ながら、自分の答えを探せるようになります。

これが、

「比べない」ということの本当の意味なのかもしれません。

他人を見ないことではありません。

他人と同じになる必要がないと知ることです。

誰かの成功を見ても、

「すごいな。」

と思うだけで終わってもいい。

そこから、

「自分は何を大切にしたいんだろう。」

と、自分の人生に視線を戻す。

その繰り返しによって、

少しずつ、

自分の基準ができていきます。

そして、

自分の基準ができてくると、

選択も少しずつ変わっていきます。

「みんながやっているから。」

ではなく、

「自分には必要だから。」

「周りがやっていないから。」

ではなく、

「自分にとって大切だから。」

そんなふうに、

自分の理由で決められるようになる。

それは、

何でも自分勝手に決めるということではありません。

周りの意見を聞いてもいい。

アドバイスを受けてもいい。

成功している人を参考にしてもいい。

ただ、

最後に何を選ぶのかは、自分で決める。

その感覚を持っておくことです。

他人の人生には、

他人の正解があります。

世間には、

世間の「普通」があります。

SNSには、

たくさんの「成功」があります。

でも、

それらを全部、

自分の人生の基準にする必要はありません。

「私は、これを大切にしたい。」

その言葉を、

少しずつ増やしていく。

それが、

他人の基準から離れて、

自分の人生を自分で選ぶための、

自分軸になっていくのです。

第3章 周りの正解を、自分の正解にしない

自分にとって何が大切なのかが、少しずつ見えてきたら、

次に考えたいことがあります。

それは、

「周りの正解を、そのまま自分の正解にしない。」

ということです。

私たちの周りには、

たくさんの「正解」があります。

安定した会社に入る。

年収を上げる。

昇進する。

結婚する。

家を買う。

貯金する。

資格を取る。

副業をする。

人脈を増やす。

もちろん、

どれも悪いことではありません。

実際に、それによって人生が良くなる人もいます。

だから、

「そんなものは必要ない。」

と否定する必要もありません。

ただ、

「みんなが正解だと言っているから、自分にも必要だ。」

とは限らないのです。

例えば、

「会社員なら、もっと上を目指したほうがいい。」

と言われたとします。

昇進すれば、

収入が増えるかもしれません。

仕事の裁量も増えるかもしれません。

周りから評価されるかもしれません。

でも、

その代わりに、

仕事の時間が増えるかもしれない。

責任が重くなるかもしれない。

家族との時間が減るかもしれない。

自分の好きなことをする時間がなくなるかもしれない。

そこで、

「昇進することが正解なのか。」

ではなく、

「自分は何を大切にしたいのか。」

に戻ってみる。

もし、

「収入を増やすことより、自由な時間を大切にしたい。」

と思うのであれば、

昇進しないという選択もあります。

それは、

「負けた。」

ということではありません。

「努力していない。」

ということでもありません。

自分にとって必要なものを選び、必要ではないものを選ばなかった。

ただ、

それだけです。

世間では、

「もっと上へ。」

「もっと多く。」

「もっと便利に。」

「もっと効率的に。」

という方向に進むことが、

良いことのように語られることがあります。

でも、

人生はいつも、

増やせば良くなるわけではありません。

仕事を増やす。

収入を増やす。

物を増やす。

予定を増やす。

人間関係を増やす。

情報を増やす。

増やした分だけ、

管理するものも増えていきます。

だから、

自分軸を持つということは、

「何を増やすか」を考えるだけではありません。

「これは、自分には本当に必要だろうか。」

と、一つずつ確認することでもあります。

例えば、

周りが資格の勉強をしているから、

自分も資格を取る。

周りが副業を始めたから、

自分も副業を始める。

周りがSNSで発信しているから、

自分も毎日投稿する。

もちろん、

それが自分にとって必要なら、

やればいい。

でも、

「みんながやっている。」

という理由だけなら、

一度立ち止まってもいい。

今の自分に本当に必要なのか。

それをやることで、

何を得たいのか。

その代わりに、

何を失うのか。

そこまで考えてから決めても、

遅くありません。

むしろ、

こうして考えることで、

自分に必要なものと、

必要ではないものが、

