第4章 Not ToDoは「自分を縛るルール」ではない
ここまで、
「何をやらないか。」
ということについて考えてきました。
SNSを見ない。
必要のない情報を追わない。
すべての誘いに応えない。
仕事をすぐに引き受けない。
完璧になるまで修正し続けない。
こうしたNot ToDoを一つ決めるだけでも、
自分の時間や集中力を守りやすくなります。
でも、
ここで一つ注意したいことがあります。
それは、
Not ToDoを新しい「義務」にしないことです。
せっかくやることを減らしたのに、
今度は、
「絶対にこれを守らなければ。」
と自分を追い込んでしまったら、
意味がありません。
例えば、
「夜はSNSを見ない。」
と決めたとします。
最初の数日は、
うまくできる。
でも、
ある日疲れていて、
ついSNSを見てしまった。
すると、
「また守れなかった。」
「自分は意志が弱い。」
「こんなことも続けられない。」
と落ち込んでしまう。
これでは、
ToDoがNot ToDoに変わっただけで、
自分を苦しめる構造は変わっていません。
大切なのは、
ルールを完璧に守ることではありません。
自分の生活を少し楽にすることです。
だから、
Not ToDoは「禁止」ではなく、
「目安」として考えてみてください。
「できるだけ夜はSNSを見ない。」
「目的のない情報収集は減らす。」
「必要のない予定は入れない。」
このくらいでもいい。
そして、
守れない日があってもいい。
疲れている日もあります。
忙しい日もあります。
予定外のことが起きる日もあります。
毎日同じ状態で生活できる人はいません。
だから、
「今日は守れなかった。」
で終わりにすればいい。
翌日また戻ればいい。
これも、
SINGLESELFが大切にしている考え方です。
完璧に続けることより、
戻ってこられること。
このほうが、
長い目で見ると大切です。
例えば、
一週間のうち、
5日間SNSを減らせた。
それだけでも十分です。
7日間すべて完璧にできなかったからといって、
0点になるわけではありません。
5日分の時間は、
確かに戻ってきています。
そして、
その時間を自分のために使えたなら、
十分な変化です。
Not ToDoを作る目的は、
「100点の生活」を作ることではありません。
自分にとって、少しだけ心地よい生活を作ることです。
だから、
Not ToDoは途中で変えても構いません。
最初は、
「夜9時以降はSNSを見ない。」
と決めた。
でも、
やってみたら厳しすぎた。
だったら、
「寝る前30分はSNSを見ない。」
に変える。
それでも難しいなら、
「ベッドに入ってからはSNSを見ない。」
でもいい。
逆に、
30分では物足りないと感じたなら、
1時間にしてもいい。
ルールを守ることが目的ではありません。
自分の生活に合う形を探すことが目的です。
これは、
ダイエットや運動にも似ています。
最初から、
「毎日1時間走る。」
と決めてしまう。
でも、
続かなかった。
だから、
「自分には運動は無理だ。」
と判断する。
でも、
本当は1時間という設定が、
自分に合っていなかっただけかもしれません。
15分なら続けられる。
週に3回なら続けられる。
散歩なら続けられる。
それなら、
そちらを選べばいい。
Not ToDoも同じです。
「完全にやめる」必要はありません。
「少し減らす」でもいい。
「頻度を落とす」でもいい。
「時間を決める」でもいい。
「やる場所を限定する」でもいい。
自分に合う方法を探していけばいいのです。
ここで、
もう一つ大切なのが、
Not ToDoを「増やしすぎない」ことです。
これも、
少し不思議な話です。
やることを減らすために、
Not ToDoを作った。
ところが、
「SNSを見ない。」
「テレビを見ない。」
「動画を見ない。」
「お菓子を食べない。」
「夜更かししない。」
「ネット検索をしない。」
「無駄な買い物をしない。」
「人と会いすぎない。」
「仕事を持ち帰らない。」
と、
どんどん増やしていく。
すると、
今度は「やってはいけないこと」だらけになります。
これでは、
自由になるどころか、
自分の行動を細かく監視することになります。
だから、
Not ToDoも少なくていい。
最初は一つ。
多くても三つくらい。
それくらいから始めてみる。
そして、
本当に効果があったものだけ残す。
必要がなくなったものは、
削除する。
これも、
引き算です。
「Not ToDoリストまで引き算する。」
このくらいでいいのです。
そして、
Not ToDoを決めるときには、
もう一つ意識してほしいことがあります。
それは、
「他人のルールをそのまま自分に当てはめない」
ということです。
SNSでは、
「朝5時に起きるべき。」
「毎日読書するべき。」
