人生では、
「何をするか」を考えることが多い。
新しいことを始めよう。
資格を取ろう。
副業を始めよう。
SNSを頑張ろう。
もっと勉強しよう。
もっと働こう。
もっと人脈を増やそう。
もっと収入を増やそう。
もっと成長しよう。
そんなふうに、
私たちは人生を良くするために、
何かを「足す」ことばかり考えてしまいます。
もちろん、
新しいことに挑戦するのは悪いことではありません。
知識を増やすことも大切です。
経験を増やすことも大切です。
人とのつながりを増やすことも、
人生を豊かにしてくれるでしょう。
でも、
何かを増やし続けるだけで、
本当に人生は良くなるのでしょうか。
やることが増える。
予定が増える。
情報が増える。
仕事が増える。
人間関係が増える。
持ち物が増える。
選択肢が増える。
最初は、
自由になったように感じるかもしれません。
ところが、
増えすぎたものに囲まれると、
今度は何をすればいいのか分からなくなります。
時間がない。
頭の中がいっぱい。
やりたいことはある。
でも、行動できない。
そんな状態になってしまう。
もしかすると、
必要なのは「もっと頑張ること」ではないのかもしれません。
必要なのは、
何かを一つ減らすことなのかもしれません。
人生を変えようとするとき、
私たちは「何を始めようか」と考えます。
でも、
一度だけ逆の質問をしてみる。
「何をしないことにしようか?」
この問いです。
SNSを全部見る必要はない。
すべての誘いに応える必要もない。
すべての情報を集める必要もない。
すべての仕事を引き受ける必要もない。
すべての人に好かれる必要もない。
すべてのチャンスを追いかける必要もない。
全部やらなくていい。
全部持たなくていい。
全部選ばなくていい。
むしろ、
「選ばない」という決断があるからこそ、
本当に大切なものを選べるようになります。
これは、
SINGLESELFが大切にしている「引き算」の考え方です。
人生を豊かにするために、
いつも何かを足す必要はありません。
余計なものを減らす。
余計な選択肢を減らす。
余計な不安を減らす。
余計な情報を減らす。
余計な付き合いを減らす。
そうやって、
自分にとって本当に必要なものを残していく。
すると、
人生は少しずつ軽くなります。
そして、
軽くなった人生には、
本当にやりたいことを入れる余白が生まれます。
この7日間では、
「何を増やすか」ではなく、
「何を選ばないか」について考えていきます。
やらないこと。
見ないもの。
付き合わない人。
買わないもの。
追わないもの。
そして、
自分の人生で「選ばない」と決めるもの。
すべてを捨てる必要はありません。
人生を小さくすることが目的でもありません。
大切なのは、
自分に必要なものと、必要ではないものを分けることです。
何かを一つ減らす。
すると、
一つ余白が生まれる。
その余白に、
本当に大切なものを置く。
それだけでも、
人生は少し変わり始めます。
「もっと何かをしなければ。」
と焦る前に、
「何をしなくてもいいだろう。」
と考えてみる。
もしかすると、
人生を前に進めるために必要だったのは、
新しい何かではなく、
今まで抱えていた何かを手放すことなのかもしれません。
今日から7日間、
一緒に「選ばない」という視点から、
自分の人生を見直していきましょう。
第1章 なぜ私たちは「やること」を増やし続けるのか
何かを変えたいと思ったとき、
最初に考えるのは「何をしようか」です。
今より収入を増やしたい。
新しい仕事を始めたい。
もっと健康になりたい。
勉強をしたい。
副業を始めたい。
SNSを頑張りたい。
資格を取りたい。
そんなふうに、
私たちは「変わるために何かを始めよう」と考えます。
それ自体は、
決して悪いことではありません。
行動しなければ、
何も変わらないからです。
でも、
ここには一つ落とし穴があります。
それは、
「何かを始めること」ばかり考えてしまうことです。
例えば、
副業を始めようと思ったとします。
まず情報を集める。
必要な知識を勉強する。
SNSのアカウントを作る。
ブログを作る。
プロフィールを整える。
教材を探す。
ツールを比較する。
そして、
さらに新しい情報を探す。
気づけば、
やることがどんどん増えています。
最初は、
「副業を始めたい。」
という一つの目的だったはずなのに、
いつの間にか、
「これもやらなければ。」
「これも必要かもしれない。」
「これも知っておいたほうがいい。」
と、
やることが増えていく。
そして、
肝心の「副業を始める」という行動が、
後回しになってしまう。
これは、
副業に限った話ではありません。
勉強でも同じです。
英語を学ぼうと思う。
教材を探す。
アプリを比較する。
YouTubeを見る。
勉強法を調べる。
ノートを買う。
学習時間を決める。
さらに効率のいい方法を探す。
そして、
実際に英語を勉強する時間がなくなる。
健康も同じです。
運動を始めよう。
食事を変えよう。
睡眠を改善しよう。
サプリを調べよう。
トレーニング方法を調べよう。
健康に関する情報を集めよう。
やるべきことが増えて、
結局何から始めればいいのか分からなくなる。
こうして、
私たちは「変わるために始めたこと」によって、
逆に動きにくくなってしまいます。
なぜ、
こんなことが起きるのでしょうか。
一つの理由は、
「何かを足せば、人生は良くなる」と考えやすいからです。
もっと知識があれば安心。
もっと資格があれば安心。
もっと人脈があれば安心。
もっとお金があれば安心。
もっと情報があれば安心。
もっと選択肢があれば安心。
確かに、
足りないものを補うことは大切です。
でも、
必要以上に増やしてしまうと、
今度は増えたものが自分を縛り始めます。
予定が多すぎる。
情報が多すぎる。
仕事が多すぎる。