少しずつ分かれていきます。

これは、

SINGLESELFの「引き算」の考え方そのものです。

何でも足して、

理想の人生をつくろうとするのではありません。

余計なものを減らして、

自分にとって大切なものを残していく。

そのためには、

「やらない。」

という選択も必要になります。

情報を全部追わない。

すべての誘いに応じない。

すべての流行を試さない。

すべての成功法則を学ばない。

すべての人に認めてもらおうとしない。

そうやって、

少しずつ周りの「正解」を減らしていく。

すると、

不思議なことに、

自分の考えが見えやすくなります。

「本当は、そんなに欲しくなかった。」

「本当は、そこまで興味がなかった。」

「本当は、もっと時間が欲しかった。」

「本当は、静かに暮らしたかった。」

そんな気づきが出てくることがあります。

それは、

自分の人生を小さくしているのではありません。

むしろ、

他人の人生を生きるために使っていた時間を、自分の人生に戻しているのです。

もちろん、

周りの意見を聞くことは大切です。

家族からアドバイスをもらってもいい。

友人の意見を聞いてもいい。

専門家に相談してもいい。

成功している人の方法を参考にしてもいい。

ただし、

参考にすることと、

従うことは違います。

誰かの意見を聞いたあと、

「自分にとってはどうだろう。」

と考える。

それだけで、

人生の主導権が少し変わります。

例えば、

「この仕事を続けるべきだ。」

と言われたとき。

「みんなそうしているから。」

で終わらせるのではなく、

「この仕事を続けることで、自分は何を大切にできるだろう。」

と考える。

「もっと稼いだほうがいい。」

と言われたときも、

「そのために、自分は何を失うだろう。」

と考えてみる。

「結婚したほうがいい。」

と言われたときも、

「自分は本当に結婚したいのか。」

と考えてみる。

こうやって、

一つひとつ自分に問い直す。

その答えが、

周りと同じでも構いません。

大切なのは、

「周りと同じだから選んだ」のではなく、「自分もそれを大切だと思ったから選んだ」と言えることです。

そうなれば、

同じ「会社員」という選択でも、

意味が変わります。

同じ「結婚」という選択でも、

意味が変わります。

同じ「働く」という選択でも、

意味が変わります。

誰かに決められた人生ではなく、

自分で選んだ人生になるからです。

そして、

自分軸を持つと、

「選ばないこと」にも、

必要以上の罪悪感を持たなくなります。

今はやらない。

今は買わない。

今は参加しない。

今は増やさない。

今は決めない。

それでいい。

なぜなら、

何を選ばないかを決めることも、

自分の大切なものを守るための選択だからです。

人生には、

無限に時間があるわけではありません。

だからこそ、

何でも受け入れるのではなく、

「これは自分に必要なのか。」

と考える。

そして、

必要なものには、

きちんと時間を使う。

必要ではないものには、

無理に時間を使わない。

その境界線を、

少しずつ自分でつくっていく。

それが、

「自分軸で生きる」ということなのだと思います。

他人の成功を見てもいい。

世間の正解を知ってもいい。

新しい情報を受け取ってもいい。

でも、

最後の採点者まで、他人にしなくていい。

自分の人生が、

自分にとって大切なものに向かっているか。

その基準だけは、

自分で持っていていいのです。

周りと同じ道を歩いていてもいい。

違う道を選んでもいい。

途中で方向を変えてもいい。

大切なのは、

「みんながどうしているか。」

ではなく、

「自分は、どう生きたいのか。」

という問いを、

手放さないことです。

第4章 迷ったら「自分にとって必要か」を考える

自分軸で生きるといっても、

毎回、

「自分はどうしたいんだろう。」

と深く考えてから決めるのは、

なかなか難しいものです。

仕事をしていれば、

急に判断を求められることがあります。

家族がいれば、

自分だけでは決められないこともあります。

周りから意見をもらうこともあります。

だから、

「何でも自分の気持ちだけで決める。」

必要はありません。

むしろ大切なのは、

迷ったときに、

「これは、自分にとって本当に必要なのか。」

と一度立ち止まることです。

例えば、

新しい仕事を任されたとします。

「成長できるかもしれない。」

「評価されるかもしれない。」

「断ったらもったいないかもしれない。」