「スマホは一日1時間まで。」
「毎日運動するべき。」
「毎日発信するべき。」
いろいろな方法が紹介されています。
もちろん、
参考になるものもあります。
でも、
その人に合っている方法が、
自分にも合うとは限りません。
生活環境が違う。
仕事が違う。
体力が違う。
家族構成も違う。
目標も違う。
価値観も違う。
だから、
他人の正解をそのまま借りる必要はありません。
大切なのは、
「自分にとって必要か?」
です。
例えば、
ある人にとってはSNSを完全にやめることが最適でも、
別の人にとってはSNSが仕事に必要かもしれません。
ある人にとっては、
朝5時に起きることが良くても、
別の人には夜のほうが集中できるかもしれません。
ある人には人付き合いを減らすことが必要でも、
別の人には人との交流が大切かもしれません。
だから、
「何をしないか」
にも、
正解は一つではありません。
自分にとっての正解を探せばいい。
これが、
SINGLESELFの「自分で人生を設計する」という考え方にもつながります。
誰かの人生をコピーするのではなく、
自分に合った形を作る。
そのためには、
自分の時間を自分で管理する必要があります。
自分の集中力を守る必要があります。
自分の体力を考える必要があります。
そして、
何よりも、
「自分は何を大切にしたいのか。」
を知る必要があります。
Not ToDoは、
そのための道具です。
例えば、
自分が「家族との時間」を大切にしたいとします。
だったら、
「家族との時間に仕事のメールを確認しない。」
というNot ToDoができます。
自分が「ブログを育てたい」と思っているなら、
「ブログを書く時間にSNSを眺めない。」
というNot ToDoができます。
自分が「睡眠を大切にしたい」なら、
「寝る前に仕事をしない。」
というNot ToDoができます。
自分が「心を落ち着けたい」なら、
「必要のない情報を夜に入れない。」
というNot ToDoができます。
つまり、
Not ToDoは単独で存在するものではありません。
自分が大切にしたいものを守るために存在します。
ここが、
とても重要です。
「SNSを見ないこと」が目的なのではありません。
SNSを減らして、
何を大切にしたいのか。
「仕事を減らすこと」が目的なのではありません。
仕事を減らして、
何に時間を使いたいのか。
「情報を減らすこと」が目的なのではありません。
情報を減らして、
何に集中したいのか。
そこまで考えてみる。
すると、
Not ToDoの意味が変わります。
「やってはいけないこと」ではなく、
「大切なものを守るために、手放すもの」
になるのです。
例えば、
ブログを書きたい人にとって、
「SNSを見ない時間」
は、
ただSNSを我慢している時間ではありません。
ブログを書く時間かもしれない。
考える時間かもしれない。
休む時間かもしれない。
つまり、
何かを減らしたことで、
何かを守れるようになる。
この感覚を持つと、
Not ToDoは続けやすくなります。
「我慢しなければ。」
ではなく、
「これを守りたいから、これは減らそう。」
と考えられるからです。
だから、
Not ToDoを一つ決めるときには、
セットで一つだけ考えてみてください。
「これをやらないことで、何を大切にしたいのか?」
です。
例えば、
SNSを見ない
→ 自分の時間を守る。
目的のない検索をしない
→ 集中力を守る。
必要のない予定を入れない
→ 家族との時間を守る。
仕事を持ち帰らない
→ 休む時間を守る。
完璧になるまで修正しない
→ 行動する時間を守る。
こうすると、
「やらないこと」に意味が生まれます。
そして、
意味があるルールは、
続けやすくなります。
ただし、
それでも守れない日があります。
それでいい。
例えば、
「今日は疲れてSNSを見てしまった。」
それなら、
「明日はまた減らそう。」
で終わりにする。
「今日は仕事を持ち帰ってしまった。」
なら、
「明日はできるだけ持ち帰らない。」
でいい。
「また情報収集をしすぎた。」
なら、
「次は時間を決めよう。」
でいい。
失敗を、
新しい自己否定の材料にしない。
これも大切です。
Not ToDoは、
自分を責めるためのチェックリストではありません。
自分の人生を少しずつ整えるための道具です。
だから、
できなかった日も含めて、
自分に合う形へ調整していけばいい。
「このルールは厳しすぎた。」
「これは効果がなかった。」
「これは意外と楽だった。」
「これを減らしたら、かなり時間が戻ってきた。」
そうした発見を重ねる。
それ自体が、
自分の人生を理解することにつながります。
そして、
少しずつ、
「自分は何をすると疲れるのか。」
「何をすると時間を失うのか。」
「何が自分にとって本当に大切なのか。」
が見えてきます。