人間関係が多すぎる。
選択肢が多すぎる。
そして、
「何からやればいいんだろう。」
と迷ってしまう。
これは、
能力がないからではありません。
意志が弱いからでもありません。
単純に、
選択肢が多すぎるのです。
例えば、
目の前に100個の選択肢があったら、
どれを選ぶか迷うでしょう。
でも、
3個しかなければ、
ずっと決めやすくなります。
つまり、
行動できないときに必要なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、
「選択肢を減らすこと」かもしれません。
これは、
とても重要な考え方です。
私たちは、
「何をすればいい?」
と考えることには慣れています。
でも、
「何をしなくていい?」
とは、
あまり考えません。
だから、
やることばかりが増えていきます。
ToDoリストには、
新しい項目を追加する。
でも、
その中から削除することは少ない。
新しい情報を保存する。
でも、
古い情報を捨てることは少ない。
新しい予定を入れる。
でも、
不要な予定を外すことは少ない。
新しい人とつながる。
でも、
必要のなくなった関係を見直すことは少ない。
こうして、
人生は少しずつ「足し算」になっていきます。
一つ一つは、
それほど大きな負担ではありません。
でも、
小さなものが積み重なると、
いつの間にか大きな重さになります。
机の上に、
一枚の紙を置く。
それだけなら、
何も問題ありません。
もう一枚置く。
さらに一枚。
また一枚。
それを何十回、何百回と繰り返せば、
最後には机が埋まってしまいます。
人生も同じです。
一つの仕事。
一つの予定。
一つの情報。
一つの付き合い。
一つの目標。
一つの習慣。
それぞれは小さい。
でも、
減らすことをしなければ、
少しずつ自分の時間を奪っていきます。
そして、
本当に大切なことをする余白がなくなる。
ここで、
一度考えてみてください。
今のあなたの生活には、
「やらなければならないこと」が
いくつありますか。
そして、
その中で本当に必要なものは、
いくつあるでしょうか。
毎日やっているから、
必要だと思っている。
昔から続けているから、
やめられない。
周りの人がやっているから、
自分もやっている。
みんなが知っているから、
自分も知らなければいけない。
そうやって、
いつの間にか「必要」になっているものもあります。
でも、
「昔は必要だった」と
「今も必要」は同じではありません。
環境が変われば、
必要なものも変わります。
自分が成長すれば、
必要なものも変わります。
人生の目的が変われば、
必要なものも変わります。
だからこそ、
定期的に見直す必要があります。
「これは本当に必要なのか?」
と。
この問いを持つだけでも、
少しずつ人生は変わります。
新しいことを始める前に、
一度立ち止まる。
「これを始めるために、
何か一つやめられないだろうか?」
と考えてみる。
例えば、
副業を始めたいなら、
SNSを見る時間を少し減らす。
勉強したいなら、
なんとなく動画を見る時間を減らす。
運動したいなら、
不要な予定を一つ減らす。
文章を書きたいなら、
情報収集の時間を減らす。
何かを始めるために、
必ずしも時間を追加する必要はありません。
今ある時間の中から、
余計なものを一つ減らせばいい。
すると、
そこに小さな余白が生まれます。
その余白で、
自分が本当にやりたいことを始める。
これが、
「引き算」から始める行動です。
大切なのは、
すべてをやめることではありません。
人生を極端に小さくすることでもありません。
むしろ逆です。
余計なものを減らすことで、
本当に大切なものを大きくする。
これが、
引き算の目的です。
例えば、
10個のことを中途半端にやるより、
本当に必要な2個に集中したほうが、
大きな結果につながることがあります。
10人の人間関係を無理に維持するより、
本当に大切な数人との時間を大切にしたほうが、
人生が豊かになることもあります。
100個の情報を集めるより、
必要な3つの情報を深く考えたほうが、
自分の答えに近づけることもあります。
つまり、
「少なくすること」は、
何かを失うことではありません。
大切なものに集中するための選択です。
そして、
その選択をするためには、
まず「何をしないか」を考える必要があります。
人生を変えようとするとき、
新しいことを探す前に、
今の生活を一度見渡してみる。
そこには、
もう必要ではなくなったものが、
意外とたくさんあるかもしれません。
そして、
その一つを手放した瞬間、
ほんの少しだけ人生が軽くなる。
その小さな余白が、
次の一歩を生み出します。
だから、
今日から「何をするか」だけではなく、
「何をしないか」
という視点を持ってみてください。
人生を変えるために、
新しい何かを探し続けなくてもいい。
まずは、
今抱えているものを一つだけ減らしてみる。
そこから、
「選ばない」という人生が始まります。
第2章 「やらないこと」を決めると、人生は動き出す
何かを始めようとするとき、
私たちは「やること」を考えます。
朝早く起きる。
勉強する。
運動する。
副業をする。
本を読む。
SNSで発信する。
ブログを書く。
仕事を頑張る。
資格を取る。
こうやって、
やりたいことや、やるべきことを増やしていきます。
でも、
一日は24時間しかありません。
どれだけ頑張っても、
使える時間には限界があります。
だから、
やることを増やし続けるだけでは、
いつか必ず限界がきます。
そこで必要になるのが、
「やらないこと」を決めるという考え方です。
例えば、
毎日1時間勉強したいとします。
でも、
仕事から帰ってきたら疲れている。
食事をする。
スマホを見る。
SNSを眺める。
動画を見る。
ニュースを見る。
気づけば、
寝る時間になっている。