いろいろなことを考えるでしょう。

そんなとき、

「やるべきか、やらないべきか。」

だけで考えるのではなく、

「この仕事を引き受けることで、自分は何を大切にできるだろう。」

と考えてみる。

収入が増える。

経験が増える。

人脈が広がる。

それは良いことかもしれません。

でも、

その代わりに、

自由な時間が減る。

家族との時間が減る。

今取り組んでいる大切なことが進まなくなる。

休む時間がなくなる。

そんなこともあるかもしれません。

だから、

メリットだけを見るのではなく、

「何を得て、何を失うのか。」

まで考えてみる。

すると、

「これは今の自分には必要ない。」

と判断できることがあります。

それは、

チャンスを逃したということではありません。

自分にとって大切なものを守るために、

一つを選ばなかっただけです。

買い物でも同じです。

新しい商品を見ると、

「便利そう。」

「みんな持っている。」

「今だけお得。」

そんな理由で欲しくなることがあります。

でも、

そのときに、

「これは、自分の生活に本当に必要だろうか。」

と考えてみる。

欲しいと思ったものを、

すべて買う必要はありません。

必要なものだけを選ぶ。

今は必要ないものは、

買わない。

それだけでも、

お金だけではなく、

物を管理する時間や、

選択するためのエネルギーまで減らせます。

人間関係でも、

同じことができます。

誘われたら、

必ず参加する。

連絡が来たら、

すぐ返信する。

相談されたら、

すべて応えようとする。

そんな必要はありません。

もちろん、

大切な人との関係は、

大切にすればいい。

でも、

すべての関係に、

同じだけの時間を使う必要はありません。

「この付き合いは、

今の自分にとって、

どんな意味があるだろう。」

と考えてみる。

会ったあとに、

安心できるのか。

元気になるのか。

大切な時間を共有できるのか。

それとも、

ただ断りにくいだけなのか。

もし、

「断るのが怖いから。」

「嫌われたくないから。」

という理由だけで続いているなら、

少し距離を置いてもいい。

自分軸というのは、

すべてを自分の思い通りにすることではありません。

自分の時間や気持ちを、どこに使うのかを意識することです。

そして、

ここで一つ、

おすすめしたい考え方があります。

それは、

「やりたいこと」を増やす前に、

「やらなくていいこと」を減らすことです。

新しい習慣を始める前に、

今の習慣を一つ減らしてみる。

新しい仕事を始める前に、

今やっている仕事の中から、

必要のないものを一つ減らす。

新しい情報を集める前に、

今見ている情報を一つ減らす。

そうすると、

自分が本当に大切にしたいものへ、

時間を使えるようになります。

これは、

SINGLESELFの「引き算」と、

「自分軸」がつながるところです。

人生を良くしようとすると、

私たちは、

つい何かを足そうとします。

もっと勉強する。

もっと働く。

もっと稼ぐ。

もっと人脈を増やす。

もっと情報を集める。

でも、

その前に、

「今の自分に必要のないものは何だろう。」

と考えてみる。

必要のないものを減らせば、

それだけで、

自分にとって大切なものが見えやすくなります。

例えば、

「毎日SNSを見る時間を減らしたら、

何をしたいだろう。」

「付き合いを少し減らしたら、

誰との時間を大切にしたいだろう。」

「仕事を一つ減らしたら、

何に時間を使いたいだろう。」

「情報収集を減らしたら、

今すぐ何を始められるだろう。」

こうして考えていくと、

自分が何を大切にしているのかが、

行動として見えてきます。

そして、

自分軸は、

頭の中で考えているだけでは、

なかなか育ちません。

小さな選択を、

自分の基準で決めてみる。

その繰り返しによって、

少しずつ形になっていきます。

今日は、

誘いを一つ断る。

今日は、

必要のない買い物を一つやめる。

今日は、

見なくてもいいSNSを見ない。

今日は、

周りがやっていることを、

あえてやらない。

そんな小さな選択でも構いません。

そのとき、

「みんなはどうしているか。」

ではなく、

「自分にとって必要か。」

と考えてみる。

それだけでも、

人生の選択が、

少しずつ自分のものになっていきます。

もちろん、

毎回正しい判断ができなくても大丈夫です。

自分軸を持っているからといって、

迷わなくなるわけではありません。