これは、
誰かに教えてもらうものではありません。
自分で試して、
自分で気づいていくものです。
だから、
Not ToDoには「正解」がありません。
昨日の自分に必要だったものが、
今日の自分には必要ないかもしれない。
今必要なものが、
半年後には必要なくなるかもしれない。
それでいいのです。
人生は変化するからです。
だから、
定期的に見直す。
今の自分に必要か。
今の生活に合っているか。
本当に守りたいものを守れているか。
もし違うなら、
変える。
必要なら、
やめる。
それもまた、
引き算です。
人生を整えるために、
新しいルールを増やし続ける必要はありません。
むしろ、
ルールそのものも減らしていい。
最後に残るのは、
たった一つかもしれません。
「自分にとって、本当に大切なことを優先する。」
それだけでもいい。
そのために、
邪魔になるものを一つ減らす。
それが、
Not ToDoです。
だから、
今日作るNot ToDoリストは、
完璧でなくて構いません。
一つでいい。
そして、
一週間試してみる。
少し楽になったなら、
続ける。
合わなかったなら、
変える。
必要なくなったなら、
消す。
新しい問題が出てきたら、
また一つ考える。
そのくらいの軽さでいいのです。
人生を変えるために、
自分を厳しく管理する必要はありません。
むしろ、
自分を少し自由にしてあげる。
「これは、やらなくていい。」
「今日は、ここまででいい。」
「全部やらなくていい。」
そうやって、
自分に余白を与える。
その余白の中で、
本当に大切なものを育てていく。
それが、
Not ToDoを使った「引き算」の生き方です。
ToDoを増やすことで、
自分を動かすのではありません。
やらないことを決めることで、
本当に必要なことが見えるようになる。
そして、
見えたものにだけ、
自分の時間と力を使えばいい。
それだけで、
人生は少しずつ軽くなっていきます。
第5章 今日から「一つだけ、やらない」を決めてみよう
ここまで、
「ToDoを増やす前に、Not ToDoを決める。」
という話をしてきました。
やることを増やす。
新しい習慣を作る。
新しい方法を試す。
新しい情報を集める。
もちろん、
それらが必要なこともあります。
でも、
何かを始める前に、
一度だけ立ち止まってみる。
「今の自分は、やることが多すぎないだろうか。」
と。
そして、
「何か一つ、減らせるものはないだろうか。」
と考えてみる。
これが、
今回の「引き算」です。
人生を変えようと思うと、
私たちは何か大きなことを始めようとします。
朝早く起きる。
毎日運動する。
毎日読書する。
副業を始める。
ブログを書く。
SNSを毎日更新する。
資格の勉強をする。
新しい仕事に挑戦する。
どれも、
前向きな行動です。
でも、
すでに毎日がいっぱいの状態で、
さらに新しいことを追加するとどうなるでしょうか。
当然、
苦しくなります。
だから、
「もっと頑張る。」
ではなく、
「一つ減らす。」
という選択肢を持ってみる。
例えば、
毎日なんとなくSNSを見ているなら、
「寝る前30分はSNSを見ない。」
と決める。
毎日たくさんのニュースを追っているなら、
「目的のないニュースチェックをしない。」
と決める。
仕事を頼まれるとすぐに引き受けてしまうなら、
「その場ですぐに返事をしない。」
と決める。
人から誘われると断れないなら、
「すべての誘いに応えない。」
と決める。
ブログを完璧にしようとして公開できないなら、
「必要以上に修正し続けない。」
と決める。
どれも、
大きな決断ではありません。
でも、
その一つが、
自分の時間を少し戻してくれるかもしれません。
そして、
その余白が、
次の行動につながります。
ここで大切なのは、
「やらないこと」を決めたあとに、
必ず何かをしなければならないわけではない、
ということです。
例えば、
「寝る前30分はSNSを見ない。」
と決めた。
その30分で、
本を読んでもいい。
ブログを書いてもいい。
家族と話してもいい。
お風呂に入ってもいい。
何もせず、
ゆっくりしてもいい。
それでいいのです。
なぜなら、
余白を作ることそのものが目的だからです。
私たちは、
空いた時間を見ると、
すぐに何かで埋めたくなります。
30分空いた。
「じゃあ勉強しよう。」
1時間空いた。
「じゃあ仕事をしよう。」
休日が空いた。
「じゃあ新しいことを始めよう。」
こうやって、
またToDoが増えていきます。
これでは、
いつまで経っても楽になりません。
だから、
一度減らしたら、
その空白をそのままにしてみる。
何もしない時間を持ってみる。
それも、
SINGLESELFが考える「引き算」です。
人生は、
常に何かをしていなければならないわけではありません。