「勉強する時間がない。」
そう思ってしまいます。
でも、
本当に時間がないのでしょうか。
もしかすると、
時間がないのではなく、
すでに時間の使い道が決まっているだけかもしれません。
SNSを見る。
動画を見る。
ニュースを見る。
ネットを眺める。
必要のない情報を調べる。
こうした時間を少し減らせば、
そこに30分、1時間という余白が生まれることがあります。
つまり、
新しい時間を作る必要はありません。
今ある時間の中から、
必要のないものを減らせばいい。
これが、
「やらないこと」を決める強さです。
例えば、
「毎日1時間勉強する。」
と決めるだけでは、
なかなか続かないかもしれません。
でも、
「夜9時以降はSNSを見ない。」
と決めてみる。
すると、
SNSを見ていた時間が空きます。
その時間を、
勉強に使う。
同じ1時間でも、
考え方がまったく違います。
「勉強するために頑張る。」
のではなく、
「勉強を邪魔しているものをやめる。」
から始める。
この違いは大きいものです。
行動するために、
さらに努力を足す必要がないからです。
むしろ、
邪魔しているものを一つ取り除くだけ。
だから、
続けやすくなります。
これは、
仕事でも同じです。
仕事が終わらない。
やることが多い。
メールがたくさん来る。
会議が多い。
頼まれごとが増える。
次々に新しい仕事が入ってくる。
こうなると、
「もっと効率よく仕事をしなければ。」
と考えてしまいます。
新しいツールを導入する。
タスク管理方法を変える。
時間管理術を勉強する。
仕事術の本を読む。
もちろん、
それも一つの方法です。
でも、その前に、
「この仕事は、本当にやる必要があるのか?」
と考えてみる。
これだけでも、
仕事量は変わるかもしれません。
昔からやっている。
誰かに頼まれた。
みんながやっている。
なんとなく続けている。
でも、
本当はなくても困らない。
そんな仕事が、
意外とあるものです。
一つやめる。
一つ減らす。
一つ断る。
それだけで、
時間と集中力が戻ってきます。
そして、
戻ってきた時間を、
本当に必要な仕事に使う。
これが、
「引き算」の考え方です。
人生では、
何かを始めることばかりが評価されます。
新しい資格を取った。
新しい仕事を始めた。
新しい人脈を作った。
新しいことを学んだ。
新しい目標を立てた。
でも、
本当の意味で人生を変えるのは、
何かを始めることだけではありません。
何かをやめることも、
立派な前進です。
例えば、
毎日寝る前にSNSを見る習慣をやめる。
それだけでもいい。
毎朝ニュースを何時間も見る習慣をやめる。
それでもいい。
必要のない飲み会に毎回参加するのをやめる。
それでもいい。
何となく続けているサブスクを一つやめる。
それでもいい。
誰かの期待に応えるためだけの予定を一つ減らす。
それでもいい。
一つ一つは、
とても小さなことです。
でも、
小さな「やめる」が積み重なると、
人生に大きな余白が生まれます。
そして、
その余白こそが大切です。
余白がなければ、
新しいことは入ってきません。
机の上が物でいっぱいなら、
新しいものを置く場所がない。
冷蔵庫の中がいっぱいなら、
新しい食材を入れる場所がない。
予定がいっぱいなら、
新しい時間を入れる場所がない。
人生も同じです。
何かを始めたいなら、
まず一つ減らす。
新しいことを入れるための、
余白を作る。
これだけで、
行動のハードルは大きく下がります。
そして、
「やらないこと」を決めると、
もう一つ大きな変化が起こります。
それは、
迷う時間が減ることです。
例えば、
「今日はSNSを見るか、見ないか。」
と毎日悩んでいたら、
それだけで頭の中に負担がかかります。
でも、
「夜9時以降はSNSを見ない。」
と決めてしまえば、
その時間になったら迷う必要がありません。
「飲み会に行くかどうか。」
「今日は勉強するかどうか。」
「この仕事を引き受けるかどうか。」
毎回判断するのではなく、
あらかじめ自分のルールを決めておく。
すると、
判断する回数が減ります。
判断する回数が減ると、
頭の中に余白が生まれます。
そして、
その余白を、
本当に重要なことに使えるようになります。
これは、
とても大きなメリットです。
私たちは、
一日の中で想像以上に多くのことを決めています。
何を食べるか。
何を見るか。
何を買うか。
誰に返信するか。
どの仕事からやるか。
何を勉強するか。
どの情報を見るか。
どこへ行くか。
誰と会うか。
一つ一つは小さな決断です。
でも、
それが一日中続けば、
頭は疲れてしまいます。
だからこそ、
「これは選ばない」
というルールを持つ。
それだけで、
人生は少し軽くなります。
例えば、
「無料だから、とりあえず登録する。」
をやめる。
「気になるから、とりあえず保存する。」
をやめる。
「誘われたから、とりあえず参加する。」
をやめる。
「みんながやっているから、自分もやる。」
をやめる。
こうした「とりあえず」を減らすだけでも、
人生に入ってくるものは大きく変わります。
そして、
入ってくるものが減れば、
自分が本当に必要としているものが見えてきます。
ここで、
一つ覚えておいてほしいことがあります。
「やらないこと」を決めるのは、
自分を制限するためではありません。
自由を奪うためでもありません。
むしろ、
自由を増やすためです。
何でもやらなければならない状態と、
やらなくてもいい状態。
どちらのほうが、
自分の時間を自由に使えるでしょうか。
もちろん、
後者です。
「これはやらない。」
と決めた瞬間、
その時間は自分のものになります。
「この情報は追わない。」
と決めれば、
その情報を探す時間がなくなります。
「この誘いには毎回応えない。」
と決めれば、
自分の時間が戻ってきます。
「この仕事は引き受けない。」