選んだあとに、

「やっぱり違った。」

と思うこともあります。

そのときは、

変えていい。

一度選んだからといって、

ずっと続ける必要はありません。

自分に合わなくなったら、

やめてもいい。

大切なものが変わったら、

選び直してもいい。

自分軸とは、

一度決めた答えに、

自分を縛りつけるものではないからです。

むしろ、

「今の自分にとって、何が大切なのか。」

を確認しながら、

その都度、

人生を調整していくためのものです。

周りの意見を聞いてもいい。

成功している人を参考にしてもいい。

世間の「正解」を知ってもいい。

ただ、

最後に、

「自分にとってはどうだろう。」

と考える。

その一呼吸が、

他人の人生から、

自分の人生へ戻ってくるための、

大切な時間になります。

すべてを選ばなくていい。

すべてを知ろうとしなくていい。

すべての期待に応えなくていい。

必要なものを残して、

必要ではないものを少し減らす。

そして、

残った時間とエネルギーを、

自分にとって大切なものへ使う。

それが、

SINGLESELFの考える、

「自分軸」のつくり方です。

第5章 自分の人生を、自分の基準で生きていく

ここまで、

他人と比べなくていい。

誰かの成功を、自分の失敗にしなくていい。

SNSで見える「すごい人」を、自分の基準にしなくていい。

人と違っても、自分のタイミングで生きていい。

そして、

昨日の自分とも、比べすぎなくていい。

そんな話をしてきました。

その先にあるのが、

「自分の人生の基準を、自分でつくる。」

という考え方です。

他人と比べないことは、

誰とも競争しないことだけではありません。

SNSを見ないことでもありません。

世間の意見を全部無視することでもありません。

誰かの成功を見て、

「すごいな。」

と思ってもいい。

自分とは違う生き方を見て、

「そんな人生もあるんだ。」

と知ってもいい。

誰かの考え方に、

刺激を受けてもいい。

ただ、

そのたびに、

「自分も同じようにならなければ。」

と考えなくていいのです。

誰かが成功している。

だから、

自分も成功しなければいけない。

誰かが高い収入を得ている。

だから、

自分ももっと稼がなければいけない。

誰かが自由に生きている。

だから、

自分も今の生活を変えなければいけない。

そうやって、

他人の人生を見るたびに、

自分の人生に新しい「やるべきこと」を増やしてしまう。

でも、

本当に必要なのは、

新しいものを増やすことではないかもしれません。

「これは、自分には必要ない。」

「今は、これを選ばなくていい。」

「自分は、こっちを大切にしたい。」

そうやって、

一つずつ選択肢を減らしていく。

すると、

不思議なことに、

自分の人生が少しずつ見えてきます。

何をするかより、

何をしないか。

何を持つかより、

何を持たないか。

誰と付き合うかより、

誰との時間を大切にするか。

どれだけ成功するかより、

どんな時間を過ごしたいか。

そうやって、

「他人から見てどうなのか。」

ではなく、

「自分にとってどうなのか。」

という問いに戻ってくる。

それが、

SINGLESELFの考える「自分軸」です。

自分軸を持つというのは、

「自分は絶対にこうする。」

と強く決めることではありません。

迷ってもいい。

間違ってもいい。

途中で変わってもいい。

周りの意見を聞いてもいい。

誰かを参考にしてもいい。

それでも、

最後には、

「自分はどうしたいのか。」

を考える。

そして、

今の自分にとって大切なものを、

一つずつ選んでいく。

それだけでいいのです。

もしかすると、

これまでの人生では、

「正しい選択をすること」が、

大切だと思っていたかもしれません。

良い会社に入る。

良い仕事をする。

良い収入を得る。

良い人間関係をつくる。

良い生活をする。

でも、

人生に、

誰にとっても同じ「正解」があるわけではありません。

ある人にとっての正解が、

自分にとっては負担になることもあります。

ある人にとっての幸せが、

自分にとっては必要ないこともあります。

ある人にとっての成功が、

自分の望む人生とは違うこともあります。

だから、

「正解を探すこと」よりも、

「自分にとって大切なものを知ること。」

のほうが、

大切なのかもしれません。

お金を大切にしたい人がいる。

時間を大切にしたい人がいる。

仕事を大切にしたい人がいる。