休む時間も必要です。
考える時間も必要です。
何も考えない時間も必要です。
ぼんやりする時間も必要です。
そうした時間があるからこそ、
また動き出せます。
だから、
「何もしない時間」
を無駄だと思わなくていい。
むしろ、
余白がないことのほうが、
長い目で見ると大きな負担になることがあります。
ずっと走り続けていると、
どこかで疲れてしまう。
疲れてしまえば、
本当にやりたいことまでできなくなる。
だから、
少し減らす。
少し休む。
そして、
また動く。
この繰り返しでいいのです。
そして、
Not ToDoを一つ決めるときには、
「一生やらない」と考える必要もありません。
まずは、
一週間でいい。
「今週は、寝る前30分SNSを見ない。」
それでいい。
一週間やってみる。
楽になったなら、
続ける。
あまり変わらなかったなら、
やめる。
厳しすぎたなら、
ルールを緩める。
別のものを減らしてみる。
これでいいのです。
Not ToDoは、
一度決めたら絶対に守らなければならないものではありません。
自分の生活に合う形を探すための実験です。
ここが、
とても大切です。
「自分を変えなければ。」
と思うと、
どうしても力が入ります。
でも、
「一週間だけ試してみよう。」
なら、
少し気軽に始められます。
人生を大きく変える必要はありません。
まず、
小さく試してみる。
そして、
自分に合うものだけを残す。
合わないものは、
手放す。
これもまた、
引き算です。
そして、
もう一つ意識してほしいのが、
「何を守るために、何をやめるのか」
ということです。
例えば、
SNSを減らす。
それだけでは、
ただの我慢になってしまうかもしれません。
でも、
「家族との時間を守るために、夜はSNSを見ない。」
なら、
意味が変わります。
「ブログを書く時間を守るために、目的のない検索をしない。」
でもいい。
「睡眠を守るために、寝る前は仕事をしない。」
でもいい。
「自分の心を守るために、必要のない情報を追わない。」
でもいい。
「本当に大切な仕事を守るために、何でもすぐに引き受けない。」
でもいい。
つまり、
やめることの先に、守りたいものがある。
これが、
Not ToDoを続けるための大切な考え方です。
何かを捨てることが目的ではありません。
本当に大切なものを残すために、
必要のないものを減らす。
それが、
SINGLESELFの「引き算」です。
だから、
Not ToDoを決めるときは、
自分にこう問いかけてみてください。
「最近、何に時間を取られているだろう。」
「何をしていると疲れるだろう。」
「何となく続けていることはないだろう。」
「なくても困らないものはないだろう。」
「本当はやりたくないのに、続けていることはないだろう。」
「それを減らしたら、何を大切にできるだろう。」
答えは、
人によって違います。
SNSかもしれません。
ニュースかもしれません。
動画かもしれません。
仕事かもしれません。
人付き合いかもしれません。
買い物かもしれません。
情報収集かもしれません。
完璧主義かもしれません。
あるいは、
「もっと頑張らなければ。」
という考え方そのものかもしれません。
どれでもいい。
自分にとって、
一番大きな負担になっているものを、
一つ見つける。
そして、
「これを少し減らしてみよう。」
と決める。
それだけです。
ここで、
「減らしたら何をすればいいの?」
と考えなくても大丈夫です。
何かを増やす必要はありません。
余白ができたら、
そのままにしておく。
そのうち、
自然とやりたいことが見えてくることがあります。
「ブログを書いてみよう。」
「本を読もう。」
「散歩しよう。」
「家族と話そう。」
「少し休もう。」
余白があるから、
自分の本当の気持ちに気づける。
予定や情報でいっぱいになっていると、
自分が何をしたいのかさえ、
分からなくなることがあります。
だから、
まず減らす。
そして、
少し静かにする。
その中で、
自分の声を聞く。
これも、
人生を設計するうえで大切なことです。
私たちは、
他人の「やるべきこと」を、
知らないうちに自分のToDoへ入れてしまいます。
「みんなやっているから。」
「成功している人がやっているから。」
「これをやったほうがいいと言われたから。」
「今の時代はこれが必要だから。」
そうやって、
自分のToDoリストが膨らんでいく。
でも、
それは本当に自分がやりたいことなのでしょうか。
一度、
疑ってみてもいい。
「これは誰のためのToDoだろう。」
と。
自分のためなのか。
会社のためなのか。
周囲のためなのか。
SNSのためなのか。
世間のためなのか。
過去の自分のためなのか。
もちろん、
他人のためにやることもあります。
それは悪いことではありません。
でも、
自分の人生なのだから、