と決めれば、
本当に必要な仕事に集中できます。
つまり、
「やらない」は、
時間を奪うルールではありません。
自分の時間を取り戻すルールです。
そして、
ここからがSINGLESELFにとって大切なところです。
何かを減らしたからといって、
必ずしも新しいことを始めなくてもいい。
空いた時間を、
何もしない時間にしてもいい。
ゆっくりする。
考える。
散歩する。
好きなことをする。
何もせず過ごす。
それでもいいのです。
なぜなら、
余白そのものにも価値があるからです。
常に何かをしていなければならない。
常に成長しなければならない。
常に前進しなければならない。
そんな考え方から少し離れる。
そして、
「何もしない時間があってもいい。」
と思えるようになる。
これも、
人生の引き算です。
私たちは、
何かをしている時間ばかりを
「有意義な時間」と考えがちです。
でも、
何もしないことで回復する時間。
考えを整理する時間。
自分と向き合う時間。
そうした時間も、
人生には必要です。
だから、
「やらないこと」を決めるというのは、
単純に行動を減らすことではありません。
自分にとって本当に必要なものに、
時間とエネルギーを戻すことです。
やることを増やす前に、
一度減らしてみる。
何かを始める前に、
何かをやめてみる。
その小さな引き算によって、
人生に余白が生まれる。
そして、
その余白から、
本当にやりたいことが見えてくる。
だからもし今、
「やりたいことがあるのに、
なかなか動けない。」
と感じているなら、
自分を責めなくていい。
まずは、
何か一つをやめてみてください。
SNSを5分減らす。
必要のない情報を見るのをやめる。
一つだけ予定を減らす。
一つだけ断る。
一つだけ手放す。
それだけでいい。
人生を動かすために、
新しいアクセルを踏む必要はありません。
今踏んでいるブレーキを、
一つ外してみる。
すると、
自然に前へ進み始めることがあります。
「何をするか」を決める前に、
「何をしないか」を決める。
人生を軽くする最初の一歩は、
何かを始めることではなく、
何かをやめることなのかもしれません。
第3章 「選ばない」は、諦めることではない
「やらないことを決めよう。」
そう言われると、
少し寂しく感じる人もいるかもしれません。
やりたいことを諦める。
可能性を捨てる。
チャンスを逃す。
人とのつながりを減らす。
そんなイメージを持つかもしれません。
でも、
「選ばない」ということは、
必ずしも何かを諦めることではありません。
むしろ、
本当に大切なものを選ぶために、それ以外を選ばないことです。
例えば、
100個のことを全部やろうとすれば、
一つ一つに使える時間は少なくなります。
でも、
本当に大切な10個に絞れば、
一つ一つに使える時間は増えます。
さらに、
その中から3つに絞れば、
もっと集中できます。
何かを選ぶということは、
同時に何かを選ばないことでもあります。
これは、
人生だけに限った話ではありません。
レストランで、
メニューを見ているとします。
料理が100種類あったら、
どれを選ぶか迷ってしまいます。
でも、
おすすめが3種類だけなら、
ずっと選びやすい。
選択肢が多いことが、
必ずしも自由とは限りません。
選択肢が多すぎると、
逆に決められなくなることがあります。
人生でも同じです。
副業を始める。
資格を取る。
投資をする。
ブログを書く。
SNSをやる。
動画を作る。
本を読む。
英語を勉強する。
プログラミングを学ぶ。
新しい仕事を探す。
全部やろうと思えば、
どれも魅力的に見えます。
だから、
一つに決められなくなる。
「あれもやったほうがいい。」
「これも必要かもしれない。」
「せっかくなら、これもやっておこう。」
そうやって、
人生の中にどんどん選択肢を増やしていく。
でも、
選択肢を増やし続けると、
「自分は何をしたいのか」が
見えにくくなってしまいます。
だから、
ときには選択肢を減らす必要があります。
「今はブログに集中する。」
と決めたなら、
他のことを一度置いておく。
「今はこの仕事を育てる。」
と決めたなら、
新しいことを次々と始めない。
「今は家族との時間を大切にする。」
と決めたなら、
仕事を少し減らす。
これは、
可能性を捨てているわけではありません。
今、大切にしたいものを守っているだけです。
ここを間違えてはいけません。
「何でもできる人になる。」
ことと、
「自分に必要なことを選べる人になる。」
ことは、
まったく違います。
前者を目指すと、
やることが増えていきます。
後者を目指すと、
やることが減っていきます。
そして、
SINGLESELFが大切にしたいのは、
後者です。
何でもできなくていい。
何でも知っていなくていい。
何でも持っていなくていい。
何でも経験しなくていい。
何でも人と付き合わなくていい。
自分に必要なものだけを、
自分で選べばいい。
そのためには、
「これは選ばない」と決める勇気が必要です。
例えば、
SNSを見ていると、
次々に新しい情報が入ってきます。
この仕事が稼げる。
この資格が役に立つ。
この方法が効率的。
このツールが便利。
この人のやり方が正しい。
次から次へと、
新しい選択肢が現れます。
全部魅力的に見える。
だから、
全部取り入れたくなる。
でも、
全部取り入れたらどうなるでしょうか。
やることが増える。
覚えることが増える。
考えることが増える。
比較することが増える。
そして、
自分が本当にやりたいことに使える時間が減ってしまいます。
だから、
「これは今の自分には必要ない。」
と決める。
それだけでも、
かなり楽になります。
情報を見ない。
流行を追わない。
新しい方法を試さない。
すぐに答えを探さない。
誰かと比較しない。
こうした「選ばない」を積み重ねることで、