家族を大切にしたい人がいる。

一人の時間を大切にしたい人がいる。

挑戦を大切にしたい人がいる。

安心を大切にしたい人がいる。

どれも、

間違いではありません。

そして、

今はお金を大切にしていても、

数年後には時間を大切にしたくなるかもしれない。

今は挑戦したくても、

いつかはゆっくり暮らしたくなるかもしれない。

それでいい。

人生は、

一度決めた答えを守り続けるものではありません。

そのときの自分に合わせて、

何度でも選び直していいものです。

だから、

もし今、

周りを見て焦っているなら、

一度立ち止まってみてください。

「みんなは、どうしている?」

ではなく、

「自分は、どうしたい?」

と考えてみる。

「もっと頑張らなければ。」

ではなく、

「今、本当に大切にしたいものは何だろう。」

と考えてみる。

「自分も何かを増やさなければ。」

ではなく、

「何を減らせば、大切なものに時間を使えるだろう。」

と考えてみる。

その問いに答えていくことが、

自分の人生を、

少しずつ自分のものにしていきます。

他人と比べることを、

完全になくす必要はありません。

これからも、

誰かをうらやましく思うことはあるでしょう。

焦ることもあるでしょう。

「自分もこうなりたい。」

と思うこともあるでしょう。

それは、

悪いことではありません。

大切なのは、

そこで終わらないことです。

誰かを見て焦ったら、

自分に戻ってくる。

誰かの成功を見たら、

「自分は何を大切にしたいんだろう。」

と考える。

世間の「正解」に迷ったら、

「それは自分にとって本当に必要だろうか。」

と問い直す。

そうやって、

何度でも自分の人生に戻ってくる。

それが、

「比べない」ということなのだと思います。

そして、

自分の基準が少しずつできてくると、

人生は以前よりも静かになります。

他人の成功に、

いちいち焦らなくなる。

SNSの数字に、

必要以上に振り回されなくなる。

周りと違っていても、

「自分はこれでいい。」

と思えるようになる。

昨日より進めない日があっても、

自分を責めなくなる。

なぜなら、

自分の人生を測るものさしを、

他人に渡していないからです。

誰かの人生には、

その人の基準があります。

世間には、

世間の基準があります。

でも、

あなたの人生には、

あなたの基準があっていい。

他人の人生を生きるために、

自分の時間を使わなくていい。

あなたが大切にしたいものに、

時間を使えばいい。

あなたが守りたいものを、

守ればいい。

あなたが進みたい方向へ、

少しずつ進めばいい。

それが、

SINGLESELFの考える、

「自分らしく生きる」ということです。

比べない。

焦らない。

無理に合わせない。

そして、

必要のないものを少しずつ減らしていく。

その先に、

自分にとって本当に大切なものが残っていく。

人生を変えるために、

誰かになる必要はありません。

誰かより上に行く必要もありません。

世間の「正解」を、

すべて手に入れる必要もありません。

ただ、

「自分は、何を大切にしたいのか。」

その問いを、

忘れないでください。

そして、

今日から一つだけ、

自分の基準で選んでみる。

やらないことを決める。

買わないものを決める。

会わない人を決める。

見ない情報を決める。

大切にする時間を決める。

そんな小さな選択から、

自分の人生はつくられていきます。

他人と比べる人生ではなく、

自分の人生を見る。

誰かの正解を追いかけるのではなく、

自分にとっての大切を見つける。

そして、

そのために必要のないものを、

少しずつ減らしていく。

それが、

SINGLESELFの「自分軸」です。

あなたの人生は、

誰かの採点表ではありません。

誰かと競争するためのものでもありません。

あなたが、

あなたにとって大切なものを大切にするための時間です。

だから、

もう少しだけ、

他人を見る時間を減らして、

自分の人生を見る時間を増やしてみてください。

そのとき、

これまで見えていなかった、

「自分は本当はどう生きたいのか。」

という答えが、

少しずつ見えてくるかもしれません。

そして次回、

この「比べない技術」7日間を振り返りながら、

「比べることをやめると、自分の人生が見えてくる」

という最後のテーマについて考えていきましょう。

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