全部を他人の期待で埋めなくてもいい。
「これは自分には必要ない。」
と思ったら、
手放していい。
それが、
「選ばない」ということです。
第1回では、
「何をするか」ではなく、
「何をしないか」に目を向ける、
という話をしました。
今回の第2回では、
その考え方をさらに一歩進めました。
ToDoを増やす前に、
Not ToDoを決める。
新しい習慣を追加する前に、
邪魔している習慣を一つ減らす。
新しい情報を入れる前に、
必要のない情報を一つ手放す。
新しい予定を入れる前に、
不要な予定を一つ減らす。
新しいことを始める前に、
今あるものを一つ見直す。
これだけでも、
人生は少し変わります。
大きな変化ではありません。
でも、
小さな変化でいい。
なぜなら、
人生そのものも、
小さな選択の積み重ねだからです。
今日、
何を見るか。
何を食べるか。
誰と話すか。
何に時間を使うか。
何をしないか。
そうした小さな選択が、
少しずつ自分の生活を作っています。
だから、
人生を変えたいなら、
大きな決断を待たなくてもいい。
今日の一つを、
少し変えてみる。
それで十分です。
もし、
今あなたのToDoリストが長くなっているなら、
新しい項目を追加する前に、
一つ消してみてください。
「これは本当に必要だろうか。」
と考えてみる。
必要なら残す。
必要なければ、
やめる。
迷うなら、
一週間だけやめてみる。
それでいい。
そして、
Not ToDoリストを一つ作ってみる。
紙でもいい。
スマートフォンのメモでもいい。
そこに、
「今週、やらないこと」
と書く。
そして、
一つだけ書いてみる。
「寝る前30分はSNSを見ない。」
「目的のない検索をしない。」
「必要のない予定を入れない。」
「仕事をすぐに引き受けない。」
「完璧になるまで修正しない。」
「他人と比較するためにSNSを見ない。」
どれでもいい。
あなた自身が、
「これは減らしたほうがいいな。」
と思うものを一つ選ぶ。
そして、
一週間だけ試してみる。
もし楽になったなら、
そのまま続ける。
もし合わなかったなら、
やめる。
また別のものを試す。
それでいいのです。
人生は、
一回の決断で完成するものではありません。
少し試す。
少し減らす。
少し戻す。
また試す。
そうやって、
自分に合う形を見つけていくものです。
だから、
完璧なNot ToDoリストを作る必要はありません。
たった一つでいい。
そして、
その一つが生み出した余白を、
大切にしてください。
何かをするために使ってもいい。
何もしないために使ってもいい。
自分のために使っていい。
それだけで、
十分な意味があります。
ToDoを増やすことは、
簡単です。
新しいことを始めればいい。
新しい情報を集めればいい。
新しい予定を入れればいい。
でも、
「これはやらない。」
と決めるには、
少し勇気が必要です。
周りと違うことになるかもしれない。
誰かに理解されないかもしれない。
「もっとやったほうがいい。」
と言われるかもしれない。
それでも、
「自分には、これ以上必要ない。」
と決める。
それは、
自分の人生を自分で選ぶことでもあります。
全部を選ばなくていい。
全部をやらなくていい。
全部を知る必要もない。
全部に応える必要もない。
全部を頑張る必要もない。
残したいもののために、
何かを減らせばいい。
それが、
今回伝えたかったことです。
そして、
最後にもう一つ。
Not ToDoを決めたからといって、
毎日完璧に守らなくてもいい。
守れない日があってもいい。
忘れてしまってもいい。
一度戻ってしまってもいい。
大切なのは、
また思い出すことです。
「そうだった。」
と思ったら、
また戻ればいい。
昨日できなかったなら、
今日からまた始めればいい。
一週間続かなかったなら、
もう一度試せばいい。
人生は、
完璧に続けられた人だけが前に進めるものではありません。
止まっても、
戻ればいい。
減らしても、
必要になったら戻せばいい。
試して違ったら、
変えればいい。
その繰り返しでいいのです。
だから、
今日から何かを始めようと思っているなら、
その前に一度だけ考えてみてください。
「何をするか」ではなく、
「何をしないか」。
新しいToDoを一つ追加する前に、
古いToDoを一つ減らしてみる。
その小さな引き算が、
あなたの時間を少し取り戻してくれるかもしれません。
そして、
その余白の中で、
本当に大切なものが見えてくるかもしれません。
人生を良くするために、
いつも何かを足さなくていい。
時には、
一つ減らすだけでいい。
ToDoを増やす前に、
Not ToDoを一つ。
今日から、
始めてみませんか。
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