自分の中に静かな時間が戻ってきます。
そして、
静かな時間ができると、
ようやく自分の考えが見えてきます。
他人の意見ではなく、
自分はどうしたいのか。
世の中の正解ではなく、
自分にとって何が必要なのか。
それを考えられるようになります。
これは、
とても大切なことです。
なぜなら、
情報が多い時代ほど、
「自分の答え」を見つけることが難しくなるからです。
誰かの成功例を見る。
自分もやってみたくなる。
別の人の成功例を見る。
また気になる。
また別の方法を知る。
そして、
どれが自分に合っているのか分からなくなる。
でも、
他人の成功例が、
そのまま自分の正解になるとは限りません。
その人には、
その人の環境があります。
その人の経験があります。
その人の得意があります。
その人の価値観があります。
だから、
同じ方法を使っても、
同じ結果になるとは限りません。
大切なのは、
「誰かがやっているか」ではなく、
「自分にとって必要か」
です。
この問いを持てるようになると、
人生はかなりシンプルになります。
「みんながやっているから。」
ではなく、
「自分には必要だから。」
で決める。
「みんなが持っているから。」
ではなく、
「自分には必要だから。」
で持つ。
「みんなが付き合っているから。」
ではなく、
「自分にとって大切だから。」
で付き合う。
これが、
自分の人生を自分で選ぶということです。
もちろん、
簡単ではありません。
「やらない」と決めると、
周りから何か言われることもあります。
もっとやったほうがいい。
そんなことをしていたら遅れる。
せっかくのチャンスなのに。
みんなやっている。
そんな言葉を聞くこともあるでしょう。
でも、
人生の時間は有限です。
誰かにとって必要なことが、
自分にとって必要とは限りません。
だから、
すべての期待に応える必要はありません。
すべての誘いに応える必要もありません。
すべての流行を追う必要もありません。
すべてのチャンスを掴む必要もありません。
チャンスを断ることも、選択です。
例えば、
新しい仕事の話が来たとします。
条件は悪くない。
収入も増える。
周りから見れば、
挑戦したほうがいい。
でも、
その仕事を引き受けると、
自分が本当にやりたいことに使う時間がなくなる。
そんな場合は、
断るという選択もあります。
収入を増やすことだけが、
正解ではないからです。
自由な時間。
家族との時間。
自分の仕事を育てる時間。
休む時間。
そうしたものも、
人生にとって大切な価値です。
だから、
「何を得られるか。」
だけではなく、
「何を失うことになるか。」
も考えてみる。
これだけで、
選択の基準が変わります。
何かを始めるときは、
得られるものに目が向きます。
でも、
同時に失うものがあります。
時間。
体力。
集中力。
お金。
自由。
人との時間。
だから、
新しいものを選ぶ前に、
「これを選んだら、
何を選ばないことになるだろう?」
と考える。
この視点を持つだけで、
無駄な選択が減っていきます。
例えば、
新しい副業を始める。
その代わりに、
何を減らすのか。
新しい資格の勉強をする。
その代わりに、
何をやめるのか。
SNSを始める。
その代わりに、
何を見る時間を減らすのか。
新しい仕事を引き受ける。
その代わりに、
何を手放すのか。
こう考えると、
「始めること」が
もっと現実的になります。
人生には、
無限の時間があるわけではありません。
だからこそ、
何かを選ぶときには、
何かを選ばない必要があります。
そして、
選ばないことを恐れなくていい。
すべてを経験しなくていい。
すべてを知る必要もない。
すべてを持つ必要もない。
すべての人に認めてもらう必要もない。
人生には、「やらなかったこと」も必要です。
やらなかったからこそ、
守れた時間がある。
やらなかったからこそ、
集中できたことがある。
やらなかったからこそ、
出会えたものがある。
やらなかったからこそ、
自分らしくいられた時間がある。
だから、
「やらなかったこと」を
失敗だと思わなくていい。
むしろ、
自分にとって大切なものを守るために、
必要な選択だったのかもしれません。
人生は、
足したものだけでできているわけではありません。
削ったもの。
断ったもの。
手放したもの。
やらなかったこと。
それらも含めて、
今の自分ができています。
だから、
これからは、
「何を増やそう?」
だけではなく、
「何を減らそう?」
と考えてみる。
「何を始めよう?」
だけではなく、
「何をやめよう?」
と考えてみる。
その問いが、
自分の人生を少しずつ軽くしてくれます。
そして、
軽くなった人生には、
本当に大切なものを置く余白が生まれます。
選ばないことは、
人生を小さくすることではありません。
自分にとって大切なものを、
もっと大切にするための選択です。
だから、
何かを諦めるような気持ちで
「やらない」を決めなくていい。
これはやらない。
今はこれを選ばない。
これは追わない。
この情報は見ない。
この誘いには応えない。
そうやって、
一つずつ自分の基準を作っていく。
その基準が、
やがて自分の人生の軸になります。
人に決めてもらうのではなく、
自分で決める。
世の中に合わせるのではなく、
自分に必要なものを選ぶ。
何でも手に入れようとするのではなく、
必要なものだけを残す。
それが、
「選ばない」という生き方です。
そして、
この考え方をさらに日常へ落とし込むために、
次はもっと具体的に考えてみましょう。
あなたの毎日の中には、
「本当はやらなくてもいいこと」が
どれくらいあるでしょうか。
明日から一つだけ、
それを減らしてみる。
そこから、
あなた自身の「選ばない人生」が始まります。
第4章 まずは「なくても困らないもの」から減らしてみる
「やらないことを決めよう。」
そう言われても、
いきなり人生に必要なものを大きく変える必要はありません。
仕事を辞める。
人間関係を全部整理する。
SNSをやめる。
今までの生活を大きく変える。
そこまで極端に考えなくていい。
むしろ、
最初から大きな決断をしようとすると、
また動けなくなってしまいます。
大切なのは、
小さな「選ばない」から始めることです。
例えば、
毎日なんとなく見ているSNS。
「見なければならない」と思っているわけではない。
でも、
暇になると開いてしまう。
通知が来たら確認する。
気になる投稿があれば、
次々と見てしまう。
一つ一つは数分です。
でも、
それが一日に何度も繰り返されると、
かなりの時間になります。
そこで、
「全部やめよう。」
とする必要はありません。
まずは、
「朝起きてから30分は見ない。」
と決める。
それだけでもいい。
あるいは、
「寝る前の30分は見ない。」
でもいい。
たった一つのルールです。
でも、
そのルールによって、
自分の時間が少し戻ってきます。
この「少し」が大切です。
引き算は、
一気に全部を捨てることではありません。
必要のないものを、
一つずつ減らしていくことです。
例えば、
スマートフォンの中を見てみる。
使っていないアプリ。
なんとなく登録したサービス。
毎日届くメール。
必要のない通知。
保存したまま見ていない情報。
こうしたものはありませんか。
一つ削除する。
一つ通知を切る。
一つ登録を解除する。
これだけでもいい。
物理的な持ち物も同じです。
クローゼットを見る。
「いつか使うかもしれない。」
と思って残している服。
机の引き出しを見る。
「何かに使えるかもしれない。」
と思って残しているもの。
本棚を見る。
「いつか読むかもしれない。」
と思って残している本。
もちろん、
すぐに全部捨てる必要はありません。
ただ、
「今の自分に、本当に必要なのか?」
と一度考えてみる。
これだけでも、
持ち物との関係が変わります。
そして、
「なくても困らない」と分かったものから、
少しずつ手放していく。
物が減ると、
管理する手間も減ります。
探す時間も減ります。
掃除する時間も減ります。
考えることも減ります。
つまり、
物を一つ減らすことが、
時間を一つ増やすことにつながる場合があります。
これは、
情報でも同じです。
スマートフォンを開けば、
無限に情報が入ってきます。
ニュース。
SNS。
動画。
ブログ。
メール。
広告。
AI。
毎日、
新しい情報が次々に届きます。
「知らないと損をする。」
そんな気持ちになることもあります。
だから、
つい情報を集めてしまう。
でも、
すべての情報を知る必要はありません。
むしろ、
知りすぎることで迷うこともあります。
Aという方法を知る。
Bという方法も知る。
Cという方法も知る。
さらにDも知る。
どれも正しそうに見える。
すると、
「結局、どれをやればいいんだろう。」
となる。
情報を増やしたのに、
行動できなくなる。
そんなこともあります。
だから、
「この情報は今の自分には必要ない。」
と決めてもいい。
例えば、
新しい副業を始めるなら、
副業に関する情報を100個集める必要はありません。
まず一つ試してみる。
やってみて、
分からないことが出てきたら調べる。
この順番でもいい。
先にすべてを知ろうとしない。
必要になったときに、
必要な情報だけを取りに行く。
それだけで、
情報に振り回されにくくなります。
そして、
人間関係にも同じことが言えます。
すべての人に返信しなければならない。
すべての誘いに応えなければならない。
すべての付き合いを維持しなければならない。
そんなふうに考えていると、
自分の時間がなくなります。
もちろん、
人とのつながりは大切です。
だからこそ、
全部を大切にしようとしない。
大切にしたい人を、
大切にする。
それ以外の関係には、
少し距離を置いてもいい。
返信を少し遅らせる。
すべての誘いに参加しない。
無理な予定を入れない。
「今回はやめておきます。」
と伝える。
これだけでも、
自分の時間が戻ってきます。
そして、
戻ってきた時間を、
自分が大切にしたいことに使う。
ここが重要です。
引き算の目的は、
空っぽになることではありません。
余白を作ることです。
何もない時間を作る。
何もない場所を作る。
何もない頭の中を作る。
その余白に、
本当に必要なものを置く。
例えば、
毎日1時間SNSを見ていたとします。
それを30分にする。
30分減った。
その30分で、
ブログを書く。
本を読む。
運動する。
家族と話す。
ゆっくり休む。
何もしない。
何をしてもいい。
大切なのは、
30分を取り戻したことです。
その時間をどう使うかは、
その後に決めればいい。
だから、
「何を始めよう?」
と考える前に、
「何をやめたら、時間が生まれる?」
と考えてみる。
この問いは、
かなり強力です。
例えば、
毎日30分YouTubeを見ている。
その30分を減らす。
毎日20分SNSを見ている。
その20分を減らす。
週に一度、
なんとなく参加している飲み会がある。
その予定を減らす。
毎月使っているけれど、
ほとんど使っていないサービスがある。
それを解約する。
一つ一つは、
小さなことです。
でも、
一ヶ月後に振り返ると、
かなりの余白になっているかもしれません。
そして、
ここで一つ注意したいことがあります。
「やらないこと」を増やしすぎないことです。
「これはダメ。」
「これもやらない。」
「これもしない。」
「これも禁止。」
そうやってルールを増やしてしまうと、
今度は自分を縛ることになります。
引き算のために、
新しいルールを大量に増やしてしまったら、
本末転倒です。
だから、
最初は一つでいい。
「これだけは、しばらくやらない。」
というものを決める。
それだけで十分です。
そして、
その一つを実際に減らしてみる。
一週間やってみる。
楽になったなら、
そのまま続ける。
必要だったと分かったなら、
戻してもいい。
合わなかったなら、
別のものを減らしてみる。
ここでも、
完璧を目指す必要はありません。
試してみる。
合わなければ戻す。
また試す。
この繰り返しでいい。
人生の最適解を、
最初から見つける必要はありません。
むしろ、
実際にやってみなければ、
何が自分に必要なのかは分かりません。
だから、
「選ばないことを完璧に決める。」
のではなく、
「一つ減らして、様子を見る。」
くらいでいい。
これなら、
大きな決断は必要ありません。
そして、
もう一つ大切なのが、
「人と同じものを減らす必要はない。」
ということです。
ある人にとってSNSは必要かもしれない。
でも、
別の人には必要ないかもしれない。
ある人にとって飲み会は大切かもしれない。
でも、
別の人には負担かもしれない。
ある人にとって仕事は生きがいかもしれない。
でも、
別の人にとっては減らしたいものかもしれない。
だから、
「世間ではこうするべき。」
ではなく、
「自分にとって必要か?」
で考える。
これが、
「選ばない」を自分のものにするためのポイントです。
他人のルールではなく、
自分の基準で決める。
それができるようになると、
人生は少しずつシンプルになります。
そして、
自分に必要なものが見えてきます。
例えば、
SNSを減らしてみた。
すると、
自分は意外とSNSを見なくても困らないことが分かった。
その時間で、
文章を書くようになった。
文章を書くことで、
自分が本当にやりたいことが見えてきた。
やりたいことが見えてきたから、
さらに必要のない予定を減らした。
その結果、
もっと自分の時間が増えた。
このように、
一つの小さな引き算が、
次の引き算につながることがあります。
そして、
最終的には、
「何をすればいいのか分からない。」
という状態から、
「これをやればいい。」
という状態へ変わっていく。
なぜなら、
余計なものが減ったことで、
自分の本当にやりたいことが見えやすくなるからです。
だから、
もし今、
「やりたいことが多すぎて、
何から始めればいいか分からない。」
と感じているなら、
新しいことを探さなくていい。
まず一つ、
なくても困らないものを探してみてください。
毎日見ているもの。
毎日やっていること。
毎週参加している予定。
毎月払っているお金。
毎日受け取っている情報。
一つだけでいい。
そして、
「これは今の自分に本当に必要なのか?」
と問いかけてみる。
必要なら残す。
必要なければ減らす。
それだけです。
人生を変えるために、
大きな決断をする必要はありません。
今日、
一つ選ばない。
一つやめる。
一つ手放す。
その小さな引き算が、
自分の時間を取り戻してくれます。
そして、
取り戻した時間の中で、
本当に大切なものを選べばいい。
何かを増やす前に、一つ減らす。
これを、
今日からの小さな習慣にしてみてください。
人生は、
足したものだけで豊かになるわけではありません。
減らしたことで生まれた余白が、
本当に大切なものを育ててくれることがあります。
第5章 人生を変えるために、まず一つ「選ばない」
ここまで、
「何をするか」ではなく、
「何をしないか」。
という視点について考えてきました。
私たちは、
人生を良くしようとするとき、
つい何かを足そうとします。
新しい知識を身につける。
新しい仕事を始める。
新しい習慣を作る。
新しい人と出会う。
新しい情報を集める。
もっと頑張る。
もっと成長する。
もちろん、
それが必要なときもあります。
でも、
何かを足す前に、
一度だけ考えてみてほしい。
「今の自分は、何を抱えすぎているだろう?」
と。
やること。
情報。
予定。
仕事。
人間関係。
持ち物。
選択肢。
気づかないうちに、
私たちはたくさんのものを抱えています。
一つ一つは、
決して悪いものではありません。
むしろ、
一つ一つには理由があったはずです。
必要だから始めた。
興味があったから買った。
大切な人だから付き合っている。
仕事だから続けている。
役に立つと思って情報を集めた。
最初は、
それぞれに意味があった。
でも、
時間が経てば状況は変わります。
昔は必要だったものが、
今は必要なくなっているかもしれません。
昔は大切だった習慣が、
今の自分には合わなくなっているかもしれません。
昔は必要だった人間関係が、
今の自分を苦しくしているかもしれません。
昔は役に立った情報が、
今ではただのノイズになっているかもしれません。
だからこそ、
定期的に「引き算」をする。
今の自分に必要なのか。
それとも、
ただ惰性で続けているだけなのか。
一度、
見直してみる。
そして、
必要がないと感じたものを一つだけ減らしてみる。
それで十分です。
大きな決断をする必要はありません。
人生を大きく変える必要もありません。
まずは、
今日一つだけ。
「これは、もう選ばない。」
と決めてみる。
例えば、
寝る前のSNSを見ない。
必要のないメールを解除する。
なんとなく見るニュースを一つ減らす。
使っていないアプリを削除する。
必要のない予定を一つ断る。
なんとなく参加している集まりを休む。
使っていないサービスを解約する。
誰かの期待に応えるためだけの行動を一つやめる。
何でもいい。
自分の生活を見渡して、
「なくても困らないもの」を一つ探してみる。
そして、
一つ減らす。
たったそれだけです。
でも、
その一つには意味があります。
一つ減れば、
一つ余白が生まれる。
余白が生まれれば、
少しだけ時間が戻ってくる。
時間が戻ってくれば、
自分のために使える。
自分のための時間が増えれば、
本当にやりたいことに気づける。
だから、
人生を変える最初の一歩は、
何かを始めることとは限りません。
何かをやめることから始まることもあります。
ここで、
もう一つ覚えておいてほしいことがあります。
「選ばない」というのは、
一度決めたら絶対に変えてはいけないものではありません。
今は選ばない。
でも、
半年後には必要になるかもしれない。
今は必要ない。
でも、
環境が変われば必要になるかもしれない。
それでいいのです。
人生は変化します。
仕事も変わる。
環境も変わる。
人間関係も変わる。
価値観も変わる。
だから、
自分の「選ばない」も変わっていい。
大切なのは、
一度決めたルールを守り続けることではありません。
今の自分に必要なものを、自分で選び直すことです。
誰かが決めた正解ではなく、
自分で考える。
世間が「やったほうがいい」と言っているからではなく、
自分に必要かどうかで決める。
みんなが持っているからではなく、
自分が本当に欲しいかどうかで決める。
みんなが参加しているからではなく、
自分にとって大切な時間なのかで決める。
そうやって、
一つずつ選択していく。
それが、
自分の人生を自分で経営するということでもあります。
人生は、
何でも手に入れればいいわけではありません。
すべてのチャンスを追えばいいわけでもありません。
すべての人に好かれればいいわけでもありません。
すべての情報を知ればいいわけでもありません。
すべての仕事を引き受ければいいわけでもありません。
選ばない自由があります。
そして、
その自由を使えるようになると、
人生は少しずつ軽くなります。
軽くなると、
動きやすくなる。
動きやすくなると、
本当に必要なことに集中できる。
集中できると、
小さな結果が生まれる。
その小さな結果が積み重なって、
やがて人生そのものが変わっていく。
これは、
前回のシリーズで扱った
「小さく始める」という考え方にもつながっています。
何かを始めるときも、
大きく始めなくていい。
何かを減らすときも、
大きく減らさなくていい。
一つでいい。
小さく始める。
小さく減らす。
そして、
少しずつ自分の人生を整えていく。
SINGLESELFが大切にしているのは、
そういう生き方です。
人生を複雑にするのではなく、
シンプルにする。
足りないものを探し続けるのではなく、
すでにあるものを見直す。
何かを足して自分を変えるのではなく、
余計なものを減らして、
本来の自分に戻っていく。
だから、
今日から無理に何かを始めなくてもいい。
まずは一つ、
「選ばないもの」を決めてみてください。
それは、
小さなことで構いません。
5分間SNSを見ない。
一つの通知を切る。
一つの予定を減らす。
一つの情報源を手放す。
一つの「なんとなく」をやめる。
その程度でいい。
重要なのは、
「自分で決めた」という感覚です。
誰かに言われたからではない。
世間がそうしているからでもない。
「自分には、これは必要ない。」
そう判断した。
その感覚を、
少しずつ育てていく。
すると、
人生の中にある選択肢を、
自分で整理できるようになります。
何を残すのか。
何を減らすのか。
何をやるのか。
何をやらないのか。
その基準が、
少しずつ自分の中にできていきます。
そして、
自分の基準ができると、
他人の人生と比べる必要も減っていきます。
「あの人はこれをやっている。」
「この人はこんなものを持っている。」
「みんなはこうしている。」
そんな情報を見ても、
「自分には必要ない。」
と言えるようになる。
それは、
とても強いことです。
人生の自由とは、
何でも選べることだけではありません。
選ばないものを、自分で決められること。
それもまた、
大きな自由です。
だから、
今日のあなたに一つだけ質問します。
「今の自分が、やらなくても困らないことは何ですか?」
仕事でもいい。
SNSでもいい。
情報でもいい。
人間関係でもいい。
買い物でもいい。
習慣でもいい。
小さなことで構いません。
一つだけ見つけてみる。
そして、
一週間だけ選ばない。
やめてみる。
減らしてみる。
距離を置いてみる。
その結果、
少し楽になったなら続ければいい。
必要だったと分かったなら戻せばいい。
それでいいのです。
完璧な答えを探す必要はありません。
人生は、
試しながら整えていけばいい。
一つ減らす。
一つ余白が生まれる。
その余白に、
本当に大切なものを置く。
この繰り返しです。
人生を豊かにするために、
いつも何かを足す必要はありません。
時には、
一つ減らすだけでいい。
そして、
その「一つ」が、
自分の人生を変えるきっかけになるかもしれません。
今回から始まった「選ばない技術」は、
ここで終わりではありません。
明日からは、
さらに具体的に、
「何をやらないのか」
を考えていきます。
まずは、
あなた自身の生活を見渡してみてください。
そして、
一つだけ選ばないものを決めてみる。
人生は、
「もっとやらなければ」で
苦しくなることがあります。
でも、
「これは、もうやらなくていい。」
と決めた瞬間、
少しだけ肩の力が抜けることがあります。
その余白こそが、
あなた自身の人生を取り戻すための場所です。
もし、
こうした「人生から余計なものを減らす考え方」を、
もっと深く知りたい方は、
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ブログでは書ききれない、
日々の選択や働き方、
お金や時間との付き合い方について、
より実践的な形でお届けしていきます。
「もっと頑張る」ではなく、
「余計なものを減らす」。
そんな生き方を、
一緒に考えていきましょう。
今日、
あなたが選ばないものは何ですか?
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